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*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
*閲覧については自身の責任においてお願いいたします。
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*万が一このブログをお読みになって不快感を感じられたとしても責任は負いかねますのでご了承ください。

Only one. vol.1 ~花より男子・総つく~

Category : Only one. ~花より男子・総つく~
 「今更何を迷う必要があるって言うんだ?」
 イライラと言う俺を困ったように見つめる牧野。
「だから、そういうんじゃなくて、引越しがあるんだってば、その日」
「プロムは卒業式の後だぜ。間に合うだろ?」
「簡単に言わないでよ。西門さんにはわからないだろうけど、大変なんだから」
「何だよ、俺にはわからないって」
 売り言葉に買い言葉。
 2人で暫し睨み合う。


 俺と牧野が付き合い出したのは去年のクリスマスから。

 N.Y.に行ってしまった司と別れ、落ち込んでいた牧野を励ましたりして一緒にいるうちに自然にそうなっていた。

 そして俺たち3人の卒業式。
 英徳では毎年卒業式の後にプロムと呼ばれるダンスパーティーが開かれていた。
 参加は自由。一応パートナー同伴ということになっている。

 もちろん俺は牧野を誘った。
 が、牧野の返事は実にそっけないもので。

 『あ、あたし無理。その日引越しがあるの』

 そりゃあないだろう。
 牧野の事情はわかってるつもりだ。
 でも、もうプロム用のドレスだって用意したっていうのに・・・・・。

 考えたくなくても、余計なことを考えてしまう。

 先週、あきらから聞いた話が頭に蘇る。
 ずっとN.Y.に行ったきりだった司が、卒業式には顔を見せるというのだ。
 プロムにまでは出られないが、卒業式ぐらいは・・・・ということらしい。

 今更、とも思う。
 だけどやっぱり気にならないはずはない。
 ずっと2人のことを見て来たのだから・・・・・。

 「・・・・・司に、知られたくないわけ?俺たちのこと」
 俺の言葉に、牧野が目を見開く。
「は?何言ってんの?道明寺は関係ないでしょ?大体、言わなくたってあいつならもうとっくに知ってるんじゃないの?」
 そう言ってぷいと横を向く牧野。
「どうだか、俺はしらねえよ。けど、お前がそこまで断る理由っつったらそれくらいしか思いあたらねえ。司に会うのが怖いのか?もしまだ司がお前を想ってて、それを告白されたりしたら、おまえはまたあいつのところに行くのかよ」
「そんなこと、ありえない。さっきから何言ってんのよ。あたしは、引越しがあるからいけないって言ってるの!道明寺は関係ない!」
「だから!引越しが終わってからでも十分間に合うって言ってるだろ?何でそこまで頑なに拒むんだよ?そんなに俺の相手が嫌かよ!だったら他の女誘うぞ!」
 勢い余って口から飛び出した俺の言葉に、牧野の瞳が一瞬揺れる。

 しまった、とは思ったが、今更引くに引けない。
 俺も少し、意地になっていた・・・・・。

 「・・・・・じゃあ、そうすればいいじゃない」
 低く、感情を抑えた声。
 すっと視線を外し、下を向く。
「牧野―――」
「無理して、あたしなんか誘わなくったっていいよ。どうせ西門さんとあたしじゃ吊り合わないもん。ドレスだって似合わないし。もっと西門さんに合う人を誘えばいい」
「おい―――本気で言ってるのか?」
 牧野は俯いたままだ。
「おい、こっち向けよ」
 そう言って、牧野の腕を掴もうとした瞬間、その手を振り払われる。
「あたし―――バイトがあるから」
 そう言って、駆け出す牧野。
 追いかける間もなかった。
 あっという間に遠くなっていく背中を、俺は道の真ん中に立ってただ見送るしかなかった・・・・・。

