FC2ブログ

プロフィール

きらら

  • Author:きらら

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

さくら咲く

HeroRisa
HeroRisa

GIFアニメ
GIFアニメ
*Before it reads*


*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
*閲覧については自身の責任においてお願いいたします。
*このブログについての誹謗中傷・クレームなどの書き込みはおやめください。
*このブログの無断転載複製を禁じます。
*万が一このブログをお読みになって不快感を感じられたとしても責任は負いかねますのでご了承ください。

Happy Beat vol.1 ~花より男子・類つく~

Category : Happy Beat ~花より男子・類つく~
 *このお話は、「ブランコ」「X'mas Panick!!」「Traveling」「Sweet Angel」から続くお話になります。


 「―――なにこれ」

 思わず言葉が漏れる。

 
 土曜日なのに仕事に駆り出され、朝から会社に行っていた俺がようやく帰宅できたのは午後3時過ぎ。

 静まり返る家の気配に、もしかしたら寝ているかもしれないと足音を顰めリビングの扉を開けてみれば。

 そこには子供を寝かしつけようとしてそのまま寝入ってしまったであろう妻と優斗。

 そしてその横には大の字に伸びてばんざいの格好で寝ている快斗と、同じように大の字になって寝ている総二郎。
 そしてその快斗を挟むようにして床で頬づえをついたまま寝息を立てているあきらの姿・・・・・。

 俺は軽く溜め息をつき、そっとつくしの傍へ行った。

 「つくし」

 耳元で囁き、唇に軽くキスを落とすと、微かに瞼が震えた。

 「ん・・・・・類・・・・・?」
「おはよ」
 にっこり笑うと、つくしは2,3度瞬きし、ゆっくりと体を起こした。
「―――お帰り。ごめん、あたし寝ちゃってた?」
「ん。ずいぶん賑やかだったんだね」
 その言葉に、つくしがクルリと振り返り、総二郎たちの姿を目に入れ苦笑する。
「うん。双子たちの遊び相手しに来てくれたんだけどね、もうあと追いかけまわすだけで精いっぱい。久しぶりに会ったから、2人とも歩けるようになっててびっくりしてたよ」

 明日、1歳を迎えることになった双子、優斗と快斗。

 歩けるようになったのはほんの2週間前だけれど、子供の成長は早い。

 特に快斗は活発で、一度動き出すと止まらない。

 キャッキャッと笑い声をあげながら屋敷中を逃げ回るものだから、花沢家では毎日ドタバタと駆け回る足音が絶えなかった。
 比較的おとなしい優斗も、放っておくとこっそりといたずらを始めるので目が離せない。

 大学に復学し、昼間は2人を保育園に預けるようになったつくしだけれど。

 育児と勉強の両立は思った以上に大変なようで、講義中に居眠りしてしまうことも多いと言っていた。

 それでも毎日すくすくと成長していく子供たちの姿を見るのは嬉しいもので。

 やんちゃ盛りの双子の、今は天使のような寝顔を愛しそうに見つめる。

 「ようやく、かな。それともあっという間?1年間、ご苦労様」
 俺の言葉に、照れくさそうに微笑むつくし。
「ありがと。でもさすがに双子は大変。類や家政婦さんたちがいなかったら、きっとできなかった」
「そんなことないよ。やっぱり、つくしが一番頑張ったよ。あと半年、大学卒業まで頑張って」
「うん、頑張るよ、もちろん。ところで、お義父さまとお義母さまっていつ日本に帰られるの?明日の誕生日パーティーは向こうのおうちでやるんでしょ?」
「ああ、今夜には着くはずだけど」
「ご挨拶に行った方がいい?」
「いや、明日どうせ行くんだから今日はいいよ。向こうも帰ったばかりじゃ疲れてるだろうし。明日、双子に会えるのを楽しみにしてるって言ってたから」
 俺がそう言うと、安心したように微笑むつくし。

 滅多に日本に帰ってこない俺の両親が、明日の双子の誕生日にはパーティーを開くと言って日本に帰ってくるのだ。
 生まれてから、両親が双子に会ったのは3回ほど。
 しかも一番最近会ったのはもう半年も前だ。
 メールで写真はしょっちゅう送っているけれど、実際に会ったらその成長ぶりに驚くに違いない。

