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*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
*閲覧については自身の責任においてお願いいたします。
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*このブログの無断転載複製を禁じます。
*万が一このブログをお読みになって不快感を感じられたとしても責任は負いかねますのでご了承ください。

スキャンダル vol.1 ~花より男子・類つく~

Category : スキャンダル ~花より男子・類つく~
 彼が帰ってくる。

 約1年ぶり。

 ずっとずっと待ってた。

 この想いを伝えたくて・・・・・


 「ちょっと先輩!」
 大学のカフェテリアでランチをとっていると、突然後ろからどんと背中を叩かれ、あたしは思わず口の中のものを吹き出しそうになる。
「グッ・・・・・ちょっと、桜子!何すんの!」
 振り向き、文句を言ってやると、後ろにいた桜子が、持っていた写真週刊誌をあたしの目の前に突きつけてきた。
「何よ、これ?」
「見ればわかります!」
 そう言って、あたしの目の前にページを開いて見せる桜子。
 そのページを見て・・・・・・
 文字通り、あたしは固まった。
「何、これ」
 そこに映っていたのは、今年のお正月のときに撮ったらしい写真。
 有名なお寺を背景に、初詣に訪れる人並み。
 その中で一際目立つ長身の、着物姿も様になる目元の涼しげなイケメン、西門総二郎。
 そしてその隣にいるのは、艶やかな赤い牡丹の柄の振袖を着て、髪をアップにした女の子・・・・・それは、牧野つくし、あたしだった・・・・・。

 見出しには、「茶道界のプリンスに恋人発覚!」となっていた・・・・・。
「どういうことですか?いつの間に西門さんと?」
 じっとりとあたしを睨む桜子。
 そう言われても・・・・・
「待ってよ、誤解だってば。確かに初詣は一緒に行ったけど・・・・・これ、美作さんも一緒だったんだよ。けど、途中ではぐれちゃったから・・・・・たぶんそのときに撮られたんだと思う。あたしと西門さんが、付き合うわけないじゃん」
 あたしの言葉に、桜子もう~んと考えつつ頷いた。
「そりゃそうですよね。あの西門さんが、先輩なんか相手にするわけ・・・・あ、いえいえこっちの話で。でも、先輩には花沢さんがいますもんね」
 そう言ってにやりとする桜子に、あたしは頬が熱くなるのを感じた。
「な、何言ってんのよ、花沢類とだって別に付き合ってなんか・・・・・」
「帰ってらっしゃるんですよね?いつでしたっけ?」
「・・・・・明日・・・・・・」
「明日!?うわあ、楽しみ!空港まで迎えに行かれるとか?」
「う・・・・・・ま、まあ、一応・・・・・」
「いいですねえ!もしみんなで集まられたりするんでしたらわたしも呼んでくださいね!」
 そう言うと、さっさとカフェテリアを後にして行ってしまった桜子。
「何あれ・・・・・」
 呟き、テーブルに向き直ると、写真週刊誌が置かれたままになっていて・・・・・
「置いてっちゃった、桜子。こんなのあたしも要らないのに・・・・・」
 言いながら、それをぱらぱらと捲ってみる。

 その途中。
 ふと、手が止まる。

 信じられないものを見てしまった気がした。

 ―――何、これ・・・・・

 そこには、小さいながらもはっきりと写された写真。
 薄茶色のサラ髪に、ビー玉のような瞳。
 背の高いその人は、洗練されたスタイルで高級そうなスーツを身につけていた。
「花沢、類・・・・・?」
 見間違えるはずもない。
 今はフランスにいるはずの、あたしの大切な人。
 ずっと帰ってくるのを待っていた、大好きな人・・・・・。

 雑誌に写っていたのは、確かに花沢類だった。
 そしてその隣にいるのは、凛とした感じの美女で、花沢類と微笑み、見詰め合っていた。
 見出しは、『花沢物産子息、フランスで婚約か?』というもので・・・・・・