 
 「―――で、どうすんだよ?本当に他の女誘うつもりか?」
 あきらの家に上がりこみ、適当に作ってもらったカクテルを飲みながらソファーにもたれる。
「そうできたら、どんなに楽か―――」
「何だよ、結局惚気に来たのかよ」
 あきらが呆れたように言う。
「まさか、断られるとは思ってなかった」
「・・・・・ま、あいつにも事情はあるだろ。引越しがあるってのも本当だろうし・・・・・。自分は場違いだとでも思ってるんじゃねえの?」
「それだけであんなふうに拒むか?司のこと・・・・まだ引き摺ってんじゃねえのか?」
 俺の言葉に、あきらがちょっとイラついたように溜息をついた。
「総二郎、いい加減にしろよ。牧野が司と別れてから、俺たちは3人で牧野を見守ってきた。類が牧野に惚れてることも知ってたし、俺だって・・・・・。その中で、牧野が選んだのはお前だ。いい加減な気持ちで、お前と付き合うことを決めるような女じゃないってことくらいお前だって知ってるだろ?あいつのこと疑うなら、すっぱりと別れちまえよ。そうすりゃあ俺も類も、心置きなく牧野を口説けるってもんだぜ」
 グラスの酒を一気に飲み込み、席を立つあきら。
「―――俺はもう寝る。飲みたきゃ勝手に飲んでろよ」
 そう言うと、さっさとリビングから出て行ってしまった・・・・・。

 「んなこと・・・・・わかってるっつうの・・・・・」
 司と別れて、傷ついた牧野を励ましていたのは俺だけじゃない。
 類はほとんどの時間牧野に付きっきりだったし、あきらも牧野を気遣い、世話を焼いていた。
 そうしているうちに、類だけじゃなく、俺やあきらも牧野に惹かれていったんだ・・・・・。

 牧野が、俺を思ってくれてるってことはわかってるつもりだ。
 けど、不安になるのは何でだろう。
 俺は牧野だけを見つめてる。
 だから牧野にも、俺だけを見ていてほしいと思う。
 
 だけど現実には、牧野が見ているのは俺だけじゃないような、そんな気がして仕方がなかった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あきら君よりちょっと長めの、総二郎編です。
 不安に思うのは、きっとお互いに・・・・だと思うんでうけどね。

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Only one. vol.2 ~花より男子・総つく~

Category : Only one. ~花より男子・総つく~
 卒業式当日。

 朝から、学校の回りはマスコミや野次馬で溢れかえっていた。
 
 俺たち3人は、今まで袖を通すことのなかった制服を着て来ていた。
 司は結局仕事でこれなくなったと、朝になって連絡があった。

 「で・・・・結局牧野は来ないのか」
 あきらの言葉に、俺は肩をすくめた。
「さあな。あいつ、あれから俺の電話にでねえから、話もしてねえよ」
 その言葉に、窮屈そうにネクタイを緩めていた類がちらりと俺を見る。
「・・・・・昨日、牧野から電話あったけど」
「は!?」
 類の言葉に驚いたのは俺だ。
 牧野から電話?
 俺からの電話には出ないのに、類には自分からかけるのかよ?

 もやもやとした嫉妬心が、心の中に湧き上がる。
 類は、いつも牧野の中で特別な位置を占めていると思ってた。
 それはたとえ恋人でも侵すことの出来ないもの。
 それでも、牧野の恋人は俺なのだから・・・・・・

 「何の用で?」
 俺の言葉に、類はネクタイを緩めながらゆっくりと口を開いた。
「・・・・・なんか、相談したいことがあるみたいだった。詳しくは聞かなかったけど・・・・・会う時間、あるかって」
「会うって・・・・・牧野と?」
「他に誰がいるんだよ」
 類が呆れたように俺を見る。
「プロムなんて、牧野が来ないなら出てもしょうがないし。俺はいつでもいいって言ったら、引越しが終わったら来るって」
「ちょっと待てよ、何だよそれ!」

 頭に来た。
 引越しが終わったら、類に会いに来るだって?
 俺があんなに誘ってもプロムには出ないの一点張りだったくせに・・・・・

 「まあまあ、落ち着けよ総二郎」
 わなわなと肩を震わせる俺の肩を叩くあきら。
「これが落ち着いてられるか!何で類には会いに来て、俺の誘いは断るんだよ?相談って何だよ?彼氏の俺にも言えないことかよ?」
「総二郎だから、言えないんじゃないの?」
 類の言葉に、俺は固まる。
「俺だから・・・・・って、どういうことだよ?」
「だから、まだ俺は何も聞いてないし。知らないよ。だけど、総二郎には言いづらいことでも俺になら話せるってこと、あるんじゃないの?」
「ああ、そりゃああるかもな。お前ら、喧嘩してるし。なおさらお前に相談なんかできねえだろ」
 そう言ってあきらも頷く。

 俺は暫く、何も言うことができなかった。

 ―――俺は、牧野にとってなんなんだ?

