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*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
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2010 White day ~花より男子・あきつく~

Category : 2010 White day ~花より男子~
 「―――何これ」

 目覚めると、部屋の中は真っ白な花で埋め尽くされていた。

 花といっても種類はいろいろで。

 ユリやバラ、カスミソウに―――後はなんだろう?名前も知らないような花がたくさん。

 ベッドに置きあがった姿勢のまま、しばらく花のむせかえるような匂いにかたまっていた。

 そのうちに、部屋の扉が静かに開かれる。

 「よお、起きた?」
 入って来たのはあきらだ。
「あきら―――これ、何?」
「何って、花だろ?つくし、そんなこともわからなくなったか?」
 キョトンとした表情の彼に、あたしはむっと顔を顰めた。
「それはわかってるの!じゃなくて、なんで寝室がこんなことになってるのかって聞いてるんだけど」
 あたしの言葉に、あきらはくすりと笑った。
「だって、今日はホワイトデーだろ?」
「ホワイトデー・・・・そうだったっけ」
 すっかり忘れてた。

 大学を卒業して、すぐにあきらと結婚して。
 
 あきらの秘書になって忙しく世界中を飛び回りながらも、愛する人の傍にいられる幸せな日々。

 バレンタインデーには、確かお義母さまに教わってチョコレートケーキを焼いたんだっけ。

 ちょっと失敗してしまったそれを、あきらはおいしそうに食べてくれて。

 そして、チョコレートと同じちょっとほろ苦いキスの味。

 特別な1日はあっという間に過ぎてしまったけれど―――

 ホワイトデーの存在なんて、忘れてた。

 「つくしらしいっちゃあらしいけど。これはちょっと予定外―――っつうか、白い花ってオーダーしたら、山ほど送ってきやがって」
「―――すごいね」
「でもせっかくだから、部屋中埋め尽くしてやろうかと思って」
 にやりと、まるでいたずらが成功した子供のように笑うあきら。

 普段大人な彼が、たまにこんなことをするのはちょっとかわいくて。

 そんな一面をあたしに見せてくれるのも嬉しくて。

 「―――すごい素敵。びっくりしたけど―――いい匂いだね、すごく」
「だろ?けど―――問題が1つあるんだよなあ」
「何?」
「お前のところまで―――どうやって行ったらいい?」

 そう。

 部屋いっぱいに敷く詰められた花は部屋の入り口とベッドの間にも隙間なく敷き詰められていて。

 そこを歩こうとすれば、当然花を潰してしまうことになる。
「―――あのさ、それよりあたしは、どうやって部屋から出ればいいの?」
「だよなあ」
「―――って、あきら!」
「まあ、待てって」

 あきらはその場にしゃがみ込むと、足元にあったバラの花を手に持った。

 そして、その前にあったカスミソウの花束も手に。

 そうして次々と花を手に取っていき―――

 「お待たせ」
 あたしの元へ来るころには、抱えきれないほどの白い花束をその腕に抱えていた。
「―――なんか、似合いすぎ」
 白い花束を抱えたあきらはまるで王子様のようで。

 まだパジャマ姿だったあたしは気恥ずかしさにシーツを引っ張り上げた。

 くすくす笑いながら、花束をベッドの上に放り、あたしの隣に潜り込んでくるあきら。
「せっかく迎えに来たのに、お姫様はまだパジャマ姿、か?」
「意地悪」
「そうか?せっかくだから―――今日はずっとこのまま2人で過ごそうか」
 優しく髪を撫でる手に、ドキドキする。
 その甘い笑顔に、いつまでもときめくあたしがいる。
「じゃあ―――今日だけは、あたしが1人占めしていい?」
「もちろん―――今日だけじゃなくって、俺はいつでもお前だけのものだよ」

 花よりも甘く優しいキスが落ちてくる。

 大好きな旦那さまと2人で過ごすホワイトデー。

 あたしだけの王子様に。

 もう一度、甘いキスを送って―――


                      fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ひたすら甘く。
 つくしを甘やかすあきら君。
 2人のラブラブな新婚ぶりを書きたくなってしまいました。

