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*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
*閲覧については自身の責任においてお願いいたします。
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*このブログの無断転載複製を禁じます。
*万が一このブログをお読みになって不快感を感じられたとしても責任は負いかねますのでご了承ください。

あなたの隣にいる未来 ~花より男子・あきつく~

Category : Birthday Novels~花より男子~
 パーティーの主役は、美作あきら。

 20歳の誕生日はまた特別だ。

 光沢のあるブルーグレーのスーツに身を包んだ彼は一層華やかで、彼の周りにはここぞとばかりに着飾った女性たちが群がっていた。

 「―――近づけないっつーの・・・・・」
 溜息とともに、そんな言葉が漏れて行く。
「なんで?牧野が彼女なんだから、もっと堂々とあきらの隣にいればいいのに」
 そう言って、いつものようにあたしの横で類が笑う。
「だって―――さっきもちょっと話しただけですごい目で睨まれたもん。怖くって」
「らしくねえこと言ってんじゃん」
 そう言ったのは、さっきから知り合いらしいたくさんの女性の相手に忙しい西門さん。
「いつもだったらそんなの蹴散らしてんじゃん」
「人聞きの悪いこと言わないでよ。一応今日はドレスだって着てるし、美作さんのご両親だっているし―――。みっともないとこ見せらんないよ」
「ふーん?やっぱらしくねえなあ」
 不思議そうに首を傾げる西門さん。
 あたしは西門さんから目をそらし、少し離れたテーブルで来客の相手をしている美作さんをちらりと見た。

 なんとなく、そばに行きづらい。

 それは、さっき西門さんに言った理由もあるのだけれど、それ以外にも一つ―――。


 ―――おにいちゃまのお嫁さんになる人が来るんですって。

 双子の方割れ、絵夢ちゃんがそう教えてくれた。

 お嫁さんになる人。

 つまり、そういうことなんだと、思うしかなかった。
 本当は美作さんの口からちゃんと聞きたかった。
 だけど、さっきから彼の周りには絶えず人がいて、近づくのもためらわれてしまう。

 ついため息が出てしまう。
「牧野、具合悪い?顔色良くないよ」
 類が、心配そうにあたしの顔を覗き込む。
「だ、大丈夫、なんともないよ」
「そう?ちょっと外の空気吸いに行く?」
「あ―・・・・うん、そうだね」
 何となく居づらいと思い始めていたのは本当なので、あたしは類の言葉に素直に頷き、類の後について外に出ようとしたのだけれど―――


 「おい!!」
 ホールを出る寸前、力強い手に腕を掴まれ、あたしは後ろに引き戻される。
「どこ行くんだよ!?」
 怒ったようにあたしを後ろから抱き締めたのは、美作さんだった。
「美作さん―――」
「類とどこ行くんだよ?」
「え―――外の空気でも吸いに行こうって―――」
 美作さんの勢いに押され、あたしは思わずたじろぐ。
「あきらはホストだから、出れないでしょ」
 類の言葉に、美作さんは一瞬詰まったけれど。
「―――とにかく、これからお前紹介しようと思ってるんだから行くなよ」
「え?紹介って―――」
 戸惑うあたしの腕を引き、美作さんはまたホールの中央へ―――。

 ―――何がどうなってるの?

 戸惑うあたしの手を引きながら、美作さんがちらりとあたしを見た。
「―――他の男と、消えたりすんな」
 その言葉にどきりとして。
 だけど。
「な、何よ、自分だって―――」
「は?俺が何?」
「―――絵夢ちゃんに、聞いたんだから」
「絵夢に?何を―――」
 その時、美作さんの後ろから美作さんのお母さんが顔を出した。
「あきら君、何してるの?もう皆さんお待ちかねよ」
「あ、ああ、今行く。―――とりあえず、その話は後で聞くから、こっち」
 そう言ってまた手をひかれる。

 連れて行かれたのは一段高くなったステージの上。

 「―――今日は、あきらの誕生日に皆様お集まりいただいてありがとうございます」
 美作さんのお母さんがマイクを使って挨拶をすると、ホールからは大きな拍手が沸き起こった。
「今日は、あきらの方からぜひ皆様にお知らせしたいことがあるということなので、耳を傾けていただけたらと思います」

 お母さんにマイクを渡され、美作さんがそれを受け取り、みんなの方へと向く。

 会場は静まり、美作さんに視線が集まる。

 「今日は、僕のためにお集まりいただきありがとうございます。今日は―――皆さんに僕の婚約者を紹介したいと思います」

 ―――は?今なんて?