 彼氏になって、俺は牧野にとって特別なんだと思ってた。
 俺にとって牧野がそうであるように、牧野にとっても俺は一番大事な存在になれたんじゃないかと。
 そう思ってた・・・・・。

 だけど、牧野にとっては・・・・・

 「―――冗談じゃ、ねえ」
 俺の小さな呟きに、あきらと類が、ちらりと視線を向ける。
「なんか言ったか?総二郎」
「・・・・・認めて、たまるかよ」
「何が?」
 きょとんとして俺を見る2人を無視し、俺は門に向かって歩き出した。
「おい、どこ行くんだよ?」
 あきらの声にも何も答えず、俺はそのまま歩き続けた。
 ただひたすら、あいつのいるところを目指して―――

 
 「漸く、動いたな」
 「意地っ張りだから、2人とも」
 そう言って2人が顔を見合わせ、笑っていたことなど、知る由もなく・・・・・


 制服のまま、集まっていたギャラリーの間をすり抜け、通りを全速力で走る。

 周りなんか気にしてる余裕はなかった。
 ただひたすら、おれは牧野の家を目指して走った・・・・・。

 
 「ねえ、TVは?」
「ああ!忘れてた!ギリギリまで見てたから!」
「もう乗せるとこないよ、どうすんの!?」

 ぎゃあぎゃあと大騒ぎしながら引越し作業をしている牧野家。

 それでもいつもながらの仲の良さそうな一家に、こんなときでも安堵している自分がいる。
 この家族だから、牧野つくしという人間が育ったのだと、今更ながら感心する思いだ。

 「あ、あら!西門さんじゃありませんか!」
 牧野の母親が俺に気付いて驚きの声を上げる。
  
 その声に気付き、階段を下りてきていた牧野が俺を見た。
「西門さん!?何でここに?卒業式は―――」
「ふけてきた。お前に会って―――どうしても話したかったんだ」

 じっと見つめる俺の視線を、牧野は戸惑った瞳で受け止めていた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いつもヤキモチばっかりの総ちゃん。
 でも本当は、つくしのほうがヤキモキしてるんじゃないかな・・・・?

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Only one. vol.3 ~花より男子・総つく~

Category : Only one. ~花より男子・総つく~
 「類に、何の相談がある?」
 牧野を近くの公園まで連れ出し、おれはそう聞いた。
「え・・・・・」
「電話、したんだろう?類に」
「ああ・・・・・うん。でも、それは・・・・・」
「何で俺じゃねえんだよ?」
 俺の言葉に、牧野が目を丸くする。
「は?」
「何で相談するのが、俺じゃなくって類なわけ?お前の彼氏は俺だろうが」
 怒りをどうにか抑えるので精一杯だった。
 
 何で俺じゃなくって類?

 どうしてもそれを聞かずにはいられなかった。

 「俺には言えないことでも、類だったら言えるわけ?」
 その俺を、戸惑ったような表情で見上げる牧野。
「ちょっと待ってよ、何でそんな話になるの」
「お前が俺に何もいわねえからだろ?それとも、今更心変わりしたとか言うのかよ?」
 その言葉に、牧野がむっと顔を顰める。
「だから、何でそういうことになるのよ?花沢類はそんなんじゃないって、西門さんは分かってくれてると思ってたけど」
「買いかぶるなよ。俺だって普通の男だよ。自分の彼女が自分以外の男と仲良くしてりゃあやっかみたくもなる」
「・・・・・じゃあ、自分はどうなのよ?」
「は?俺?」
 突然話を振られ、俺は首を傾げる。
 牧野はむっとした表情のまま、俺を睨みつけていた。
「何の話だよ?」
 俺の言葉に、牧野はぷいと横を向いてしまう。
「おい、ちゃんと話せよ。何のことだ」
「・・・・・こないだ、優紀といるとこ、見た」
「は・・・・・?いつ?」
「2週間くらい前・・・・・。バイトの帰りに、2人で駅前にいたでしょ」
 牧野の言葉に、俺はしばし記憶をたどった。