 「―――んあ、類?帰ってたのか」
 俺たちの気配に気づき、あきらが体を起こす。
「うん。今帰ったばっかり」
 
 「ぐあ、体がいて―」
 そう言って、総二郎も起きだす。
「お疲れ」
「いや、マジでこいつらはすげえよ。いつの間にあんな早く動くようになったんだ」
 感心するように言う総二郎に、つくしがくすくす笑う。
「2人がかりで快斗追っかけまわすんだもん、もう喜んじゃって大変。追いかけっこ、大好きだから。優斗まで珍しくあきら追いかけたりしてたんだよ」

 双子が生まれてからというもの、毎日のようにここへ通ってきていたあきらと総二郎。

 そのうち、つくしも2人のことを名前で呼ぶようになった。

 「本当に、パパが3人いるみたい」

 という言葉通り、双子はとても2人になついていた。

 卒業してからはさすがに仕事が忙しく、毎日は来れなくなってしまったけれど、それでも時間をつくっては会いに来るのは、ただつくしに会いたいだけではなく、双子に会いたいという気持ちがあるようだった。

 「明日で1歳か。早いな」
 あきらが目を細めて双子を見る。
「プレゼント、楽しみにしてろよ」
 総二郎も眠っている優斗のほっぺをツンツンとつつく。

 穏やかな土曜日のことだった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 このシリーズもとうとうこんなところまで・・・・・という感じです。
 「ブランコ」から始まった私にとっての花男二次小説。
 このシリーズには、私が書きたかった花男の世界が詰まっています。

  いつもご覧頂きありがとうございます。
↓こちらのランキングにもご協力いただけたらうれしいです♪
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ 0574
お気に召していただけましたらこちらをクリックしてくださいませ♪
いつも励みにさせていただいてます

ブログの小説をUPしているサイトです♪
kira kira heart
オリジナル小説、随時UPしてます!こちらもよろしければ見てみてくださいませ♪
きらら☆みるくの小説
スポンサーサイト



Happy Beat vol.2 ~花より男子・類つく~

Category : Happy Beat ~花より男子・類つく~
 「まあ~~~!こんなに大きくなって!」

 屋敷に着くなり、玄関まで出迎えに出てきてくれていたお義母さまが双子に駆け寄る。

 「ま~、もうたっちができるのね?あんよも?ま~、なんてお利口さんなの!」

 涙でも流しそうに勢いで感激しまくっているお義母さまの後ろでは、お義父さまが咳払いし、ゆっくりと双子の元へ。

 「ほら、中へ入ってもらいなさい」
 その言葉に、お義母さまがはっとして顔を上げる。
「あら、そうだったわね、ごめんなさい。じゃあ私が抱っこして行ってあげるわ」
 そう言ってお義母さまが2人を同時に抱き上げようとするのを見て、あたしは慌てて駆け寄った。
  
 「あ、危ないですから快斗は私が」
 そのあたしの手を止めたのは、お義父さまだった。
「いや、私が抱いて行こう」
 そう言ったかと思うと、さっと快斗を抱き上げさっさと行ってしまい、お義母さまがそのあとに続く。


 あたしはしばし呆気にとられ―――
 類が、あたしの肩をポンと叩いた。
「―――抱っこしたかったんでしょ、2人とも」
「―――みたいだね」


 家族と友達だけを招いての、双子の誕生日パーティー。

 主役の2人はあちこちを走り回って落ち着かないけれど。

 それでも賑やかに、温かい雰囲気の中パーティーは進められていた。

 「類さま」

 あたしと一緒にシャンパングラスを手に立っていた類のところへ、田村さんがやってきた。

 「何?」
 類の声に、田村さんがにっこりと微笑む。
「お客様が、お見えですよ」
「客?」
 類が目を瞬かせる。

 もう、全員集まったと思っていたけれど。

 あたしも不思議に思って田村さんを見る。
 と、その後ろから姿を現したのは―――

 「久しぶりだな」
 強い癖っ毛の黒髪が懐かしい、道明寺司その人が、まるでその場の主役のように登場したのだった―――。

 「来るなんて言ってなかったのに、びっくり」
 あたしの言葉に、道明寺がにやりと笑う。
「こねえとも言ってねえだろ?これでも必死にスケジュール調整してきたんだぜ。結婚式以来だからな。子供の顔、ちゃんと見たかったんだ」
 そう言って、道明寺は身をかがめ、不思議そうに道明寺を見上げる双子の顔を見た。
「すげえ、類のガキの頃そっくりだな」
 おかしそうに言って快斗の頭をぐりぐりとなでる道明寺。
「だろ?ところが性格はつくしだからな、特にそっちの快斗の方。優斗はおとなしいけど、類のガキの頃とは違う。やっぱ2人とも牧野家の血が入ってるって感じだぜ」
 そう分析しだすのはあきら。
「そうそう、類とつくしが合体したみてえで妙な感じだぜ」
 そう言って総二郎も笑う。
「何よ、2人とも快と優がかわいくて仕方ないくせに」
 あたしの言葉に顔を見合わせて。