 「今、僕の横にいるこの牧野つくしさん―――。彼女と、結婚しようと思ってます」
 美作さんの腕が、あたしの肩をやさしく抱く。

 会場から拍手が沸き起こり、黄色い悲鳴をかき消すように、たくさんの人たちの『おめでとう!』という声が響いてくる。

 「―――牧野」
 美作さんが、あたしの目をじっと見つめる。
「勝手に話進めて、悪いな」
 その言葉にハッとする。
「そ、そうだよ、なんで―――」
「しょうがねえだろ。事前に話しておこうと思ってんのにお前は類とずっと一緒にいるし―――」
「だってそれは、美作さんがずっと女の人に囲まれてて―――」
「そりゃあ、俺のバースデーパーティーだからな」
「そ、それに、今日は美作さんのお嫁さんになる人が来るって、絵夢ちゃんが―――」
 その言葉に、美作さんが呆れたようにあたしを見る。
「―――それ、お前だから」
「―――へ?」
「俺が付き合ってるのはお前なんだから、お前しかそんな相手いないだろうが」

 だって、そんなこと―――考えもしなかった・・・・・。

 呆然とするあたしに、美作さんがふっと笑う。
「ま、今のでずっとお前が暗い顔してたわけもわかったけど」
「だ、だって―――」
「俺にはお前だけ。これからずっと―――俺の誕生日にはいつも、お前に隣にいてほしい」

 その言葉に、あたしの瞳から涙が零れおちた。

 ずっとそばにいたい。

 そう思ったから、あたしはこの人の隣を選んだんだ。

 これから先、何があったってずっと―――

 「―――誕生日、おめでとう―――あきら」

 その言葉に、嬉しそうに微笑み―――

 優しくてあったかいキスが、あたしの唇に落ちてきた―――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 Happy Birthday,Akira!!
 今回のはぎりぎりまでなにも思いつかなくて―――
 何とか書きあげることができて良かったです。

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恋心 46 ~花より男子・類つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「そちら、どなた?」

上品な感じのとてもきれいな婦人があたしを見て微笑む。

あたしはぽかんとしてその人を見つめていた。

類が、あたしの肩を抱いた。

「俺の恋人」

その言葉に。

固まることたっぷり10秒。

「―――は!!?」

「まあ、そうなの。かわいらしいお嬢さんね」

夫人の顔が、嬉しそうにパーッと輝く。

「え、あの、あたしは―――」

「牧野つくしさん。同じ大学なんだ」

「そう。まあ、じゃあ早速準備しなくちゃならないわね。あの人にも報告を―――」

そう言うと、婦人はいそいそとどこかへ行ってしまった。

あたしはその姿が見えなくなったころようやく我に帰り―――

「ちょっと、これどういうこと!?花沢類!」

「あ、その呼び方懐かしい」

にっこりと、余裕の笑顔。

「そんなことどうでもいいってば!あの人は―――」

「俺の母親」

―――やっぱり!