 2週間前・・・・・そういえば、あきらと飲んだ帰りに偶然優紀ちゃんと会ったことが・・・・・

 「そんなこと、気にしてたのか?」
 俺の言葉に、牧野がキッと顔を上げる。
「そんなことって!西門さんにとっては他の女の子と会うのはそんなことかもしれないけど、あたしにとっては―――!」
「妬いてたんだ?」
 その言葉に、牧野の頬が染まる。
「べっ、別にそういうわけじゃ・・・・・」
「じゃ、どういうわけ?」
「だから、それは・・・・・」
 悔しそうに唇を噛み、俺を睨みつける牧野。
 俺はなんだか嬉しくなって、頬が緩むのを感じていた。
「・・・・・優紀ちゃんとは偶然会っただけ。あの後すぐに別れたよ」
 そっと牧野の髪を撫でる。
「ずっと気にしてたのか?言えばよかったのに」
「・・・・・言えないよ」
「なんで?」
「だって・・・・・優紀と西門さんのことは、知ってるもん。あたしと付き合う前のことだけど・・・・・でも、もしかしたら優紀はまだ西門さんのこと好きかもしれないって思ったことあったし、西門さんだってもしかしたらって・・・・・」
 俯きながら、そう話す牧野がかわいくて。
 俺は牧野の頬にそっと唇を寄せた。
「―――バカなやつ」
「な、何よ、だって―――」
「優紀ちゃんとお前は違う」
「違うって・・・・・」
「優紀ちゃんにはいろいろ感謝してるよ。でも、彼女に恋愛感情を持ったことは一度もない。それは誓って言える」
 俺の言葉に、牧野がゆっくりと顔を上げる。
「・・・・・ほんとに?」
「ああ。大体・・・・・お前と付き合ってて、その親友に手ぇ出すほど俺も馬鹿じゃない」
「親友じゃなかったら、手ぇ出すの?」
「アホ」
「な・・・・・何よ、馬鹿とかアホとか、ずいぶん―――!」

 牧野の唇を塞ぐ。

 何度も啄ばむようなキスをして・・・・・。

「・・・・・俺が好きなのは、お前だけ。他の女なんか、目に入らない」
 そっと耳元で囁けば、頬を真っ赤に染め上げながらも、俺を睨みつける強気な女。
「・・・・・嘘ばっかり」
「マジだって。それより・・・・・誤魔化さねえで、そろそろ俺の質問にも答えろよ」
「え?」
「類に・・・・・何の用があった?」
 逃げられないように、牧野の腰をぐいと引き寄せる。
「それは―――」
 気まずそうに視線をそらせる牧野。
 でも、逃がしてなんかやらない。
「それは?」
「・・・・・髪を、切ってもらおうと思ったの」
「・・・・・は?」
 牧野の言葉に、目を丸くする。
「だって・・・・・最近美容院にも行ってないから伸びすぎちゃって・・・・・。せっかくドレス着ても、これじゃみっともなくて・・・・・だから、花沢類に・・・・・」

 思ってもみなかった話に、言葉がすぐには出てこなかった。

 ―――じゃあ、俺のために・・・・・?

