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*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
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2009 Whiteday Special 司編 ~花より男子・つかつく~

Category : 2009 Whiteday Special ~花より男子~
 -tsukushi-

 「司が、帰って来てるって知ってた?」
 
 類のその声に、あたしは思わず足を止める。
「え・・・・・?何それ・・・・・?知らないよ、あたし・・・・・」
「やっぱり・・・・・知らなかったんだ」
 類の言葉に、あたしの胸がどきどきと騒ぎ出す。
「どういうこと?何であたしに言ってこないの?」
 不安に掻き立てられて類の袖口を掴むと、類があたしを見てふっと微笑む。
 優しい、包み込むような笑顔。
「・・・・・たぶん、これのせいじゃないかな・・・・・」
「え・・・・・?」
 何のことかわからず首を傾げる。
 と、類は持っていたバッグからリボンのかかった小さな包みを取り出した。
「はい、これ」
「へ・・・・・?」
 差し出されたものを思わず素直に受け取ってから、戸惑う。
「えっと・・・・・花沢類?これは・・・・・」
 あたしの反応を、くすくすとおかしそうに笑う類。
「今日、ホワイトでーでしょ?」
「あ・・・・・」
「やっぱり忘れてたんだ」
「だって・・・・・・花沢類からもらえるなんて思ってなかったから、全然・・・・・」
 確かにバレンタインデーに日ごろの感謝の気持ちをこめて、チョコレートはあげたけれど・・・・・。

 道明寺にあげるために何度も失敗したチョコレートケーキ。
 その失敗作の、それでもおいしく焼けてた部分をくっつけて、無理やり小さなチョコレートケーキを作ったあたし。あまりに不恰好なケーキに、これはあまりにもひどいと思ってもう一度作り直そうと思ったとき、類が言ったのだ。
「それでいい。そのほうが牧野らしい」
 にっこりと、いつものように穏やかに笑う類。
 その笑顔に癒されて、あのチョコレートケーキを渡したけれど・・・・・・

 「こ、こんなのもらえないよ!あんな、失敗作のチョコレートケーキだったのに!」
 あたしが慌ててもらったその包みを類に返そうとすると、類がやんわりとあたしの手を押し戻した。
「いいんだ。気持ちが嬉しかったから。それよりも・・・・・早くこれ、しまったほうがいいと思うけど」
「へ?なん・・・・・・」
「牧野!!てめえ、何やってやがる!!」
 突然響いて来た怒鳴り声に、あたしは驚いて目を見開いた。
「道明寺!?」
 肩で息をし、これ以上ないくらい不機嫌な顔であたしと類を睨みつけて立っていたのは、紛れもなく道明寺だった・・・・・。


 「友チョコだあ~~~?」
 道明寺のリムジンに乗せられて、どこかへ向かいながら。
 あたしは、さっきまでの状況を説明していた。
「だって、類には日ごろからお世話になってるから・・・・・。まさか、御礼もらえるなんて思ってなかったけど。あんなへんてこなチョコレートケーキ・・・・」
「お前が作ったものなら、何でもいいんだろ」
 道明寺が肩を竦めて言った。
「類のお前に対する気持ちは知ってるだろ。たとえへんてこなものだって、それが食べられないものだとしたってあいつには関係ねえんだ」
「道明寺・・・・・・」
「わりい・・・・・。離れてると、どうも不安になっちまうもんだな。類が、俺を裏切るわけないって信じてるつもりなんだが・・・・・」
「・・・・・そうだよ。信じてよ、類のことも・・・・・あたしのことも・・・・・」
 そう言ってやると、道明寺はあたしを見てにやりと笑った。
「ああ・・・・・」
 道明寺の手が伸びてきて、あたしの肩を引き寄せる。
 されるがままに道明寺抱き寄せられ・・・・・
 唇が、重なった。