どことなく、面影が似ていた気はしたのだ・・・・・。

「準備って、何?あの人って―――」

「婚約披露パーティーの準備。それから、フランスにいる父親に報告」

淡々と、冷静にそう言いだす類に。

あたしは、眩暈を感じた。

「聞いてない!」

「うん。言ってなかったし」

「なんで勝手に―――!」

「牧野に、逃げられないように」

「はあ!?」

「牧野と、ずっと一緒にいたいから―――一番早い方法を」

「早い方法って!」

「結婚しよう、牧野」

無邪気な天使の笑顔でそう言われて。

あたしは、開いた口が塞がらなかった―――。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 恋人とか婚約とか、そんなの全部すっ飛ばして結婚したい。
 こうと決めたら行動早っ、っていうのが類くんぽいと、勝手に思ってます。

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もっと酔わせて vol.20 ~花より男子・総つく~

Category : もっと酔わせて ~花より男子・総つく~
 「やあ、はじめまして」

 驚いた。

 思わずあたしは何も言えずにその人を見つめてしまった。

 だって―――

 「何呆けてんだよ、牧野」
 西門さんの呆れたような言葉に、はっと我に帰る。
「あ、ご、ごめん、あんまり西門さんに似てるから―――」
 その西門さんのお兄さん―――祥一郎さんはあたしの言葉にくすくす笑った。

 そんな笑い方までそっくりで―――

 西門さんより7歳年上の祥一郎さんは、いま28歳のはずだけれど。

 西門さんの双子の兄弟と言われてもおかしくないくらい、若々しくて・・・・・すてきな人だった。


 「急にメールなんか寄越すから、びっくりした。メアド、よくわかったな」
 3人でテーブルを囲み、食事をしながら、西門さんが口を開いた。
「ああ、まあな。これでも、ずっとお前のことは気にしてたんだ。いつまで女遊び続けてんのかと思ったけど―――ようやく落ち着いたみたいだな」
 ちらりとあたしを見るその視線に、いちいちドキドキしてしまうあたし。
 緊張して、ナイフを落としそうになってしまう。
「―――兄貴、あんまり牧野見ないでやってくれる?えらい緊張してるみたいだから」
「ん?ああ、そうか―――。ごめんね、牧野さん。総二郎の彼女がどんなにすてきな人なんだろうって、俺も楽しみにしてたんだ。君みたいな人で安心したよ」
「え―――」
 あたしは思わず手を止め、祥一郎さんの方を見た。
 その瞬間、ばちっと目が会ってしまい、またドキドキと心臓が音を立てる。
「総二郎は意外と短気で―――それに寂しがりなところがあるからね。君みたいにしっかりしてて―――優しい女性が合ってると思ってたんだ」
「優しい―――あたしが?」
 初対面の人に、そんなこと言われたことなかった。
「うん。君はとっても芯の通ったしっかりした女性に見えるし、それに―――優しい人だと思うよ」
 にっこりと微笑み、あたしを見つめる祥一郎さん。

 西門さんに似ていて、それでいて少し儚げにも見えるその瞳に見つめられ、あたしは目をそらすことができなくなってしまった―――。

 コツンッ

 突然額を小突かれ、あたしはその痛みに顔を顰めた。
「いたっ、何すんの、西門さん」
「―――ぼーっと見惚れてっからだよ」
「は?」
 プイっと、顔をそむける西門さん。

 それを見て、祥一郎さんが楽しそうに笑った。
「なんだ、ヤキモチか?心配しなくても、お前の彼女に手ぇ出したりしないよ」
「そ、そんなんじゃねえよ。―――それより、話したいことってなんだよ」
 微かに頬の染まった西門さん。
 きまり悪そうに祥一郎さんをじろりと睨んだ。


 ところで。
 このレストランの、このテーブルから大分離れた窓際の席に、花沢類と美作さんの姿があった。

 あたしたちよりも後から来た2人は、今食前酒に手を伸ばしたところだった。

 ちょうどあたしの位置からは類の顔がはっきりと確認できて―――

 類もあたしに気付くと、にっこりと笑ってくれて。

 その笑顔に、あたしはホッとしてちょっと落ち着くことができた・・・・・。


 「ちょっと困ったことがあってね・・・・・お前と、それから牧野さんに―――折り入って頼みたいことがあるんだ」
 その祥一郎さんの言葉に、あたしと西門さんは顔を見合わせた。
「俺が今、横浜で開業してることは知ってるだろ?」
「ああ」
「小さい病院だけど、結構患者さんも来るし、繁盛してるんだ」