 「だったら、ちゃんと言えよ。プロムにも、出るつもりで・・・・・?」
 恥ずかしそうに、頬を染めながら頷く牧野。
「あたし、ダンスなんて踊れないし、ドレスも似合わないし、きっと浮いちゃうから・・・・・やめようと思ったのも本当なの。でも・・・・・美作さんが、西門さんが他の女を誘ってもいいのかって・・・・・」
「・・・・・お前だって、そうすればって・・・・・」
「本気なわけ、ないでしょ。そんなの・・・・・嫌に決まってる・・・・・あたし以外の人となんて、行って欲しくない」
「・・・・・ほんと、バカなやつ」
 そう言って、ふわりと抱きしめる。
 優しく抱かなきゃ、折れてしまいそうなほど細い体。
 俺は牧野の髪に、そっと口付けた。
「俺が、お前以外の女誘うなんてありえない。こんなに惚れてんのに・・・・・。少しは信用しろよ」
「・・・・・自信、なくて・・・・・。西門さんの隣にいても、吊り合うようになりたかった。見た目だけ取り繕ったってしょうがないってわかってるけど・・・・・。でも、プロムのときだけでも何とかならないかなって・・・・・類に相談したの・・・・・そしたら、髪切るくらいなら、やってあげるって」
「それが、間違いなんだよ」
「だって」
「類に・・・・・他の男に髪なんか触らせるな」

 そっと体を離し、牧野の瞳を見つめる。

 「お前は、そのままでいい。俺は、どんな格好でもお前なら何でもいいんだ。取り繕う必要なんかない。ただ俺の隣にいてくれれば・・・・・」
「西門さん・・・・・」
「俺がどんなに不安だったか・・・・・。これからは、もう容赦しねえから・・・・・覚悟しとけよ?」

 そうしてまた、牧野の柔らかい唇を塞ぐ。

 もう他のことなんて考えられないように、熱く、深く・・・・・。

 
 その後、ドレスに着替えさせた牧野をエスコートして。

 作戦成功と、満面の笑みで迎えた親友たちに制裁を加えたのは、言うまでもない・・・・・。


                             fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 つくしだってきっと不安になることがあるはず。特に総ちゃんみたいな人だとね。
 そんな気持ちで書いたのですが・・・・・。
 あれ、司が・・・・・(^^;)

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Only one. 2 vol.1 ~花より男子・総つく~

Category : Only one. ~花より男子・総つく~
 *このお話は「Only one.」の続きになります。
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 「は?今なんつった?」
 あきらの言葉に、俺は思わずそう聞き返した。
「だから、明日1日牧野を貸してくれって言ってんの」
「なんだよそれ、どういうことだ」
「その顔こええから止めろ。パーティーがあるんだよ。親父の代わりに出席することになってるんだけど、パートナーがいねえんだ。だから牧野に―――」
「何で牧野なんだよ?」
「だって俺今彼女いねえし。どうでもいい女にこんなこと頼めねえだろ?勘違いして結婚する気にでもなられたらたまんねえし」
 肩をすくめるあきらを、それでも俺はじろりと睨みつける。
 何だかんだ言ってまだ牧野に思いを残してるあきら。
 牧野も、あきらには気を許しているところがあるし。
 そんなあきらと牧野を2人きりにするのは危険な気がして仕方ない。
 何とか俺も着いていけないかと考えをめぐらしていると―――
「お前、自分の用事を忘れてるだろ」
 とあきらに言われ、はたと考える。
 
 ―――明日?明日は・・・・・

 「・・・・・そうか、茶会が・・・・・」
 ようやく思い出して言えば、あきらがにやりと笑う。
「諦めるんだな。もう牧野には了解もらってるし。きっちりエスコートさせてもらうから安心してお前は仕事しろよ」
 にやりと不敵な笑みを浮かべるあきらに。
 それがすべて計算されていたことだと瞬時に理解する。
「お前!だから前日の今日になって―――!」
「そりゃそうだろ。もっと前に言ってたらお前のことだ、何とかして邪魔してただろうが」
 しれっと言うその態度に頭に来てわなわなと体を震わせる。
「俺は絶対ゆるさねえぞ!」
「だーかーら、もう牧野には了解もらってるし、ドレスなんかもオーダー済みなんだよ。今更中止になんかできねえって」
 そう言って立ち上がり、さっさとカフェテリアをあとにしようとするあきら。
「おい、待てよ!」
「明日は昼ごろには牧野迎えに行く予定だから。よろしく言っといてくれよ」
 ひらひらと手を振り、言ってしまうあきら。
 俺は怒りの矛先を向ける先を失い、その場に呆然と立ち尽くしていると―――