 「そりゃ、お前の子だからな」
 あきらの言葉に、総二郎も頷いた。
「そういうこと。お前の子供ってことは俺らの子も同然。目の中に入れても痛くねえって感じ?すげえかわいいよ」

 快斗と優斗は道明寺にいとも軽々と抱き上げられ、ご機嫌な表情だ。

 高いところにもビビらず、キャッキャッと楽しそうに声を上げるあたり、そう言われてみればあたしの子供のころに似てるかも、と我ながらおかしくなる。

 「けど、やっぱ女の子も見てみてえよなあ。そろそろ2人目つくらねえの?」
 総二郎の言葉に、類と顔を見合わせる。
「俺はいつでもいいんだけど。つくしが、せめて大学卒業してからって」
「だって、卒業式に大きいお腹でとか、ちょっと勘弁って感じだし。でも、あたしもいつか女の子は欲しいな」

 自分が子供を産んで。
 ふと周りを見渡してみれば、こんなに子供ってたくさんいたのかと思うほど、同じような子供が目に着いてしまうのだ。
 そしてそうするとやっぱりかわいい服や髪型でおしゃれされてる女の子が目に着いて。
 男の子と違って、女の子はお母さんが自分のしたい格好をさせているという感じで、すごくおしゃれな子が多いのだ。
 そういうのを見ていると、あたしだったら女の子にどんな格好させるかな、なんてついつい考えてしまって。
 類にそっくりの女の子もかわいいだろうなとか。
 実は結構いつも考えていたりするんだけれど。

 でもやっぱり、卒業してからがいいな、とか・・・・・。

 「じゃ、次の子は俺とつくるか?」
 と言ってにやりと笑う道明寺を見て。
「冗談でしょ。司の遺伝子なんて、強烈過ぎてきっとごまかしようがないくらい司に似そう」
 ぞっとしたように言う類がおかしくて、思わず吹き出す。
「てか、その前に触れさせないから。つくしが生むのは、俺の子だけ」

 そう言って後ろから抱き締められて。

 身内しかいないとはいえ、みんなの注目の的だ。

 「ちょ、ちょっと、類!」

 思わず赤くなってじたばたするあたしを見て、みんなが楽しそうに笑っていた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今回はずっと平和な感じで行こうかなあと思ってます。
 もうちょっとほのぼの~とした親子にお付き合いくださいませ。

 いつもご覧頂きありがとうございます。
↓こちらのランキングにもご協力いただけたらうれしいです♪
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ 0574
お気に召していただけましたらこちらをクリックしてくださいませ♪
いつも励みにさせていただいてます

ブログの小説をUPしているサイトです♪
kira kira heart
オリジナル小説、随時UPしてます!こちらもよろしければ見てみてくださいませ♪
きらら☆みるくの小説

Happy Beat vol.3 ~花より男子・類つく~

Category : Happy Beat ~花より男子・類つく~
 「だから、卒業式にお腹大きいのは勘弁って言ってたのに」

 あたしは、自分のお腹を見おろしため息をついた。

 「大丈夫。まだそんなに目立たないから」
 類がくすくすと笑う。

 妊娠6カ月。
 普通のドレスを着るにはぎりぎりといったところ。

 卒業式用の袴はお腹を隠せるので問題なかったが、プロム用のドレスはさすがにきつい気がして出るのはやめようかと思っていたのだけれど。

 「つくしが出ないプロムなんて、行っても意味ない」
 卒業したのだけれど、特別に大学のプロムに招待されているF3。
 出席するのを迷っていたあたしに類がそう言った。

「俺らのパートナーはつくしって決まってるんだから」
「腹がでかくたって、堂々としてりゃあいいんだよ」
 と言うあきらと総二郎。
 そして極めつけは、耳元で囁かれた甘い言葉。
「どんな格好してたって、つくしが一番きれいだよ」