 先月のバレンタインデー以来、1ヶ月ぶりのキスだ・・・・・。

 
 道明寺の屋敷に着くと、たま先輩やメイドさんたちに挨拶をして道明寺の部屋へ行く。

 「まだ、たまの話し相手に来てんのか?」
「うん。たま先輩と話してるの、楽しいもん。あたしの楽しみでもあるんだから、やめろとか言わないでよね」
「いわねえよ。言っても無駄だろうしな。ただ、あのババアがこれからも幅きかせやがんのかと思ったらウンザリしただけだ」
「またそういうこと言って・・・・・本当は好きなくせに。素直じゃないんだから。大体、道明寺は恩知らずなのよ。いつだってたま先輩がいなかったら―――」
 突然、腕を引っ張られ、道明寺の正面を向かされたかと思ったら、あっという間に唇が重なる。

 乱暴な口調や素振りとは正反対の、優しいキス。
 いつもこのキスに酔わされながら・・・・・ほんの少し、不安な気持ちが首をもたげる。

 昔、あたしと出会う前に遊んでた時期があったって言ってた。
 もう、そんな昔のことをとやかく言うつもりはないけれど・・・・・

 ―――今は、あたしだけ、だよね・・・・・・?

 「・・・・・何考えてる?」
「え・・・・・?」
 唇を離し、至近距離で含み笑いであたしに聞く道明寺。
「べ、別に・・・・・」
「・・・・・安心しろよ。お前以外の女に、触れたりしてねえから」
「―――むかつくっ、その言い方」
 何もかもわかったような顔しちゃって。
 あたしがむっとして言い返しても、楽しそうに笑ってる道明寺が憎たらしい。
「・・・・・お前こそ」
 急に、まじめな顔になってあたしの腕を掴む道明寺。
 至近距離に、きれいな顔。
 いつ見ても、どきどきする・・・・・。
「な、なによ」
「俺以外のやつに・・・・・触れさせるなよ」
 そう言って、あたしを抱きしめる力強い腕。
「道明寺・・・・・・?」
「お前には・・・・・逃げられないように、首輪が必要だな」
「え・・・・・?きゃっ」
 突然、首に冷たい感触。
 驚いて道明寺から離れようとするのを、道明寺が止める。
「だから、逃げるなよ」
 にやりと笑う道明寺。
 あたしは、自分の胸元を見下ろした。
「これ・・・・・」
 小さな赤い石が付いた、ハートのネックレス。
「お前にやる。ホワイトデーだからな。チョコレートのお礼だ」
「な・・・・・何言ってんのよ、全然違うじゃん!これ、ルビーかなんかでしょ?こんな高いもの・・・・・」
「俺は、お前からそれ以上のものもらってると思ってる。俺からやれるのは、こんなものくらいだ」
「こんなものって・・・・・」
「一番大事なものは、金じゃ買えない。俺にとって、おまえ以上に価値のあるものなんかねえ。その俺がお前にやれるものは、こんなものくらいだ。だけど・・・・・形じゃないものなら、いくらでもやれる」
「道明寺・・・・・」
 道明寺の瞳が、やさしくあたしを見つめる。
「俺が、愛してるのはお前だけだ・・・・・。俺の心を全部、お前にやるよ・・・・・」
 涙が溢れ、あたしの頬を濡らす。
「もう、十分だよ・・・・・・。一番、欲しかったもの、もらったもの・・・・・・」
 そうしてまた、口づけを交わす。

 何度も口付けを交わし、抱き合い・・・・・

 やっぱり、あたしにはこの人しかいないと。
 心からそう思った瞬間だった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ホワイトデー、司編でした♪
 司の場合、どう描こうかいつも悩みながら試行錯誤してしまいます。
 結果はこんな感じで・・・・・
 司に違和感がないといいんですけども・・・・・(^^;)

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2009 Whiteday Special あきら編 ~花より男子・あきつく~