 ―――まさか・・・・・

 あたしは、手が震えだすのにも気付かずその写真に見入っていた。
 そのとき・・・・・
「牧野、何してんだ?」
 突然名前を呼ばれ、ビクリと震える。
 振り向くと、そこには西門さんが立っていた・・・・・。
「何ビビッてんだよ?顔色悪いぜ。何見てるんだ?」
 そう言って、あたしが見ていた雑誌をひょいと持ち上げる。
「あ、ちょっと・・・・・」
 取り返そうとするあたしの手の届かない高さに掲げながら、それを見る西門さん。
 そしてその写真を見つけたのか、顔を顰めた。
「なんだこりゃ。類が婚約?そんなわけねえじゃん」
「・・・・・でも、そこに写ってる人・・・・・」
「仕事の相手とかじゃねえの?何かの間違いだろ。大体、類は明日帰ってくるんだろ?お前に、迎えに来て欲しいってメールが来たって言ってたじゃねえか」
「うん・・・・・・そうだけど・・・・・」
 そのメールが来たのは先週のこと。
 
 突然帰国できることになったから、空港まで来て欲しいというものだった。あたしに、大事な話があるのだと・・・・・。
 類にしては強引な内容に、西門さんと美作さんは『いよいよプロポーズか?』なんて言ってあたしを冷やかしたけれど・・・・・

 その話がなんなのか、聞いていない。
 もしかしたら、婚約が決まったことを話そうとしてる・・・・・?
 だとしたら、あたし・・・・・・・

 「―――まさか、この期に及んで迎えに行かないとか、いわねえだろうな?」
 西門さんの視線に、ぎくりとする。
「お前な・・・・・。明日は、何の日だか知ってるだろうが」
「・・・・・花沢類の、誕生日」
「そうだ。その誕生日に帰ってくる類に、1年前に言えなかったことを言うんじゃなかったのかよ?」
「そう、だけど・・・・・」
 ずっと待ってた。
 この想いを伝えたくて。
 でも、もし花沢類の話というのが、この女性との婚約のことだとしたら・・・・・

 とてもじゃないけど、あたしは自分の気持ちを伝えることなんて出来ない・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 バースデーシリーズの類編です。
 という割には、まだ類が出てこない(^^;)
 明日は出てくると思いますので、しばしお待ちを!

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スキャンダル vol.2 ~花より男子・類つく~

Category : スキャンダル ~花より男子・類つく~
 唇を噛み締め俯いてしまったあたしに、西門さんは小さく溜息をつくと、軽くあたしの頭を叩いた。
「んな死にそうな顔すんなよ。いいか、1年前類がフランスへ行くことになって・・・・・お前を連れて行きたいって言ったあいつの申し出を断ったのはお前だぜ?」
「・・・・・わかってるよ・・・・・」
「そのとき言えなかった気持ちを、帰って来たら言うんだって言ってただろ?今度言わなかったら、また後悔することになるぞ」
「・・・・・・うん」
 西門さんの言葉に、あたしは渋々頷いた。
「だったら・・・・・ちゃんと言ってこいよ。それで、ちゃんと聞きたいこと聞いて来い。この写真が何なのかって」
 トン、と西門さんが類の記事を指で弾く。
「それでもし・・・・・玉砕しちまったら、俺のとこに来いよ。ちゃんと待っててやるから」
 にやりと笑う西門さん。
「何言ってんの、もう・・・・・。それよりも、こっちの写真はどうすんの?」
 そう言ってあたしは、あたしと西門さんの写真が写っているページを開いて見せた。
 西門さんが、目を丸くする。
「なんだこりゃ。いつの間に・・・・・どうせならもっとかっこ良く写ってるやつ使って欲しいな」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ?」
「心配すんなよ。こんな記事の1つや2つ、どうにでもなる。お前は、類のことだけ考えてな」
 そう言って、あたしの髪をぐちゃぐちゃに掻きまわす西門さん。
「ぎゃあっ、やめてよ、もお!」
 そう言って西門さんを睨みながらも。
 いつもこんなふうにあたしの背中を押してくれる彼に、心の中で感謝していた・・・・・。