 もう、こうなったら出るしかない。

 相変わらずダンスは苦手だけれど。

 それでも、あきらの素晴らしいコーチのおかげで、だいぶ様にはなってきた。

 「ずいぶん上達したよ。それならどんなとこ出たって恥ずかしくない。もっと自信持て」
 プロムの会場で、トップバッターで踊り始めたあたしとあきら。
 あきらが優しい笑顔であたしを見つめる。
 その笑顔にときめいているのはあたしだけじゃなく。
 相変わらず外野の視線が痛い。
「―――お見合いの話が、ずいぶんあるって」
「総二郎に聞いたのか?まあな。母親がいろいろうるさくって。けど実はあの人、つくしの大ファンだから」
 くすりと笑うあきら。
「ええ?」
「マジで。類と離婚しないかって、密かに期待してるんだぜ。それが無理なら、優と快を妹たちの婿にって」
「婿!うわ、双子同士の結婚なんてすごそう。見てみたい気もするなあ」
「だろ?妹たちも優と快好きだし。そうなったら楽しいぜ、きっと」
 最近ちょっとずつおしゃべりが増えてきて、ますますかわいい盛りの双子たち。
 そんな双子たちのまだ見ぬ未来の姿に、あたしたちは胸をときめかせていた。

 「あいつらが結婚したら、俺とおまえは親戚になるわけだ。それもいいかもな。もっと近い存在になれる」
 そう言って魅惑の笑みを浮かべたかと思うと、あっと言う暇もなく、チュッと頬にキスされて。
 思わず頬を赤らめれば、後ろからグイと腰を引き寄せられる。
「パートナーチェンジだぜ」
 そう言ってにやりと笑ったのは総二郎だった・・・・・。

 
 「あきらの妹たちと結婚?そりゃあすごそうだけど、年離れすぎだろ」
 あたしを優雅にエスコートする総二郎が目を瞬かせる。
「そうでもないよ。最近、そのくらいの年の差は珍しくないって」
「ふーん。なら、今度生まれてくる子が女だったらうちの弟の嫁に来る?」
「総二郎の、じゃないの?」
 あたしの言葉に、楽しそうに笑う総二郎。
 少年のようなその笑顔に、周囲でため息が漏れる。
 プレイボーイ振りもなりをひそめて久しいけれど。
 この人を世間の女性が放っておくはずなくて。
「俺はつくしオンリーだよ。言っただろ?ずっとそばにいるって。外野は勝手に騒いでるだけ。気にすんなよ」
 そう言ってあたしを見つめる瞳はどこまでも甘くって。
「―――あんまり甘やかされると、1人じゃ立てなくなりそうで怖いよ」
 そう言って苦笑すると、腰を強く引き寄せられ、体を密着させられる。
「そうしたら、俺がこうして支えてやる。お前を1人になんかしねえよ」

 そうして、額に優しいキスが落ちてくる。

 F2からの続けざまのキスに、集められる嫉妬の視線にさらに熱がこもる。

 「総二郎、そろそろ代わって」
 いつの間にか傍へやってきた類とチェンジ。
 代わった途端、ぎゅうっと抱きしめられる。
「類ってば、ダンスは?」
 恥ずかしくなって声を上げると、類の甘い声が耳をくすぐった。
「適当でいいよ。動きすぎると赤ちゃんに悪い」
「そんなに激しくないから、大丈夫だけど・・・・・」
「いいんだ、こうやってくっついてたいから。だいたい、最近のあいつらは遠慮がなさすぎる。俺の前でも平気でキスするんだから」
「挨拶みたいな感じになってるんだよ。おかげで優も快もキス大好きだもん」
 かわいい双子からのキスは、あたしや類にだけじゃなくって、ほとんど誰にでも。
 家では双子のお世話係が家政婦の間で取り合いになってるんだとか。
「―――けど、あの子らが一番好きなのはやっぱりつくしだよ。こないだ俺がつくしにキスしたら、快の奴めちゃくちゃ怒ってたもん」
 類の言葉に、あたしもその時のことを思い出して吹き出す。
「ああ、あれ。おかしかった!顔真っ赤にして類追いかけまわして。優まで泣き出しちゃって」
「笑い事じゃなくって、またライバルが増えるのかと思ってちょっとぞっとした」
「あのね、母親と息子って永遠の恋人なんだって」
 あたしが言うと、類はちょっと複雑そうにあたしを見つめ―――
「さすがに敵わない気もするけど―――でも、この位置を譲る気はないからね。ずっと一生・・・・・つくしの隣は、俺の特等席だよ」