Category : 2009 Whiteday Special ~花より男子~
 「結婚しようか」
 突然美作さんがそう言ったのは、2人で美作邸の庭を散歩していた時だった。
「え?」
 あたしが驚いて足を止めて美作さんを見ると、美作さんがにっこりと笑った。
「卒業したら」
 まるで、明日の約束でもするかのように普通に言われ、逆に戸惑ってしまう。
「あの、結婚て、でも・・・・・」
「いやか?」
「い、いやじゃない!いやじゃないけど、でも、そんな急に・・・・・」
「急じゃねえよ」
 美作さんは笑って答えた。
「俺はずっと考えてた。きっと、卒業したら俺は海外に行くことになる。なかなか帰ってくることもできなくなるだろうし・・・・・そしたらお前と会える時間も・・・・・お前はそれでも平気?」
 立ち止まり、真剣な眼差しであたしを見つめる美作さん。
「それは・・・・・平気じゃ、ないけど・・・・・」
「俺は、耐えらんねえ。お前がいない毎日なんて。その間にもし、お前を他の男にかっさらわれたら?」
「そんなこと・・・・・!」
「絶対ないって言いきれるもんじゃねえだろ?俺は・・・・・そんな心配をしながら、お前と離れて暮らすのは嫌だ。だから・・・・・俺の我が侭かもしれないけど、俺についてきて欲しい」
 まっすぐにあたしを見つめる美作さんの瞳。
 突然の話であたしの頭の中はパニック状態だ。
 でも・・・・・

 「あたしで、いいの?」
 あたしの言葉に美作さんは満面の笑みを浮かべた。
「お前がいいんだ」
 涙が溢れて頬を滑り落ちた。
「結婚しよう」
「―――はい」
 自然に抱き合い、その胸に顔を埋める。
「―――よかった・・・・・」
「え・・・・・」
「断られたら、どうしようかと思ってた。これ―――」
 そう言うと、美作さんはポケットから小さな箱を出してあたしの手のひらに乗せた。
「これ・・・・・」
「開けてみ」
 美作さんに促され、震える手でそれを開ける。

 中から出てきたのは、かわいらしいピンク色の石が乗ったプラチナのリングで・・・・・

 あたしが何も言えずそれを見つめていると、美作さんがそのリングを取り上げ、あたしの左手をとった。
「まだ、正式なもんじゃねえから・・・・・これは予約、な」
「予約・・・・・?」
「そ。ちゃんと俺自身が稼いだ金で、買いたいと思ってる。だから、今はこんなもんしかやれねえけど・・・・・」
 そう言って、美作さんはあたしの左手の小指に、そのリングをはめた。
「ホワイトデーのプレゼントだと思って、妙な遠慮はするなよ」
「ホワイトデーって・・・・・高価過ぎるよ、こんなの・・・・・」
 プラチナの台だけだってかなりしそうだ。
「じゃ、やめるか?」
 美作さんがにやりと笑う。
「え?」
「お前がやめるなら、他のやつ探すけど?」
 その言葉に、冗談だってわかってても、悲しい気持ちになってしまう。
「・・・・・ひどい」
 涙がまた溢れそうになった時、美作さんの腕があたしを包み込んだ。
「・・・・・うそ。俺にはお前しかいない。だから・・・・・それ、受け取って」
「・・・・・うん」
 あたしが頷くと、美作さんがほっと息をついたのがわかった。

 その瞬間、漸く気付いた。
 美作さんも緊張してたんだってことに・・・・・。

 そう思ったら、なんだか嬉しくて、美作さんがすごく愛しくて・・・・・

 あたしは美作さんの背中に腕を回し、ぎゅっとしがみついた。
「大好きだよ・・・・・。ずっと、美作さんと一緒にいたい・・・・・」
「うん・・・・・」
 そう言ってまたぎゅっと抱きしめてくれた。