 「あれ、西門さん、そんなとこで立ってどうしたの?」
 カフェテリアに入ってきた牧野が俺に気付いて歩いてくる。
「牧野、お前・・・・・あきらとパーティーに行くって」
「え?ああ、あれ・・・・・」
 なんでもないことのように頷く牧野に、またカチンと来る。
「ああ、あれじゃねえだろ?何で勝手にそんなこと引き受けたりするんだよ?」
「だって・・・・・美作さんが、もう西門さんには了解もらってるからって言ってたから」
 その言葉に、開いた口が塞がらない。
 再び、怒りがふつふつと蘇る。
「あんのやろ・・・・・」
「だから・・・・西門さんは知ってるんだと思ってたんだけど・・・・・・もしかして知らなかった?」
「まったくな。あきらのやろう、まんまと俺をはめやがって」
「えっと・・・・・それで、今日の放課後のことなんだけど」
 怒りに体を震わせる俺に、牧野が言いづらそうに口を開く。
「2人で、食事に行こうって言ってたけど」
「ああ、今日はバイトないって言ってただろ?」
「それがね・・・・・急にバイトが入っちゃって」
 牧野の言葉に、俺は思い切り顔を顰める。
「なんだよそれ、断れねえの?」
 毎日バイトに明け暮れる牧野は、土日ももちろんバイトで。
 だから、週1回の休みは俺にとっても貴重な日なのに。
「ごめん。実は、花沢類に頼まれて・・・・・」
「はあ?類?どういうことだよ、それ?」
「花沢類の家の家政婦さんが、急に1人辞めちゃって・・・・・。新しい家政婦さんを雇わなくちゃいけないんだけど、いろいろ雇うのに条件が厳しいらしくて、決まるまでに時間がかかりそうなんだって。だから、決まるまでの臨時で来てくれないかって・・・・・」
「おい・・・・・ちょっとまてよ。それはつまり、類の家でバイトするってことか?」
「うん。たぶん、2週間くらいで決まるだろうから、その間だけって言われたの」
「その間だけって・・・・・お前、それを簡単に承諾しちまったのか?」
「だって時給1500円くれるって言うし、2週間だけなら他のバイトも辞めずに済むからいいかなって」
「いいかなって!」

 頭にきた。
 何でこいつはこうお人好しで鈍いんだろう。
 大体、類が牧野をバイトに雇うなんて、牧野を自分の傍に置いておきたいからに決まってるんだ。

 「何怒ってるの?花沢類の家なら心配ないでしょ?」
 きょとんと首を傾げながらそう言う牧野に、俺は頭を抱える。
「類の家だから心配なんだろうが!いいか、俺は絶対認めねえぞ!あいつの家でバイトだなんて!」
 声を荒げる俺に、牧野はむっと顔を顰めた。
「何で西門さんにそんなこと言われなきゃならないわけ?大体、もうやるって言っちゃったもん。いまさら断れないよ」
「俺が断る!」
「やめてよ、勝手にそんなこと!」

 「何2人で大きな声出してんの?」

 突然類の声がわって入り、俺たちはそっちを見る。
「類!お前ふざけんなよ!」
「何のこと?」
「バイトだよ!何で牧野がお前の家の家政婦しなきゃいけないんだよ!」
「ああ、そのこと」
 類が眠たそうに1つ欠伸をすると、肩をすくめた。
「だって、本当に困ってたから。それに牧野なら安心だし、牧野だってやる気だから別にいいでしょ」
「何が―――」
「とにかく、もう時間だから。牧野、行こう」
 そう言って、類がさっさと牧野の手を引いていく。

 俺は呆気にとられ―――

 気付けば、2人の姿はカフェテリアから消えていたのだった・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 どんなお話にしようか散々悩みましたが、結局前回と同じく、総ちゃんの苦悩のお話に(^^;)
 がんばれ総ちゃん!