 ―――きっと、女性患者が多いんだろうな。

 「医療関係のこととかだったら、俺たちは何にも出来ねえぞ」
 その言葉に、祥一郎さんはくすくすと笑った。
「わかってるよ。お前たちにそんなこと頼んだりしない。そうじゃなくて―――どっちかというと人間関係でちょっと困ってて―――」
「人間関係?なんだよ、婆さんの患者に結婚を迫られてるとか?」
「ん―・・・・ちょっと違うけど、近いかな」
「は?マジで?」
 西門さんが驚いて身を乗り出す。
「ああ、いや、婆さん本人じゃないんだ」
 そう言って祥一郎さんは手を振った。
「―――毎日のようにうちの病院に通ってくる婆さんがいてさ・・・・・すごくいい人なんだけど。その婆さんが、俺に見合い話を持ってくるんだ」
「へえ」
「毎回いろんな女の人の写真持ってきちゃあ、その女の人がいかに素晴らしいかって話を俺に聞かせるんだ。まあ、ボケ防止っていうか―――それがその人の唯一の楽しみだとしたら、それを取り上げるのも申し訳ない気がして、いつも断りはするけど、『ちょっと好みと違うみたいだから、今回は見送るよ』って言ってごまかしてたんだけど―――」
「―――そういうわけにいかなくなった?」
「ああ。この間持ってきた見合い写真っていうのが、その婆さんの孫で・・・・・これが最後の1人だっていうんだよ。何が何でも見合いして、曾孫の顔を見せてくれって―――」
 困ったように苦笑する祥一郎さん。
 西門さんは溜息をついて―――
「なるほど。けど、一度会ってやればいいんじゃねえの?婆さんの顔立ててさ。それから本人にやんわり断れば―――」
「俺もそう思ったんだけど―――その女性っていうのが問題で―――
「なんだよ?婆さんの孫なんだろ?」
「ああ。その、年齢が―――まだ16歳の高校生なんだよ」
「女子高生!?」

 さすがに困ったと溜息をつく祥一郎さんを前に。

 あたしたちも顔を見合わせ、言葉をなくしたのだった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 なんかまた、予想外の展開になってる;
 ん~、次回、どうしようかな?

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君しか見えない vol.5 ~君/に/届/け・風爽~

Category : 君に届け・二次~風爽~
「呆れるかもしれないけど」

言いづらそうに翔太が口を開くのに、爽子は首を傾げた。

「少し、心配なんだ」

「心配?」

「うん・・・・・。同じ家で暮らすって」

「あ―――えーじお兄ちゃんのこと?」

「ん。―――疑ってるわけじゃ、ないよ。ただ、その、従兄弟って言ってもやっぱり―――男だしさ」

明らかに自分よりも大人で。

しかも爽子の初恋の相手だなんて聞かされたら、気にならないわけがなく。

「よく、わからないのだけれど―――それは、えーじお兄ちゃんが、あたしのことを女性として見ていると、そう思っているの?」

大きな瞳を瞬かせながら。

不思議そうに、でも冷静にそう言う爽子に、翔太はなんだか自分が恥ずかしくなる。

「そ、そうじゃないとは、言えないだろ?」

「でも・・・・・それはないと思うから」

「―――何でそんなこと言えんの?あの人と、何かあったの?」

訝しげに聞く翔太に対して、爽子はあくまでも冷静だった。

「だって・・・・・えーじお兄ちゃん、彼女いるって言ってたから」

「え」

その言葉に、翔太は一瞬目を丸くし。

ほっとしたのと同時に、恥ずかしさにカーッと頬を染めた。

「な、なんだ、そうか・・・・・・。ご、ごめん、知らなかったから―――」

そんな翔太の様子に、爽子もうれしそうに微笑み、頬を染めた。

「ううん。ちょっと嬉しい・・・・・。風早くんが、そんな風に思ってくれるなんて思わなかったから・・・・・」

無邪気に笑う爽子の笑顔が眩しくて。

少しでも疑ってしまった自分が恥ずかしくて。

翔太は熱くなった頬を手で押さえ、そっと息を吐きだしたのだった・・・・・。


                          fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 このお話は、一応これでおしまいです。
 なんせ初めての君とどでちょっとキャラのかきわけが難しかったです。
 拍手のお礼用小話で、短いお話をちょこちょこ書いているのですが、そのうちまた連載もできたらいいなあと思ってます♪