 空港に現われた花沢類。
 1年前と変わらぬその姿に、あたしは見惚れてしまってすぐに声をかけることが出来なかった・・・・・。

 ゆっくりと歩き、行ってしまおうとする花沢類に、あたしは慌てて駆け寄った。
「花沢類!待って!」
 あたしに気付き、足を止めた花沢類。
 少し意外そうな顔をして、あたしを見つめていた。
「牧野・・・・・・。来ないかと思った」
 その言葉に、あたしは驚いた。
「だって、空港まで来て欲しいって言ったの、花沢類でしょ?」
「そうだけど・・・・・・。これ、見たから」
 そう言って類があたしに見せたのは、それまで類の手に丸められていたせいで気付かなかったが、あの写真週刊誌だった・・・・・。
「それ・・・・・」
「・・・・・知らなかったから。言ってくれれば良かったのに。総二郎のこと・・・・・・」
 あたしから目を逸らしてそう言う類に、あたしは慌てて首を振る。
「ち、違うの、これは―――」

 そのときだった。
「よお、類。お帰り」
 突然聞こえてきた声に、驚いて振り向く。
「総二郎・・・・・」
「西門さん!何でここに!?」
 にっこりと、いつものように余裕の笑みを浮かべて立っていた西門さん。
 来るなんて、言ってなかったのに・・・・・。
「親友の出迎えに来ちゃわりいかよ?あれ、類、その雑誌見たのか?」
 西門さんが、類の手に握られた雑誌を見る。
「なかなかうまいこと撮れてるけどよ、一緒にいたあきらが入ってないってのはひでえよな。あいつ、透明人間かよ」
「・・・・・あきら?」
「ああ。この時一緒にいたんだよ。一瞬はぐれちまって・・・・・この写真はちょうどそのときに撮ったやつだろ。な?牧野」
 西門さんの言葉に、あたしはほっとする。
「う、うん」
「それにしても、お前はいつの間に婚約なんかしたんだよ」
 西門さんの言葉に、あたしは自分のコートの袖をぎゅっと掴んだ。
「婚約?何のこと?俺、婚約なんかしてないよ」
 類が訝しげな顔で言うのに、西門さんは類の手から雑誌を取り上げた。
「ふーん、じゃあこれは?」
 そう言って開いて見せたのは、あの類と女性が写っているページだ。
 それを見て、類が目を瞬かせる。
「何だ?これ。俺、知らないけど・・・・・・」
「知らない?この女もか?」
「いや、この人は・・・・・ああ、そうだ、静の依頼人だ」
「は?静?」
 類の答えに、西門さんが目を見開く。
「うん。この日、急に静から連絡があって、空港までこの人を迎えに行ってほしいって。本当は静が行くはずだったんだけど、前の仕事が押してて、どうしても間に合わないからって頼まれたんだ」
「なるほど、静のね・・・・・。だってさ、牧野。良かったな」
 そう言ってにやりと笑うと、西門さんはあたしの頭をぐりぐりと撫でた。
「ちょっと!」
「じゃ、俺は行くわ。大事な話があるんだろ?またな、類」
 そう言って手を振ると、西門さんはさっさと行ってしまったのだった・・・・・。