 そうして落ちてくる、優しいキス。

 その瞬間、聞こえてきた気がした。

 ダンスのスローな音楽に負けないくらいの、楽しそうなHappy Beatが・・・・・。


                                       fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 一応、このお話はこれで完結です。
 もしかしたら時々、ひょっこり短編でお目見えすることがあるかもですが・・・・・・。
 とりあえず、終焉―――。


 いつもご覧頂きありがとうございます。
↓こちらのランキングにもご協力いただけたらうれしいです♪
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ 0574
お気に召していただけましたらこちらをクリックしてくださいませ♪
いつも励みにさせていただいてます

ブログの小説をUPしているサイトです♪
kira kira heart
オリジナル小説、随時UPしてます!こちらもよろしければ見てみてくださいませ♪
きらら☆みるくの小説

 

Happy Beat Again ~花より男子・類つく~

Category : Happy Beat ~花より男子・類つく~
 「「あけまして、おめでとうございます」」

 初日の出を見ながら、類と2人顔を見合わせて微笑む。

 お正月は家族5人で過ごそうと、海の見える花沢家の別荘にやって来ていた。

 家を出るまできゃあきゃあと嬉しそうにはしゃいでいた快斗と優斗、そして生後5カ月を迎えたばかりの琉璃は、さすがにずっと起きていることはできず今はベッドですやすやと眠っていた。

 今は類と2人きり、バルコニーに出て冷たい空気の中、刻一刻とその表情を変えていく目の前の景色を見つめていた。

 寒いけれど、類に肩を抱かれているとやっぱり安心できて、温かい気持ちになっていた。

 「―――あきらと総二郎は、いつごろくるんだっけ」
 あたしの言葉に、類がちらりとあたしを見る。
「午後には着くって。早く会いたい?」
 その視線はちょっと拗ねているようで。
 あたしはおかしくなってくすりと笑う。
「ん―、それもあるけど、おせち、出しておかなくちゃと思って」
 いろいろ、もちろんしきたりがあって、お正月というのは楽しいだけではないのだけれど。

 3人の子育てで毎日忙しいあたしのことを思い、今年は家から離れて家族だけで過ごしたいと言い出したのは類だった。
 そんな類にあたしは戸惑っていたが、類の両親の説得もあり、その好意に甘えさせてもらうことにしたのだが。

 この別荘には使用人はいないので、子供たちの面倒をみるのはやっぱり大変だろうと、あきらと総二郎が後から来ることになっていたのだ。

 そんなみんなの優しさが嬉しくて。

 そして仲間と一緒に迎えられるお正月というものにわくわくする気持ちを押さえられないあたし。

 まるで学生のころに戻ったみたいに。

 「―――寒いから、そろそろ中に入ろう」
 類に促され、部屋に入って窓を閉める。

 隣の部屋で寝ている子供たちが起きないように静かにソファーに身を沈め、テーブルの上に置いたままになっていたシャンパングラスに手を伸ばす。

 2人のシャンパングラスが軽く触れあい、ちりんと耳に心地よい音を鳴らす。

 新しい年を迎え、もう何度目かのキスに酔いしれ―――

 甘い空気が流れるのに、あたしもその身を預けようというところ。


 突然、部屋の扉がガチャリと音を立てて開いてきたからあたしたちは飛び上るほど驚いた。
「ママ、パパ」
 顔を出したのは、優斗だった。
「優、どうしたの?目え覚めちゃった?」
 2歳になった優斗は漸く単語が続けて言えるようになったというところ。
 寝起きのおぼつかない足取りであたしの元に来ると、その手をぎゅっと握り、あたしを見上げた。
「ママ、ちて」
 ママ、着て、と言いたいのだろう。
 あたしは類と顔を見合わせた。
「マーマ」
 あたしの顔を見つめ、強請るようにその手を引っ張る優斗に、あたしは肩をすくめ、優の小さな体を抱き上げた。
「わかった。じゃ、一緒に行こうね」
「俺も行くよ」
 そう言って類も立ち上がり、あたしたちは寝室へと優斗を連れて行った。