 ずっと抱きしめていて。

 ずっとずっと、離さないで・・・・・

 2人で一緒に、幸せになりたい。

 だから・・・・・どこまでも、あなたについて行くよ・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ホワイトデーって、なかなか難しい・・・・・。
 単なるお返しっていうのもなんだかって感じだし。
 F4のお返しって言ったらそれだけですごそうだなあと、
 思いを馳せながら書いてみました♪

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2009 Whiteday Special 総二郎編 vol.1~花より男子・総つく~

Category : 2009 Whiteday Special ~花より男子~
 「いない?」
 思わず聞き返していた。
 待ち合わせの場所になかなか現れない牧野。携帯に電話しても繋がらないし、また寝過ごしたのかと思って家の方へかけてみれば本人はいないと言う。
「いないって、どういうことですか?いつから?」
 電話口の向こうの牧野の母親が戸惑ったように答える。
「それが昨日から帰ってなくて・・・・・。花沢さんと一緒だと思うんですけどね」
 その言葉に、俺は愕然とした。
「・・・・・類と・・・・・?」
 電話口の向こうで、牧野の母親が何か言ってる。
 だけど、俺の耳には入ってこなかった。

 ―――どうして類と?昨日から帰ってないってどういうことだ?

 ざわざわと、俺の胸が騒いでいた。
 
 すぐには動くことが出来ず・・・・・
 いつの間にか電話が切れていることに気付き、俺はとにかく類に連絡しようと短縮ボタンを押した。

 暫くして、電話が繋がる。
『――――あい』
 眠そうな、類の声。
 俺は思わずカッとなって叫んだ。
「てめえ!牧野をどうした!!」
『・・・・・・は?総二郎?何言ってんの?』
「何じゃねえよ!牧野は!?今、どこにいる!?」
『って・・・・・うちだけど。ちょっと待って。牧野がどうかしたの?』
 類の口調が変ったのが分かった。
 俺も、漸くそこで少し冷静になる。
「おい・・・・・お前、牧野と一緒じゃねえのかよ?昨日、牧野と会ったんじゃ・・・・・」
『俺、今週は牧野に会ってないよ。ずっと家の仕事で忙しかったんだ。大学にも行ってないの、総二郎だって知ってるでしょ』
「・・・・・じゃあ、牧野とは会ってないのか?」
『そう言ってるでしょ。牧野がどうしたの?どういうこと?』
「・・・・・昨日から、家に帰ってないって・・・・・お前と一緒にいるって言うから・・・・・・」
 そこまで言って、俺ははっとした。
 牧野が類と一緒だと聞いて動揺し、その後の話をほとんど聞いていなかったけれど。
 あの後、母親はなんて言ってた?
 切れ切れになって、頭に蘇る言葉。
 
 『夕べ電話があって』

 『類が大変だって』

 『急いでいかなきゃって、慌てて・・・・・』

 『総二郎?』
「お前・・・・・昨日は、仕事だった・・・・・?」
『うん。家に帰ったのは、夜中の1時ごろだったかな。牧野と連絡は?』
「いや・・・・・携帯が繋がらなくて・・・・・・」
『・・・・・牧野に、何かあったってこと?』
 ドクン、ドクンと、さっきよりも強く、心臓が嫌な音を立てる。
 喫茶店にいた俺は、ふと店の入口に目を向けた。
 それは無意識だったけれど・・・・・・

 その俺の目に飛び込んできたのは、息を切らしながら店に飛び込んできた牧野だった。
「牧野!!」
『え?牧野?』
「類、悪い、後でかけなおす!」
 そう言って俺は乱暴に電話を切ると、牧野のそばへ駆け寄った。
 牧野が俺に気付き、笑顔になる。
 だけどその顔は、無数の擦り傷で傷つき、唇も切れて血が垂れていた。

 店の人間が、驚いて牧野を見ている。
「牧野!何があった?」
「西門さん、ごめん、遅れ・・・・・・」
 そう言ったかと思うと、牧野はまるで緊張の糸が切れたかのように、その場に崩れ落ちた・・・・・。
「牧野!!」
 周りがざわざわと騒ぎ出す中、俺は牧野を抱きかかえ、その名前を呼んだ。

 ―――何があった?誰にやられた?お前を、こんな目に合わせたのは誰だ・・・・・?