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恋心 45 ~花より男子・あきつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「高校生の頃、10年後の自分なんて想像できなかったな」

あたしの言葉に、美作さんが顔を上げる。

「ん?そうか?」

「うん。だって―――まさか、美作さんと一緒にいるなんて」

その言葉に、軽く笑う美作さん。

「俺は、想像してたよ。お前とこうなること」

「ええ?本当に?」

「ん―――。あの月夜の夜に」

「月夜?」

「お前は覚えてないだろうけどな」

そう言って微笑むと、あたしの手を取り、手の甲に唇を寄せる。

その仕草がまるで王子様のようで、思わず見惚れる。

「――想像っていうより―――夢見てた、っていう方が正解だな」

「夢って―――」

「お前は、俺の夢。だから今の俺は、夢を手に入れられたってわけ」

「夢だなんて、大袈裟だよ。あたしが、美作さんと一緒にいたいと思ったんだから」

「それが夢だったんだよ。でも―――これからは、現実のものにしなきゃな」

「もう現実、でしょ?」

「―――ああ、そうだな」

優しいキスをして。

ふわりとあたしを抱きしめてくれる腕は、やっぱり優しかった・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 結婚直前、みたいな?
 もうちょっと甘~いお話にしたかたんですけど、あきらが相手だとちょっと落ち着いてしまうような・・・

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恋心 44 ~花より男子・類つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「成人式の着物、総二郎に調達してもらったって」

何となく不機嫌顔の類。

「うん。レンタルなんだけどね、すごく安くしてもらっちゃって、助かったの」

「俺にだってそれくらいできる」

「あ―――でもほら、専門分野かなあと思ったから」

「着付けも、総二郎がするって?」

「だって、あたし着物の着付けなんかできないし」

「おれがやる」

「え?できるの?類」

「何とかなる」

「なんとかって―――」

「総二郎に、触れさせたくない」

そう言うと、隣に座っていたあたしの肩を引き寄せぎゅっと抱きしめられる。

「触れるって―――単なる着付けだよ」

「それでも嫌だ。着せるのも、脱がせるのも、俺の役目」

「な、何言ってるのよ、脱ぐのは自分で―――」

「俺が、する。今も―――」

気づけば、ブラウスのボタンを外されている。

「牧野に触れていいのは、俺だけ」

「ちょ―――待って、ここ、大学―――!」

いくら人気のない場所とはいっても、大学の敷地内でこんなこと!

「大丈夫」

「大丈夫じゃないよ!」

あたしの言葉なんて聞こえていないかのように、するりと類の手がブラウスの下に着ていたキャミソールの中に忍び込んでくる。

「牧野が悪い」

「なんで!!」

「総二郎と、浮気するから」

「してない!!」

「じゃ、証明して」

「証明って―――」

類の唇があたしの口を塞ぎ、声が遮られる。

舌が絡められ、すぐに深くなる口づけに、あたしの体から力が抜ける。

結局こうなっちゃうんだから―――

着物の着付け、西門さんにどう断ろうかと、あたしは考えはじめていた―――。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちょっと古い、成人式ネタです。
 最近、総つく多めなので、たまには類つくラブラブも。

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恋心 43 ~花より男子・総つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
気づくと、なぜかあたしは西門さんの膝の上に座らされていた。