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Only one. 2 vol.2 ~花より男子・総つく~

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 夜9時。

 花沢邸から出てきた牧野を、俺は黙って車に乗せた。

 「―――ありがと。迎えに来てくれて」
 しばらくして、牧野がちょっとき気まずそうに口を開いた。
「それから―――勝手にバイトのこと決めて、ごめんね」
「・・・・・ああ」
「相談すればよかったって思ったんだけど・・・・・類に、急ぎだって言われてあせっちゃって。それに、類の家なら安心だと思ったんだけど」
 牧野の言葉に、俺は肩をすくめた。
「それが間違いなんだって。前にも言っただろ?友達だとは思ってるけど、男としては信用できねえんだって。特にお前に関しては・・・・・。他の男の家に、たとえ仕事でも通い詰めるなんてこと笑って許せるわけねえっつーの」
「ん・・・・・」
「けど・・・・・昼間は俺も言い過ぎた。ごめん」
 そう言うと、牧野がちょっと驚いたように俺のほうを見た。
「なんだよ、その顔」
「だって、西門さんが謝るなんて・・・・・」
「お前な」
 思わず顔を顰めると、それを見て牧野がぷっと吹き出した。
「ごめん、つい・・・・・」
 俺は溜め息をつき―――

 車を路肩に寄せると、そのまま停車した。

 牧野の家にはまだ着いていない。

 隣を見れば、微かに頬を染めた牧野の顔。

 艶やかな黒髪に手を伸ばし、そっと撫でるように引き寄せる。

 触れるだけのキスから、深く、甘い口付けを交わす・・・・・。

 唇を離す頃には牧野の瞳が甘く潤んでいて・・・・・

 「このまま、連れて帰りてえな・・・・・」
 俺の言葉に、牧野がくすりと笑った。
「明日、茶会があるって言ってなかった?」
 その言葉に、がっくりと肩を落とす。
「ったく・・・・・。お前は、あきらとパーティーだっけ」
「ん・・・・・。ドレスとかメイクとか、支度しなきゃいけないから昼ごろには迎えに来てくれるって。パーティーって苦手だから、早く終わってくれるといいんだけど」
「断わりゃ良かっただろ」
「だって、美作さんの頼みだもん、断れないよ」
「甘いよな、お前は」
 溜め息をつくと、牧野が苦笑する。
「西門さんも、そうでしょ?だからね、美作さんも花沢類もわかってて甘えてるんだと思うよ?西門さんに」
「性質がわりいな、あいつらは」
「友達だから、だよ。あたしにとっても2人は大切な友達だよ。だから、心配しないで」
「そう言われちゃあ、何も言えねえだろ。しょうがねえから今回だけは我慢してやるよ。ただし・・・・・わかってるだろうな、つくしちゃん」
 じっと見つめて言えば、牧野の頬が赤く染まる。
「な、何?」
「あいつらには・・・・・触れさせるなよ」
 そう耳元で囁いて。
 牧野が何か言う前に、その唇を塞ぐ。

 早く自分だけのものにできれば。

 その思いが俺の胸を焦がす。

 恋人であっても、自分だけのものじゃないという気がして切なさが募る。

 離れがたくて。

 このままさらってしまうことができたらいいのにと、俺がいつも思っていることなどこいつは気付いていないんだろう・・・・・。


 翌日の茶会は、気乗りはしなかったもののサボるわけにも、手を抜くわけにもいかず。

 何とか集中力をかき合わせて時間が過ぎていくのを待った。

 ようやく茶会が終わった頃にはすっかり日も暮れていて。

 俺は母親の小言が始まる前に家を飛び出し、車を走らせたのだった。


 パーティーの会場は都内の高級ホテルの最上階にあるホールだった。
 もちろん招待客しか入れなかったしパートナー同伴が原則だ。
 
 どうやってそのパーティーに入り込むか。
 急なことだったから桜子や優紀ちゃんに頼もうにも2人とも連絡がつかないときてる。
 滋は今海外だって話だし、他の女に頼むのはそれこそ後が面倒だ。

 ホテルに着いたものの、どうしようか考えあぐねていると、突然後ろから肩を叩かれた。

 驚いて振り返ると、そこには見知った顔の2人が立っていたのだった・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて、現われたのは総ちゃんにとって救世主か、それとも・・・・・?

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