 「もう・・・・・」
 あたしは髪を手で直しながら・・・・・
 なんとなく気恥ずかしくて、類の顔を見れないでいた。
「・・・・・牧野」
 呼ばれて、顔を上げる。
 薄茶色のビー玉のような瞳に、あたしが映っている。
 胸の鼓動が、早くなる。
「・・・・・ほんとに・・・・・総二郎とは何もない?」
 聞かれたことに、あたしは目を瞬かせた。
「な、何もないよ。言ったでしょ?その時だって、美作さんも一緒で・・・・・たまたま少しだけはぐれちゃっただけなんだから」
「・・・・・・だけど、ずいぶん親密そうに見えるから。さっきのだって・・・・・ずいぶん、総二郎に大事にされてるみたいだった」
 大事?どこが?
「そんなこと、ないよ。いつも憎まれ口ばっかりで・・・・・西門さんとは喧嘩友達みたいなもんだもの。西門さんのこと、そんな風に見たことないし、西門さんだってあたしのことなんて女として見てないよ」
 そういうと、類はちょっとあたしから目を逸らし、小さな溜息をついた。
「・・・・・どうだか。1年もあれば、人の気持ちなんて変わるでしょ。牧野の気持ちだって・・・・・俺にはわからないよ」
 冷たく言われた言葉に、あたしの胸がずきんと音を立てた。

 ―――1年もあれば、人の気持ちなんて変わる・・・・・。

 類の気持ちも、変わっちゃった・・・・・・・?

 涙が溢れそうになり、慌ててごまかすように下を向く。
 次にあたしの口から出てきたのは、自分でも驚くような言葉だった。
 「あ・・・・・あたしに話って何?あたしてっきり、その雑誌にでてる婚約のことかと思って・・・・・だったら、お祝いしなきゃって―――」
 そんなの嫌だ。
 そう思ってるのに、何でこんなこと言っちゃうの。

 その瞬間。
 類の手が、あたしの手首を思い切り掴んだのだった。

 「何だよ、それ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 明日がクライマックスです~♪
 
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スキャンダル vol.3 ~花より男子・類つく~

Category : スキャンダル ~花より男子・類つく~
 「なんだよ、それ」
 類の顔が、珍しく怒りの表情を浮かべていた。
 手首を掴む手に、力がこもる。
「だって・・・・・」
「俺は、婚約なんかしてない。そう言っただろ?それとも俺の気持ちわかってて・・・・・からかってんの?」
 その言葉に、慌てて首を振る。
「そんなんじゃ・・・・・!」
「俺は、ずっと牧野のことしか思ってない」
 はっきりと言われた言葉に、あたしは思わず目を見開いた。
「この1年、俺がどんな思いでいたか。牧野のことを忘れようとして・・・・・でも忘れられなくて・・・・・・好きで、好きで、どうしようもなくて・・・・・会いたくて仕方なかった。でも、仕事を途中で放り出して帰ることは許されなくて・・・・・。もう、限界だった。あんたのいない毎日は。それで、何とか両親を説得して・・・・・漸く帰国できることになった。帰国したら、一番にあんたに会いたいって。会って、もう一度想いを告げたいって、それだけを考えてた。なのに・・・・・飛行機の中で見つけたあの週刊誌を見て・・・・・俺がどんな気持ちになったか、あんたにわかる?」
 突き刺さるような、その熱い瞳に捕らえられて。
 あたしは、何も言うことができなかった。
「俺のいない間・・・・・あんたの傍に総二郎が、他の男がずっとついてたことに、むかついてしょうがなかった。俺の知らないあんたを知ってる奴がいると思っただけで、冷静でなんかいられない」
「花沢類、あたしは・・・・・」
「俺の思いは変わらない・・・・・・。あんたがたとえ誰のものになっても・・・・・・」
「花沢類、あたしの話、聞いて」
 あたしは必死で力を振り絞り、あたしの手首を掴んでいた類の手に、自分の手を重ねた。

 ―――今、言わなきゃ。

 そう意思を決めて。
 あたしは、真っ直ぐに類を見つめた。
「あたしが好きなのは、西門さんでも、他の誰でもない。あたしが好きなのは・・・・・・花沢類だよ」
 その言葉に・・・・・・・
 類の瞳が、驚きに見開かれた。
「ごめん・・・・・。本当は、1年前に言いたかった。だけど、あの頃のあたしはまだ道明寺と別れて間もなくて・・・・・すぐに告白するのは、軽薄すぎるような気がしたの。もうずっと、類のことしか見てなかったのに・・・・・素直にそれを、言うことができなかった。それで、類を傷つけて・・・・・本当にごめんなさい。今度帰ってきたら、言わなきゃって思ってた。もし、もう花沢類の気持ちが変わってしまっていても・・・・・ちゃんと言わなきゃって―――」
 