 
 「総二郎!」
「あきら、ここ病院だよ、静かに」
 あきらと類が、牧野の眠る病室に入ってくる。
「よお、来たか。大丈夫だよ、よく眠ってる」
 2人がベッドに横になる牧野の顔を見て、ほっと息をつく。
 傷だらけの顔だが、頬には赤みが差し、大分呼吸も楽そうだった。
「・・・・・何かわかったか?」
 あきらを見て聞くと、あきらはちらりと牧野を見てから、俺に視線を移した。
「ああ・・・・・。お前の言った通りだったよ。先月のバレンタインデーに、告白されただろ。隣の女子大に通う、田村礼子って女だ」
「田村・・・・・ああ、あれか。俺の家の前で待ち伏せしてた、煩そうな女」
「その女が、結構なお嬢で・・・・っつってもたいしたことはねえけど。田村興産の社長の姪っ子だとさ。で、その女がお前に振られた腹いせに、自分の取り巻き使って牧野呼び出して、拉致ったらしい。取り巻きの1人を捕まえて吐かせた。牧野を探して走り回ってたよ。呼び出す口実に使ったのは類。類が、仕事中に事故にあったから、すぐに来て欲しいって呼び出したらしい。類が会いたいって言ってるって言えば、牧野が慌てて駆けつけるってことは計算済み。で、牧野を自分のマンションに監禁して、男たちに、痛めつけろと命じた。だけど、そんな男たちに黙ってやられるような女じゃねえからな、牧野は。抵抗して暴れまくったらしい。手に余ると思った男たちは牧野を部屋に閉じ込めて鍵をかけた。部屋にはトイレもあるし、牧野も仕方なくその部屋でおとなしくしてたらしい・・・・けど、今日の昼過ぎになって急に騒ぎ始めたって」
「・・・・・俺との約束が、昼の1時だったからな」
「ああ。で、腹減ったとか、いろいろ騒ぎ始めたから男の1人が食いもんを買いに行って、それを部屋に持って行こうとしたとき・・・・あいつが、隙を見て逃げ出したったわけだ」
「それで牧野は、そのまま総二郎との待ち合わせ場所に向かったんだね」
 類が牧野の傍へ行くと、そっとその髪を撫でた。
 微かに、牧野の睫が揺れる。
「・・・・・ぜってーゆるさねえ。田村礼子も、その取り巻きとやらも・・・・・もう二度と俺の前に姿を見せられねえようにしてやる」
「男たちのことは俺らに任せろよ。お前は・・・・・田村礼子に、話つけろ」
 あきらが落ち着いた口調でそう言った。
 いつもと同じように見えるが、俺にはわかる。 
 あきらも類も、相当頭に来てるってことが。
 俺たちを怒らせたら、ただじゃ済まないってこと、嫌って程思い知らせてやる・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いろんな話を考えて・・・・・結局総二郎の話は、いつも長くなってるような気が(^^;)
 書いてて楽しいお話っていうのは、長くなってしまいます。
 ホワイトデースペシャル、総二郎編です♪

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2009 Whiteday Special 総二郎編 vol.2~花より男子・総つく~

Category : 2009 Whiteday Special ~花より男子~
 牧野の睫毛が微かに揺れ、ゆっくりとその瞳が開いた。
「牧野・・・・・大丈夫か?」
「西門さん?」
 ゆっくりと視線をめぐらし、その瞳が俺を捕らえる。
「ここ・・・・・」
「病院。よくよく、お前は病院に縁があるよな、頑丈な割に」
 そう言って軽く笑って見せると、牧野は少し顔を顰めた。
「何よ、あたしだって好きで・・・・・って言うか、いつ病院に?」
「覚えてねえか?何があったか・・・・・」
 俺の言葉に、牧野は少しの間考え・・・・・・
「・・・・・思い出した。じゃ、あれ、夢じゃなかったんだ・・・・・」
 そう呟くと、牧野は俺の方を見た。
「・・・・・西門さんは、もう知ってるの?何があったか」
「大体はな。けど、お前の口から聞きたい。何があった?」
 牧野は、天井の方に目を向け、ゆっくりと話し始めた・・・・・。