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2010 White day ~花より男子・つかつく~

Category : 2010 White day ~花より男子~
 ―――絶対行くから、待っててくれ

 その言葉を、100%信じたわけじゃない。

 だって、めちゃくちゃ忙しい人だから。

 今までだって、だめになった約束はいくつもあるし。

 だから今回だって予想はしてたの。

 高級ホテルの、最上階スウィートで、窓の外の夜景を眺めながら、あたしは溜息をついた。

 『ホワイトデーは、2人で過ごそう』

 道明寺にそう言われて、有頂天になりかけたあたしだったけれど。

 夜中の11時を過ぎたころには、さすがにそんな気分も吹っ飛んでいた。

 「―――期待するほうが、悪いよね」

 会いたいと、言ってくれただけでも嬉しいのに。

 それ以上のことを期待してしまっているあたしがいた。

 最初から、こんな約束なかったものだと思えばいい。

 そうすれば、こんな悲しい気持ちもなくなって―――


 「牧野!!」
 突然扉が開き、道明寺が飛び込んできた。

 驚いて何も言えず固まるあたしに駆け寄り―――

 その力強い腕で、あたしの体をぎゅっと抱きしめた。

 「―――悪い、こんなに遅くなって・・・・・」
 その言葉を聞いた途端、あたしの目からは涙が溢れ出した。

 会いたかった。

 声が聞きたかった。

 その手に触れたかった―――。

 いつからあたし、こんなに欲張りになってた?

 「ぎりぎり、間に合ったな」
 ほっと息をつく道明寺を、きっと睨みつける。
「ぎりぎりすぎ!後30分しかないじゃん!」
「しょうがねえだろ。これでもめちゃくちゃ急いできたんだぜ」
「あたしが今日1日、どんな気持ちでここにいたと思ってんのよ!?」
「だから、それは―――」
「絶対、許さないんだから!」

 そう言って。

 あたしは道明寺のシャツをグイっと引っ張り。

 その唇に、チュッとキスをした。

 呆気に取られ、真っ赤になる道明寺。

 「―――ホワイトデーなんだからね」
「お、おお―――」
「遅れた分―――ちゃんと埋め合わせ、してよ」
「何すりゃあいいんだよ?」
 途方に暮れたようにあたしを見る道明寺に。
 あたしはその目をまっすぐに見つめ返して、言った。
「あんたの時間を、あたしにちょうだい。1時間でもいい、2時間でも―――あたしだけに―――あんたの時間を、ちょうだい」

 ずっと1人占めできないことくらい、覚悟はしてる。

 だから、少しだけでいい。

 あたしだけに―――

 「―――馬鹿だな、お前」
 溜息とともに零れる言葉。
「何よ、バカって―――」
「頼まれなくたって―――俺の時間はお前のものだよ。ちゃんと―――ずっと、そばにいる」
「ずっとって言ったって―――」
「当分、こっちにいられることになったから」
「え!?」
 驚いて、道明寺の顔を見上げる。
 にやりと、確信犯的な笑み。
「―――ホント?」
「ああ。だから―――一緒にいられる。明日も、明後日も―――俺の時間は、お前のものだよ」

 得意げにそう告げた道明寺の背中に腕を回し、思い切り抱きつく。

 道明寺の腕が背中に回る。

 固く抱きしめ会えば、もう言葉なんかいらなくて。

 あたしの時間はあなたのもの。

 あなたの時間はあたしのもの。

 そうやって、2人でずっと時間を刻んでいこう。

 これからも、ずっと―――


                     fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 忙しい彼を持つと大変だろうなあ。
 でもこの2人なら、そんなことも乗り越えていっちゃうんでしょうね。

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2010White day ~花より男子・総つく~

Category : 2010 White day ~花より男子~
 「何が欲しい?」

 西門さんの言葉に、あたしはちょっと考えたけれど。
「―――別に、欲しいものなんてないよ」
 その言葉に、がっかりしたように息をつく西門さん。
「今日はホワイトデーだろ?今日くらい、何でもしてやるのに。たまにはわがまま言えよ」
「わがまま?」
「そ。俺はお前のわがままが聞きたい」
 そう言って笑う西門さんの笑顔が眩しくて、ドキドキしているのを悟られないように目をそらす。
「そ、そんなこと急に言われても、思いつかない。欲しいものなんて本当にないし―――」
「ふーん・・・・?んじゃ、今日は俺に付き合えよ」
「へ・・・・・?」


 連れて行かれたのは、海の傍の高級ホテルの最上階。

 全面ガラス張りの部屋から見える景色は、言葉をなくしてしまうくらいきれいで―――

 しばらくそれに見惚れていると、西門さんが後ろからあたしの腰に手を回してきた。
「―――いつまでもここに張り付いてないで、俺の方も見てくれよ、つくしちゃん」
 チュッと、髪にキス。
 思わず肩が震える。
「―――ワイン、運んでもらったんだけど。乾杯しない?」
「え―――」

 振り向けば、丸いテーブルの上には白ワインとチョコレートの盛り合わせ。
「いつの間に―――」
「お前が海に見惚れてる間に。―――おいで」
 西門さんに手をひかれ、テーブルの傍のソファーに身を沈める。