 手首を掴まれてた手の力が緩み、次の瞬間には、あたしは類の腕の中に抱きしめられていた・・・・・。


 -rui-
 むかついてしょうがなかった。

 真正面から向き合うことなんて今までなかった両親に何度も会い、説得を続けて・・・・・

 漸く牧野に会えると、そう思ったのに。

 飛行機の中で何気なく手に撮った写真週刊誌の記事に、俺の心が凍りついた。

 ―――総二郎と、牧野―――?

 
 空港で、約束どおり俺を待っていた牧野。
 だけど、俺は喜ぶことなんか出来なくて。
 そして現われた総二郎。
 殴ってやりたかった。
 
 週刊誌の記事が間違いだと。あきらも一緒にいたのだと聞いても、100%信じきることが出来なかった。写真の中の牧野と総二郎は、本当の恋人同士のようで、間違いだったと言われても嫉妬してしまうほど親密そうに見えたから。
 何よりも牧野を見つめる総二郎の目が、1年前とは違っているように見えた。
 とても大切なものを見るような、優しい眼差し・・・・・。
 総二郎という男は、あんな瞳をする奴だったか・・・・・・?

 思わず自分の想いを吐露した俺に、牧野が告げてくれた言葉。

 『あたしが好きなのは、西門さんでも、他の誰でもない。あたしが好きなのは・・・・・・花沢類だよ』

 俺は、それを信じてもいい?
 もうずっと、離さなくてもいい・・・・・・?
 気がついたら、牧野を抱きしめていた。

 「牧野・・・・・もう1回、言って」
「え・・・・・?」
「俺のことを好きって、もう1回・・・・・」
 俺の言葉に慌てだす、腕の中の牧野。
 無駄だよ。離す気なんかないから。
「もう1回言ってくれたら・・・・・信じられる気がするから」
「・・・・・ほんと・・・・・?」
「うん」

 それでも恥ずかしいのか、暫く躊躇した後に・・・・・
 漸く牧野が口を開いた。

 「好き、だよ・・・・・・。あたしは、類が好き・・・・・大好き・・・・・」
 背中に腕を回し、きゅっとしがみついて来る牧野。
 かわいくて、愛しくて・・・・・。
「俺も・・・・・牧野が好きだ」
 そう言ってまた牧野を抱きしめる腕に力をこめた。
「もう、離さないから、覚悟しといて。一生、捕まえておくから・・・・・」
「・・・・・うん・・・・・・花沢類・・・・・?」
「ん?」
 牧野が、少し俺から体を離すと、そっと俺を見上げてくる。
「誕生日、おめでとう」
 にっこりと微笑む牧野。
 そうか・・・・・牧野に会えるって、それだけでいっぱいいっぱいで・・・・・忘れていた。
「忘れてた?」
 くすくすと笑う牧野。
 ちょっと悔しくて、再び牧野を腕の中に閉じ込める。
「・・・・・ありがとう」
「あのね、プレゼント・・・・・・」
「いらない」
「え?」
「牧野が一緒にいてくれれば良い」
「そんな!せっかく用意したのに・・・・・」
「・・・・・じゃ、1つリクエストしてもいい?」
 牧野の顔をそっと覗き込む。
 少し警戒するような表情。
「・・・・・何?」
「キス、してもいい?」
 耳元に囁けば。
 予想通り、真っ赤に頬を染め上げる牧野。
 それでも逃げられる前に。
 牧野の、柔らかい唇を奪う。
 自分の誕生日プレゼント。
 このくらいの我侭は、許されるよね?