 -tsukushi-
 『花沢さんが、仕事中に事故に遭われて、怪我をされたんです!うわ言の様に牧野さんのお名前を呼んでらして・・・・すぐに来てください!場所は―――』
 あたしは、電話を切るとすぐに家を飛び出した。
 呼び止める母親に、なんて言ったかもよく覚えていない。
 とにかく急がなくちゃ。

 そうして向かった先は大きな大学病院。
 あと少しでそこに着こうという時だった。
 突然後ろから羽交い絞めにされ、車の中へ押し込まれた。

 車に乗っていたのは運転手も含めて4人の男たち。
 あっという間に目隠しをされ、猿轡をかまされ、手首と足首を紐のようなもので縛られ、身動きもできず、叫ぶことも出来なかった。
 どこへ連れて行かれるのかわからない恐怖に震えながら、車の音を聞いていた。

 着いた先は、高級そうなマンション。
 その1室に連れて行かれ、あたしを迎えたのは長い髪の毛をカールさせ、派手な化粧をしたブランド物で身を固めた女だった。
 
 女はあたしに平手打ちを浴びせると、あたしの胸倉を掴み、鬼のような形相で睨みつけた。
「誰、あんた」
 あたしの言葉に、フンと鼻を鳴らすと、あたしの体を思い切り壁に叩きつけた。
「あんたに名前を教えてやる義理はないわ。―――いい?この女を顔が見られなくなるくらい痛めつけて。もちろんその体もあんたたちの好きにしていいわ。二度と西門さんと会うことが出来ないくらい・・・・・かわいがってやんな」
 そう言うと出て行ってしまった。

 ―――西門さん

 確かにあの女はそう言った。
 そうか。あの女は、西門さんのことが好きで・・・・・それで、あたしを嵌めたんだ・・・・・。

 簡単にまた騙されてしまったことで、あたしは自分に腹が立ってしょうがなかった。
 『類が怪我をした』
 そんな言葉を聞いて、冷静さを失ってしまった。
 これじゃあ、西門さんだけじゃなくって、類にも怒られちゃう・・・・・。

 そんなことを考えていたら、突然腕を引っ張られ、床に投げつけられた。
「イタッ!!」
「こんな女のどこがいいんだか・・・・・F4も、噂ほどたいしたことねえんじゃねえの?」
「まったくだぜ。礼子さんの方がよっぽど―――」
「おいっ、礼子さんの名前出すなよ!」
「やべ、ってか、おまえだって・・・・・」
 ふーん。『礼子』っていうのか、あの女・・・・・
 てか、こいつら馬鹿?
「・・・・・あたしに触んないで」
 あたしを取り囲む男たちを睨みつける。
 4人の間をすり抜けていくのは難しい。
 どうしたらいい?
 こんなところで・・・・・やられてたまるかっつーの!
 明日は、西門さんと約束があるのに・・・・・!

「そうはいかねえよ。なあ?」
 男の1人が、厭らしい目であたしの体を嘗め回すように見る。
「ああ。あの方のご命令だからな。存分に痛みつけて・・・・・」
「まあ待てよ。その前に楽しませてもらおうぜ。好きにしていいってお許しが出てるんだし」
「そうだよな。こんなんでも、一応女だしよ。あのF4を手玉に取るようなやつだ。さぞかしいいもん持ってんだろうぜ」
 クックッといやらしく笑う男たち。
 じりじりとあたしに近づいてくるのを睨みつけながら・・・・・あたしは、必死に考えていた。逃げる方法を・・・・・