 ベビーベッドですやすやと眠る琉璃と、ダブルベッドの片隅で丸くなっている快斗。

 その横のクイーンベッドは類とあたしのベッドだった。

 そのベッドの方へ行くと、あたしは優斗を下ろし、類にそっくりなそのサラサラの髪を撫でた。
「快斗の隣で寝る?」
 その言葉に、優斗は首を振った。
「マーマ」
「そっか・・・・類」
「ん、いいよ。俺も一緒に寝る」
 類の言葉に、嬉しそうに笑う優斗。

 クイーンベッドに3人で横になり、優斗を挟んで類と目を見交わす。

 類の目が優しく微笑む。

 2人の間の優斗は、あたしの手を握りながら、ゆっくりと目を閉じて行った―――。

 「―――このまま、寝ようか」
 類の言葉に、あたしはその顔を見つめる。
「いいの?」
「ん。眠くなってきちゃったでしょ?そんな顔してる」
 くすくす笑う類に、ちょっと恥ずかしくなるけれど―――
「類だって、すごく眠そうだよ」
「ばれてた?」
「当然。すぐ眠くなっちゃうのは、あたしよりも類でしょ?」
「かもね。―――幸せだから・・・・・」
 そう言って、類はあたしの髪をそっと撫でた。
「隣に、こうして優やつくしがいてくれることが、何より幸せだから。だからきっと、安心して眠くなるんだよ」
「うん、あたしも―――すごく、幸せだよ」
 優をなでていた手に類の手が合わさり、温かなぬくもりが伝わってくる。

 恋人同士の時とは、ちょっと違うけれど。

 今が幸せだということは変わりなくて。

 あたしたちは手を握り合ったまま、眠りに落ちて行った―――。


 「ママ!マーマ!」
 快斗の声と、あたしの肩を揺さぶるその小さな手のぬくもりに、あたしは目を開けた。
「あ―――快、おはよ。もう起きたの?」
「もう起きたの、じゃねえだろ。何時だと思ってんだよ」
 聞き覚えのある声に、あたしは思わずがばっと身を起こした。

 そこに立っていたのは、腕を組んで呆れたようにあたしを見下ろす総二郎で―――
「ええ!?もうそんな時間!?」
 確か、昼過ぎに来ると言っていたはず。
 それまでに、おせちの準備をしておこうと思ってたのに―――!

 と、総二郎がにやりと笑う。
「バーカ、慌てんな、まだ朝の9時だよ」
「え―――」
「さっき着いたんだ。今あきらがリビングで琉璃にミルクやってるよ」
 言われて見れば、ベビーベッドはカラで類も優斗もその姿がなかった。
「つくしは、もう少し寝かしといてやりたいって、類の奴はとっくに起きてたみたいだけど」
 
 その時、部屋の扉が開き、優斗を抱いた類と瑠璃を抱いたあきらが入ってきた。
「お、起きたな。瑠璃のミルク、今やったとこだから」
「あ―――ありがと、あきら」
「おせちの準備もできてる。快連れてくから、着替えておいで」
 その言葉に、快斗も総二郎に抱かれ、そのままみんなで部屋を出て行き―――

 あたしは大きく溜め息をつき、ベッドから起き上がったのだった。
「―――今年も、いい年になりそう」
 そう呟いて苦笑して。

 用意してあった着物を出して、着付け始める。
 総二郎に習った甲斐があって、1人で着つける時間もだいぶ短くなってきていた。

 もちろん子どもたちも着替えさせられていて、少し窮屈そうだったけれど。
「ま、一応最初だけな。挨拶だけはしっかりしとこうぜ」
 総二郎の言葉に、あたしたちは頷きあい―――

 しっかりと正座し、新年のごあいさつ。

 「「「「あけまして、おめでとうございます」」」」

 「「「「今年もよろしくお願い申し上げます」」」」


                            fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 といわけで。
 管理人に代わって4人+3人の天使にご挨拶をしてもらいました。
 今年も無事に迎えることができてほっとしているところです。
 どうぞ今年もよろしく♪

 いつもご覧頂きありがとうございます。
↓こちらのランキングにもご協力いただけたらうれしいです♪
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ 0574
お気に召していただけましたらこちらをクリックしてくださいませ♪
いつも励みにさせていただいてます

ブログの小説をUPしているサイトです♪
kira kira heart
オリジナル小説、随時UPしてます!こちらもよろしければ見てみてくださいませ♪
きらら☆みるくの小説