 慣れた手つきでグラスにワインを注ぎ、2人で乾杯。

 ちょっと辛口のそれは、甘いホワイトチョコレートとバランス良く口の中で溶けあい―――
「―――おいしい」
「だろ?きっと気に入ると思って―――取り寄せといたんだ」
「って―――じゃあ、最初からここに来る予定だったの?」
「当たり前だろ?もう1ヶ月も前から予約してるよ」
 にやりと笑う彼に、いつもながらやられた、とあたしは息をついた。
「お前が、欲しいものはないって言うのもわかってたし。どうすれば喜んでもらえるかって、これでも必死に考えたんだぜ」

 女の子の扱いには人一倍慣れてる西門さんがそんなことを言うのも不思議に思えたけれど。

 でも、それくらいあたしのことを思ってくれてるんだって思うとやっぱり嬉しくて。

 「ありがと。すごくうれしいよ」
 素直に言葉にすれば、ちょっと意外そうに目を瞬かせて。
「何よ、その顔」
「いや―――お前がそんなふうに素直だと、ちょっと調子狂うなと思って」
「たまには、あたしだって素直になるの。この部屋もすごく素敵だし―――ちょっと贅沢過ぎる気もするけど」
「ホワイトデーだからな」
「うん、だから―――今日は、素直に受け取っておこうって、思ったの」

 見上げれば、西門さんも嬉しそうにあたしを見つめていて。

 自然に重なる唇。

 ふわりとワインの香りがして。

 それから、チョコレートの甘い香りが―――

 ワインのグラスをテーブルに置き、何度も口づけを繰り返す。

 そのまま甘い雰囲気にのまれそうになった時―――

 「―――お前、こんなの持ってた?」
 西門さんの手があたしの髪をかきあげて。
 耳に揺れるピアスに気付き、いぶかしげな顔をする。

 プラチナ台に小さなローズクオーツが乗ったピアス。

 シンプルだけど女の子らしくてかわいいそれは―――

 「あ、これは花沢類から、ホワイトデーだからって今朝―――」

 言ってしまってから、しまったと思った。
 途端に、不機嫌に歪んでいく西門さんの顔。
「―――へーえ、俺と会うのに、類からもらったピアスつけてきたんだ?」
「だ、だって、類の前でつけて見せて―――そのままつけっぱなしになってたの、忘れてて・・・・・」
「類と会ったことも忘れてた?俺、初めて聞いたぞ、今朝類が来たなんて」
「それは―――聞かれなかったし―――」
「聞かれなきゃ言わないわけ?じゃ、他に何言ってないことがある?」
 いつの間にか、あたしの腰を抱く西門さんの手に力が込められていて。
「な、何も―――忘れてたわけじゃないけど、わざわざ言わなくてもいいかなって―――」
「―――俺に、隠そうと思った?後ろめたいから?」
「違うってば。だって―――」
「だって?」
「西門さんに―――そんな顔してほしくなかったから」
 その言葉に、西門さんが目を見開いた。
「ピアス、外し忘れたのは本当。着ていく洋服、ぎりぎりまで迷ってて、約束の時間に遅れそうで―――ピアスのことすっかり忘れてた。今日は―――ずっと、西門さんの笑顔が見ていたかったの」
「牧野―――」
「ホワイトデーだから・・・・・一緒にいられれば何もいらないけど、その笑顔だけ。西門さんの笑顔だけは見たくて。だから―――後ろめたいことなんてないけど、類のことは言わないでおこうって思ったの」

 困ったような、なんとも言えないような顔をして。

 西門さんは小さく息をつくと、再びあたしを抱きしめた。

 「―――ずるいよな、お前は」
「なんで」
「俺がお前にベタ惚れだって知ってて、そういうこと言うなよ。もう、怒る気もなくなった」
「ホント・・・・・?」
「ほんと。その代わり、今日は絶対離さないから―――覚悟しとけよ」

 わざと耳元で囁かれる言葉に、胸が熱くなる。

 「もう、あたしのが離れらんないから」
「―――も、限界。俺今、全く余裕ないからな」
 言い終わるより早く、唇を塞がれて。

 長く、熱いキスがあたしの心までも溶かしていくようで。

 そのまま2人、ソファーに身を沈め―――

 ようやくその腕から解放されたころ・・・・・

 あたしの耳についてたはずのピアスは、西門さんの手で外されていた・・・・・・。


                              fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 嫉妬なしで、甘~いホワイトデーにしようかと思ったんですけども。
 やっぱり総ちゃんはこうじゃないと。

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2010 White day ~花より男子・類つく~

Category : 2010 White day ~花より男子~
 「―――行くよ?牧野」

 「ちょ―――、待って、花沢類、あ―――」
 「出発♪」
 「ぎゃあ―――!」

 いつもながらの急発進、急加速―――。

 大学のキャンパスを出た途端類の車に乗せられたあたし。

 ―――まだ死にたくなーい!