 「それで?」
「・・・・・それからは、よく覚えてない」
「覚えてないって、お前!」
「だって、仕方ないじゃない。必死だったんだもん。とりあえず近くの男の足引っ張って立ち上がって、そのまま近くの男ぶん殴って、襲いかかってきた男ぶっ飛ばしてってやってたんだけど、さすがに4人はきついよ。傍にあったクッションやら雑誌やらを投げたり電話投げつけたり、ゴミ箱振り回したり、散々暴れてやったけど、あたしも殴られちゃった。殴ったやつの顔覚えてないけど、4人とも絶対やり返してやる!!」
 あたしの言葉に、西門さんはがっくりと肩を落として溜息をついた。
「・・・・・そんだけ暴れりゃ十分だ・・・・・で、その・・・・・大丈夫なのか?」
 西門さんの言葉に、首を傾げる。
「何が?」
「だから・・・・・・やばいことはされてねえのかっての!!」

 暫くの沈黙の後・・・・・
 あたしは、漸く西門さんの言わんとしていることを理解し、慌てて首を振った。
「さ、されるわけ、ないでしょ!!変なこと言わないでよ!!」
 真っ赤になってそう叫んだ途端―――

 あたしは、西門さんの腕にぎゅうっと抱きしめられていた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ああ、ここで終わりにする予定が・・・・・・
 たぶん、次回で終わり・・・・・・です。
 っつーか、これ、ホワイトデーのお話か?

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2009 Whiteday Special 総二郎編 vol.3~花より男子・総つく~

Category : 2009 Whiteday Special ~花より男子~
 「無事でよかった・・・・・」
「西門さん・・・・・」
 牧野のぬくもりに俺は漸く安堵の溜め息をついた。
「ごめんな、また、俺のせいで・・・・・」
「西門さんのせいじゃないよ」
「だけど・・・・・ごめん」
「謝らないで。西門さんのせいじゃないって・・・・・」
「そうじゃなくて」
「え?」
 牧野が不思議そうに俺を見上げる。
「お前をこんな目に合わせて、申し訳ないって思ってる。でも、それでも俺は、お前を離せない。お前が傍にいなきゃダメなんだ。だから・・・・・ごめん」
 傷ついた牧野を見て、守ってやれなかった自分に怒りを覚えた。
 俺のせいじゃないと言われても、それで納得できるわけがない。
 それでも・・・・・俺には、牧野が必要なんだ・・・・・。

 「・・・・・よかった」
 牧野の言葉に、俺は思わずその顔を見る。
 すると、牧野は俺を見上げてにっこりと微笑んだ。
「責任感じて、別れるなんて言い出したら、殴ってやるとこだった」
「お前な・・・・・それだけはやめてくれ。その後、絶対類にも殴られることになるんだから。この俺を傷物にするつもりかよ」
「だから、別れるなんて、言わなきゃいいでしょ?あたしのことが・・・・・嫌いになったって言うんなら仕方ないけど」
「アホ。それこそありえねえっつーの」
 俺の言葉に、牧野が嬉しそうに笑う。
「・・・・・絶対、はなさねえから・・・・・。それから、これからは何か行動する前に必ず連絡しろよ。もう・・・・・こんな思いはしたくねえ」
 そっと、牧野の顔の擦り傷に指で触れる。
 こんな擦り傷はすぐに消えるだろう。
 それでも・・・・・こんな風に傷だらけになった牧野を見るのは、辛かった。
「ん・・・・・わかった」
 素直に頷く牧野の髪を撫でる。
 そして牧野の手を取り・・・・・
 不思議そうに俺の顔を見上げる牧野をよそに、俺はポケットからあるものを取り出し、それを牧野の指に嵌めた。
 それを見て、牧野の瞳が驚きに見開かれる。
「西門さん、これ・・・・・・」
「今日、ホワイトデーだろ?これを・・・・・お前に渡したかったんだ。お前が類と一緒だって聞いたときはほんとにショックだったんだぜ・・・・・」
「ご、ごめん、だって・・・・・」
「ん、わかってる。だから・・・・余計にこれ、渡さなくちゃいけないと思った」
「へ?」
「お前と、もう離れてるのは嫌だ。ずっと、いつも一緒にいたい・・・・・・。つくし」
 名前を呼ぶと、牧野は頬を染めて俺を見つめた。
「俺と・・・・・結婚してくれ」
「で・・・・・も・・・・・あたし・・・・・」
「いや、か?」
 俺の言葉に、慌てて首を振る牧野。
「そうじゃ、なくて。だって、家のこと、とか・・・・・」
「それは、俺がどうにかする。大丈夫。絶対、お前を幸せにして見せるから・・・・・。だから、俺についてきてくれ・・・・・」
 牧野の大きな瞳から、涙が零れた。
「つくし・・・・・・?返事は・・・・・?」
 流れる涙を指で救いながら、耳元に囁く。
「O.K・・・・・?」
「・・・・・O.K」
 その言葉に漸くほっとして・・・・・
 俺は牧野の唇に、キスを落とした。