ムード満点の静かな音楽が流れる店内には、体を寄り添って踊る男女たちが数人。

VIP席になってるレースのヴェールで仕切られた部屋には、あたしと西門さんの2人きり。

「―――何で?」

ようやくそれだけ口にして。

「あほか」

と呆れた口調の西門さんにむっとする。

「どこで引っかかったんだか知らねえけど、たちの悪い男どもに酒飲まされて、車に押し込まれる寸前だったんだぞ、お前」

「―――覚えてない」

確か、会社の人たちと飲んでたはず。

10時前には店を出て―――

そういえば、そのあと取引先の会社の社員とばったり会ったのまでは覚えてる。

同僚らしき男の人数人と一緒だったその人に声を掛けられて―――

すでにアルコールが回っていた状態で、だいぶテンションも上がってたかも―――

「あのな、男と飲むときはもっと用心しろよ!俺や類に連絡すりゃあすぐに飛んでくんのに」

「―――そこまで気が回らなかった。ごめん、助けてくれたの」

そう言って膝の上から慌ててどことするあたしの手を、西門さんがつかむ。

「助けたのかどうかは、わからねえな」

「は?」

「ここに着いた途端、俺に抱きついてキスしてきたの、覚えてないだろうけど」

にやりと笑う西門さんに、あたしは逆に青くなる。

「ウ、ウソ!!」

「マジで。色っぽい声で『帰りたくない』なんて囁かれたら、俺もぐらっとくるよ」

「ちょ、ちょっと待って、あたし全然―――」

覚えてないし!

「まさかお前に誘惑されるとは思ってなかったけど―――」

「してない!」

「俺をその気にさせた責任は、取ってくれるんだろうな、つくしちゃん?」

間近に迫るそのきれいな顔に。

あたしは逃げ道を失ったことを知った・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 酔ったつくしに迫られて、柄にもなくドキドキしている総ちゃん―――
 を想像して楽しんでくださいね♪

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もっと酔わせて vol.19 ~花より男子・総つく~

Category : もっと酔わせて ~花より男子・総つく~
 「兄貴とは、ここ5年くらい会ってない」

 翌日、大学のカフェテリアでいつものようにF3 コーヒーを飲んでいた。
「お前が高等部に上がった年だったっけ?兄貴が家出てったの」
 美作さんの言葉に、西門さんが頷く。
「ああ、親父と大喧嘩してな。そのあと1年くらいは俺も時々会ってたんだけど―――」
「今はどうしてるの?」
 あたしが聞く。

 お兄さんがいるということは聞いていたけれど、詳しい話は聞いたことがなかった。

 あまり、聞いてはいけないことのような気がして―――

 「医者になったんだ。今は独立して横浜の方で開業してるって聞いた。横浜に行ってからは俺も会ってないからよく知らねえけどな」
「で、そのメールの内容は?会いたいとか言ってんのか?」
 美作さんの言葉に、西門さんは戸惑ったような表情をする。
「ああ・・・・・どっかで俺が牧野と住んでることを聞いたらしい。話したいことがあるって―――。いまさら、何の話があるんだか―――」
 
 なんとなく、腑に落ちないような表情。

 どうしてだろうと不思議に思っていると、横にいた類があたしの腕をツンツンとつついた。
「5年前、本当は総二郎も兄貴のあとを追って家を飛び出そうとしたんだよ」
 こそっと耳打ちされたその意外な話に、あたしはぎょっとする。
「え―――」
「しっ」
 声を上げそうになって、あたしは慌てて口を抑えた。

 西門さんは美作さんとの話に夢中でこちらには気付いていなかった。
「母親に泣き疲れてそれはあきらめたらしいけど―――だけど兄貴の住んでたマンションに入り浸ったり、稽古をさぼることが多くなって―――見かねた兄貴に言われたんだって」
「なんて?」
「お前がいると医者になれない。迷惑だからもう来るなって―――」
「それって―――」
「ん。兄貴なりに、総二郎のこと考えてのことだったと思うよ。仲良かったからね。総二郎もそれをわかったからおとなしく従ったんだけど―――」
 類が、ちらりと西門さんを見る。
「後で、それが母親に頼まれて兄貴がしたことだってわかったんだ」
「え・・・・・」
「それも、医者として独立するのに資金を援助するという交換条件付きでね。もし断れば援助は一切しないと言われて―――兄貴はそれに従った。それを知ってから、総二郎は兄貴との連絡を一切断ったんだよ」