 生きた心地のしないまま、ぎゅっと目を瞑っている間についたのは―――

 「牧野、いつまで目え瞑ってんの」
 類の呆れた声に目を開く。
「ここ―――」
 見渡す限りピンクと白の花の絨毯が広がっていた・・・・・。
「きれー・・・・・」
「だろ?牧野ならきっと喜んでくれると思って」
「すごいね。でも、何で急に?」
「だって今日はホワイトデーだろ?バレンタインのお返し」
「あ―――そっか」
 そんなことすっかり忘れていた。
「―――ここまでくれば、あいつらにも邪魔されないし」
「え?」

 気づけば、類がにっこりと笑い、あたしを見つめていた。

 薄茶色のビー玉のようなっ瞳に見つめられて、あたしはドキドキする。

 「牧野と、2人きりになりたかったんだ」
 きゅっと、手を握られる。
 それだけで、なんだかすごく緊張してしまう。
「あの、類―――」
「バレンタインデーのチョコレート・・・・・。すごくうれしかったけど・・・・・・」
「けど・・・・・?」
「ちょっと、不満」
 切なげに揺れる瞳が、あたしを捕える。
「不満って―――おいしくなかった?」
 手作りのチョコレート。
 結構頑張って作ったんだけどな。
「味のことじゃないよ」
「じゃあ・・・・・」
「総二郎やあきらにも、同じものあげてたでしょ」
「それは、だって」
 パパや進にも、同じチョコレートを渡した。
 だって、バレンタインデーだし。
「それが不満。牧野からもらったって、総二郎もあきらも嬉しそうにしてて―――なんか、悔しかった」
 そう言って、ちょっと顔を顰める類。
「俺だけが、特別ってわけじゃないんだって思ったら、悔しかった」

 どきんと、胸が鳴る。

 ―――特別?

 だって、そんなの―――

 「俺にとって、牧野は特別だよ。でも―――牧野はそうじゃない?」
 きゅっと、あたしの手を握る手に力がこもる。
「あたし―――」
「総二郎もあきらも、おんなじ?一緒にいるのが俺じゃなくても良かった?」
 まっすぐに見つめてくる瞳から、逃れられない。

 心の奥まで、見透かされてしまいそうで―――。

 「俺は―――ずっと牧野と一緒にいたいって思うけど―――牧野は、そうじゃなかった?」

 「あたし―――だって、あたしが、そんな風に思ってもいいの?」
 あたしの言葉に、類の目が瞬く。
「なんで?いけないの?」
「だって―――類の傍にいるのが―――ずっと一緒にいるのが―――あたしで、いいの?」
「牧野が、いいんだよ」
 そう言って、にっこりと微笑む。
「これから先もずっと、俺の隣には牧野がいてほしい。1年後も10年後もずっと―――こうして一緒にいてほしい」

 涙が、溢れ出す。

 いつでも、あたしの隣にいてくれる人。

 だけど、それには限りがあるって思ってた。

 不意に、唇が重なる。

 キスしたことに気付くのに、数秒かかった。
「―――る、類!」
「ホワイトデーだから」
 にやりと笑う類を、睨みあげる。
「意味わかんない」
「―――他の奴にはさせちゃダメ。俺だけ」
 頬を包む、類の掌が冷たくて心地よかった。
「俺にだけ―――キス、させて」
 
 言葉にならなくて。

 あたしはただ、頷いた。

 頬を伝う涙を、類の唇が掬う。

 「―――好きだよ、牧野」

 風のように、類の声が耳元を掠めていく。

 そしてまた、唇が重なって―――。

 「好きだよ―――類が・・・・・」

 素直な気持ちが、口から零れる。

 「大好き―――」

 目を開ければ、そこには嬉しそうに微笑む類がいて。

 咲き乱れる花をバックに、花よりもきれいだなんて、ちょっと憎たらしいけど。

 でもきっと来年も、そして10年後も。

 この人の傍にいたいって、そう思える人だから―――

 「ずっとそばにいて・・・・・」

 何度でも、キスをしよう。

 2人だけの、特別なキスを―――


                      fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 一番難しかった、今回の類つく。
 何をテーマにすればいいのか全然思い浮かばなくって。
 ちょっと苦しまぎれの作品になってしまいました。

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