 何度も、何度も確かめるようにキスをして・・・・・・
 
 いつの間にか、ドアのところであきらと類がこちらを眺めているのに気付いたときの牧野の顔は、いつまでも忘れられないものとなった・・・・・。


 「ご、ごめんなさい・・・・・・わ、私、彼女を傷つけるつもりは・・・・・・」
 F3に行く手を塞がれた田村礼子は、壁に追い詰められていた。
「へ~え?聞いた話とずいぶん違うな。けど、そんなことはどうでもいい。いいか、もう二度と牧野に近づくな。今度あいつに何かあったら・・・・・おれはあんたをゆるさねえ。あんたも、あんたの一族も、ただじゃすまねえと思え」
 俺の言葉に、礼子は真っ青になって震えた。
 俺も、これほど女に怒ったことはないと思う。
「もし牧野がこの世からいなくなったとしても、俺があんたを好きになることは絶対にない。俺が惚れる女は、どんなことがあっても牧野以外にはいねえ。・・・・・・わかったか」
 じろりと睨みつけ、低い声で脅してやると、礼子は声も出せずにただこくこくと頷いたのだった・・・・・。


 「・・・・・またこんなこと、あるんじゃないの」
 3人で歩きながら、類がポツリと呟いた。
「・・・・・だから、結婚するんだよ。もうこんなのは冗談じゃねえ」
 俺の言葉に、あきらも頷く。
「ま、そのほうがいいだろうけど・・・・・・。それで、あの牧野がおとなしくなるとも思えねえけどな」
「やめてくれ。それが1番の悩みの種なんだ。あのやろう、俺の気もしらねえで勝手に飛び回るから・・・・・」
 と、類がくすくすと笑い出す。
「それでこそ牧野だよ。大丈夫。総二郎が無理なら、俺がいるし。今回みたいなことにならないように俺もなるべく傍にいる」
「・・・・・・いや、お前はいい」
「って言われると思ったけど。でも、牧野を心配する気持ちは俺も一緒だからね。たとえ総二郎と結婚しても、俺と牧野の関係は変わらないから、そのつもりでいて」
 にやりと笑う類に・・・・・・・顔が引き攣るのは仕方のないところだろう。
 横では、あきらがげらげら笑ってる。

 まあいいか。
 牧野を捕まえとくには、俺だけじゃ無理かもしれない。
 一生離すつもりはないけれど。
 あいつが勝手に飛び回るのを止めるのはたぶん無理だろうから・・・・・・
 こいつらにも、協力してもらうしかねえよな・・・・・・

 そんなことを思って、苦笑するしかない俺だった・・・・・・。


                               fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちゃんと終われた。
 〆は類くんです♪
 どんな話にしようかな~(^^)

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