 そうして俺は、思う存分、その唇の甘さを堪能した・・・・・・。


 唇を離したときには、俺たちの回りには人垣ができていて。
 
 気付いた牧野が真っ赤になって逃げ出すのをまた捕まえる。
 そうやって、何度でも捕まえるんだ。
 牧野だけは、何があっても逃がさないよ・・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 終わりで~す。
 ちょっと思いつきで、このお話のオマケを考えてます。
 間に合えば、明日にでもアップしますので、そちらもご覧くださいね~♪

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スキャンダル おまけ ~花より男子・類つく~

Category : スキャンダル ~花より男子・類つく~
 -soujirou-

 「なんかお前、感じ変わったな」
 例の写真週刊誌を眺めながら、あきらが言った。
「は?何が?」
「この写真のお前、やたら甘い顔してんじゃん。牧野と2人になると、こんな顔するわけ?」
 にやりと笑みを浮かべて。
 俺は知らん顔してあさっての方を見る。
「・・・・・牧野も、一応女だし。その日は振袖なんか着てたから、女の扱いしてやってただけだよ」
「ふ~ん?ま、良いけど。あれ、類?」
 大学構内の芝生で話し込んでた俺たち。
 そこへ、類がやってきた。
「何だよ、牧野と一緒じゃねえの?」
 俺の言葉に、ちらりと視線を向けて、同じようにそこに座る類。
「・・・・・ここで、待ち合わせ」
「へえ。うまくいったんだな、良かったじゃん」
 あきらがにやりと笑う。
「空港まで俺が行ってやった甲斐があったってことか?」
 俺が言うと、類はまた俺に視線を向けた。
 その視線が・・・・・さっきから微妙に鋭いよな。
「別に・・・・・。それに俺、まだ気を許したわけじゃないよ」
「なんだよそれ。説明しただろ?あきらと3人で行ったんだぜ、何も怪しまれるようなことねえよ」
「・・・・・それは事実だと思ってるけど、でも総二郎の気持ちは?」
 類が、真っ直ぐに俺を見てくる。
「は?俺の気持ち?」
「少なからず・・・・・牧野に対して友情以上のものを持ってるんじゃないかってこと。100%ただの友達だって言い切れる?」
 鋭い視線を俺に向けながら、そう聞いてくる類に、俺は目を逸らすことができず・・・・・
「・・・・・牧野は、仲間だろ。友達以上の感情を持っていたとしたって、そんなの一時のことだ。最後には、仲間に戻るよ。一生・・・・大切な仲間として傍にいる」
 
 その気持ちに、嘘はない。
 牧野は友達であり、仲間であり・・・・・
 そして、俺にとっては大事な女・・・・・。

 正月に、振袖を着付けてやった。
 遠慮するあいつを無理やり家に連れて行き、着付けからヘアーセットまでやらせて、出来上がりを見て・・・・・不覚にも見惚れてた俺。
 自分のものに出来たらと、思わなかったわけじゃない。
 だけど、あいつが思ってるのは俺じゃない。

 類がどれほど牧野に惚れてるかってこともわかってる。
 類は大事な親友だ。

 『それでもし・・・・・玉砕しちまったら、俺のとこに来いよ。ちゃんと待っててやるから』

 あの言葉を、牧野は友達として受け止めた。
 その時点で、俺の立場は確定してるんだ。
 今更、勝負に出ようなんて思わない。

 「・・・・・俺は、もう牧野から離れるつもりはないよ。誰にも・・・・・渡すつもりはない」
 真剣な類の目に、俺は苦笑した。
「んなこと、わかってるよ。2人の間に入り込もうなんて、命知らずなこと考えてねえから安心しろ。俺はただ、牧野の力になりたかっただけだ。それは、これからだって変わらない。あいつが助けを必要としたときは、どんなところへだって駆けつけるよ」
「・・・・・じゃあ、そんなことにならないように気をつければいいのかな、俺は」
 ふっと、肩の力を抜くように微笑む類。
 俺もつられて笑った。
「そういうことだな。あいつを・・・・・牧野を、幸せにしてやれよ」
 返事をする代わりに、類は笑みを深くして俺を見返した。
 言葉にしなくても、伝わる思いがある・・・・・・。
 俺たちは、親友だからな。

 「牧野、来たぜ」
 あきらの声に、俺たちは顔を上げた。
 牧野が、ちょっと息を切らしながらこちらへ駆けて来るところだった。

 「おはよう、牧野」
 類がにっこりと微笑む。
 それを見て、牧野がほんのりと頬を染める。
 牧野がこんな反応をするのは、類にだけだ・・・・・。
「よお、俺たちもいるんだけど。しかとかよ?」
 にやりと笑ってそう声をかけると、はっとしたように俺を見る牧野。
「そ、そんなんじゃないよ。あ・・・・・西門さん、昨日はありがとう・・・・・」
 少し照れながらも、そんなふうに言ってもらえるのは素直に嬉しい。
「いーや?あのくらいお安い御用。また、ピンチのときはいつでも呼びな、お友達料金で出向いてやるよ」
「友達からお金とるの?」
 渋い顔の牧野。
 そんな表情さえかわいく見えるんだから、俺も相当イカレてる。
「だから、お安くしといてやるよ。1回につきデート1回。どう?」
「それはいや」
 顔を顰めて即答。
 まったく・・・・・俺って結構かわいそう。

 類が無表情のまますっと立ち上がると、牧野の腕を取った。
「牧野、行こう」
「あ、うん。じゃあね、西門さん、美作さん、また」
「おう、またな」
「類、今度飲みに行こうぜ」
「ああ」
 そう言って、類は俺たちに背を向けたけれど・・・・・
 目が合った瞬間、類の瞳に嫉妬の影が見えた気がした。

 穏やかそうに見えて、実は情熱を秘めてる奴、だよな。
 牧野限定だろうけど・・・・・・。

 「・・・・・暇だな。遊びに行くか?総二郎」
 あきらが空を見上げて言う。
 
 こいつは、いつも何も言わなくても何かを感じ取り、さりげなく気を使うんだよな・・・・・

 「・・・・・ああ」
 
 俺たちは立ち上がり、そのままキャンバスを後にしたのだった・・・・・。


                                fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 テーマは男の友情?ってとこでしょうか。
 あまり得意な分野ではありませんが・・・・・・
 楽しんでいただければ嬉しいです♪

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スキャンダル 2 vol.1 ~花より男子・類つく~

Category : スキャンダル ~花より男子・類つく~
 -rui-

 正直言って、安心できるなんてこと一生ないんじゃないかと、そう思ってる。

 総二郎と牧野のスキャンダルから3ヶ月。
 俺はまたフランスへ行かなくてはならなくなった。
 それは最初からの約束で、3ヶ月間日本で過ごしたら、フランスへ戻るよう言われていたのだ。

 もちろんその前とは状況が違う。
 牧野の気持ちも確認できたし、俺たちはれっきとした恋人同士なのだから。
 だけど・・・・・

 取引先との商談で、相手が来るのを待っていたときにふと手に取った週刊誌。
 総二郎の記事が、載っていた。
 容姿端麗な茶道界の時期家元として、ここのところ週刊誌などで取りざたされることが多くなってきていた。
 記者との対談の中の一幕。

 『今年のお正月は、かわいらしい女性と初詣に行かれたそうですね』
 『大学の友達なんですよ』
 『とても仲むつまじそうに見えましたが』
 『そうですか?でもあの時、別の友人も一緒だったんですけどね』
 『そうなんですか。でもお写真を拝見する限り、ラブラブなカップルそのものという感じでしたよ』
 『それは、2人でいるところをわざわざ写しているからでしょう。彼女は大切な友人ですから』
 『噂によると、ご友人の花沢物産の御曹司と三角関係だとか』
 『まさか。彼も含め、僕たちはいい仲間ですよ」
 『恋愛感情はまったくないと?』
 『・・・・・それはどうかな。俺は全ての女性が恋愛対象だと思ってるから』

 牧野はあくまでも友人と言い切る総二郎に食い下がる記者。
 最後には、結局否定せずに含みを持たせて終わっている。

 総二郎が、牧野に単なる友達以上の感情を持っていることには気付いている。
 牧野のほうはまったく気付いていないが・・・・・
 
 このまま牧野を残してフランスへ戻るのには、やはり不安があった。
 そうは言っても牧野をフランスへ無理やり連れて行くわけにも行かない。
 もちろん牧野が着いてきてくれるというなら俺は喜んで連れて行くけれど・・・・・

 「げっ、これ、あたしのこと?やだ、せっかく最近周りが静かになってきたと思ったのに」
 総二郎の記事が載っているからと、使用人が気を利かせて俺の部屋に置いておいてくれたその雑誌を手に取り、牧野が顔を顰める。
「・・・・・嫌がらせ、されてたんだっけ?」
「ちょっとね。ま、いつものことなんだけどさ。でもこういう記事出ちゃうと、また嫌味言われちゃうなあ」
 げんなりしたように溜息をつく牧野。
「いっそのこと、俺と一緒にフランス行く?」
 俺の言葉に、牧野が驚いて目を見開く。
「フ、フランス?」
「そ。向こうで大学に通えば?」
「そ、そんなこと―――」
「住むところだって気にしなくていいんだよ」
「え・・・・・」
「婚約して、同棲しちゃえばいいよ」
「ちょ―――待ってよ、急になに言ってるの?」
 目を白黒させる牧野に、俺はちょっと息をついた。
「―――牧野は、平気?」
「何が?」
「俺がまたフランスへ行っても。たぶん、また1年は戻って来れない。その間・・・・・会えなくても、牧野は平気?」
 俺の言葉に、牧野は戸惑ったように首を傾げた。
「寂しいよ、それは。でも、それが類のお仕事なんだし・・・・・それに、会えなくても電話で話したり、メールも出来るでしょ?1年なんて、きっとあっという間。そう思えば・・・・・」
「・・・・・俺は、我慢できないよ」
「え・・・・・」
「牧野に会えなくなるのは、もう嫌なんだ。いつでも傍にいたい。手を伸ばせば触れられる距離に―――」
 
 俺は手を伸ばし、牧野の腰を引き寄せるとそのまま勢いに任せて唇を奪った。

 驚いて開きかけた唇の隙間から、舌を滑り込ませ深く口付ける。

 牧野の手が、俺の袖口をきゅっと掴むその仕草にまたそそられ、何度も熱いキスを繰り返した。

 漸く開放したときには、頬を紅潮させ、潤んだ瞳で俺を睨みつけていた。
「・・・・・そういう可愛い顔を、他のやつに見せたくないんだ」
「かわいくなんか、ないし。そんなふうに言ってくれるの、類だけだもん」
「・・・・・だとしても、心配なんだ。1人にしておけない」
 腕の中に閉じ込めると、困ったように俺を見上げる。
「我侭って言われてもいいよ。1年前は、牧野の気持ちが整理できてないなら仕方ないと思って我慢した。でも今は・・・・・もう、我慢する必要、ないよね?」
「・・・・・駄々っ子みたい・・・・・。花沢類って、そんなキャラクターだったっけ?」
「俺も、自分は我慢強い方だって思ってたけどね。牧野と関わるとそれも難しくなる」
 そう言って苦笑する俺を、牧野は不本意そうに見つめたのだった・・・・・。


 翌日。
 まだ自宅で寝ていた俺の元へ、田村が慌てて駆け込んできた。

 「類様!これをご覧ください!」
 そう言って俺に見せたのは、薄っぺらい写真週刊誌で・・・・・
「これ・・・・・何・・・・・?」
 目を擦りつつ、その写真を見た。

 そこに写っていたのは、路地裏で、一目を避けるようにキスをする2人の男女―――

 俺と、牧野だった・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今回のスキャンダルは類君とつくしで。

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