 知らなかった。

 そんなことがあったなんて―――

 その時―――西門さんの気持ちはどうだったんだろう。

 お兄さんを憎んだんだろうか―――。

 その時、再び西門さんの携帯がメールの着信を告げた。
「―――兄貴だ」
 西門さんの言葉に、あたしたちも動きを止めた。
「―――今日、レストランを予約したって―――8時に、来てくれってさ。牧野も一緒に」
「え?あたし?」
「ああ。『ぜひ彼女を紹介してほしい』って書いてある」

 ごくりと、唾を飲む。

 西門さんの両親に紹介してもらった時と同じくらい、緊張感あるかも―――。

 そう思うとまた類がいてくれたら、なんて思ってしまうけれど。

 さすがに、毎回一緒に来てもらうわけにいかないよね。

 そんなことを考えていると。

 「俺も行っちゃだめ?」
 と類が言い出したので、驚いて目を見開く。

 でも、西門さんはそんなことも予想していたようで―――。
「言うと思ったけどな。今回ばっかりは俺もお前がいてくれた方がいいかもと思うけど―――。けどもうレストランは人数分で予約してあるんだ。今から追加ってわけにも―――」
「じゃ、俺と2人で行こうぜ、類」
 そう美作さんが言い出したので、今度は西門さんが目を見開く。
「はあ?」
「予約なんて必要ない。俺と類で、同じレストランに行ってお前らの見えるとこにいてやるよ。少しは緊張もまぎれんじゃねえ?」
 ニヤリとする美作さん。

 なんて言うか・・・・・

 この人の、人の気持ちを読んで先回りするとこってすごいなと思ってしまう。

 それでいてさりげなく、人に気を使わせないようにするところは、きっともって生まれた性格なんだろうな・・・・・。


 「あんまり、緊張するなよ」
 2人きりになると、西門さんが言った。
「うん、わかってるんだけど―――初対面だしさ」
「ただ紹介するだけだ。向こうが何の話があるんだか知らねえけど・・・・・お前については何も文句は言わせねえよ」
 そう言って微笑む西門さんに、ほっと息をつく。
「うん。あのさ―――西門さんは、お兄さんのことどう思ってるの?」
 思いきって聞いてみると―――
 西門さんが、ちらりとあたしを見て、溜息をついた。
「―――類に聞いたのか」
「ちょっとだけ」
「そか―――。言っとくけど、俺は兄貴を恨んだり憎んだりはしてねえよ」
 そう言うと、西門さんは思いのほかすっきりした表情で笑った。
「俺は兄貴が好きだったから―――兄貴の邪魔にはなりたくなかった。俺が兄貴のそばにいることで、兄貴の夢の邪魔になるんだとしたらそれは―――絶対避けなくちゃいけないことだったんだ」

 ―――そうか。だから―――

 ―――お兄さんを憎んだんじゃなくて―――

 ―――お兄さんが大好きだったから・・・・・自分から離れたんだ・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 お兄さんキャラ、ちょっと考え中。
 イイ人にしたいんだけど・・・書いてるうちに変わってくるかも?

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恋心 42 ~花より男子・あきつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「つくしおねえちゃんがいいんだと」

ニヤニヤしながら美作さんが言うのに、あたしは目を瞬かせる。

「は?なんのこと?」

「俺の結婚相手。俺の妹達から、つくしおねえちゃんだったらいいってお許しが出てんだけど」

「な―――何言ってんのよ、勝手に―――。なんであたしが―――」

「お袋の許しも出てるし。マジで、俺たち結婚する?」

にっこりと満面の笑みで、ぐっと顔を近づけられて。

間近にそのきれいな顔が迫り、思わず赤くなる。

「マジでって―――。か、からかうのもいい加減にしてよ、そんなつもりもないくせに―――」

「なんで?」

「え?」

「なんでお前にそんなことわかるわけ?俺にそんなつもりがないって」

「だって―――」

からかってるにきまってる。

あたしが赤くなったりするのを見て楽しんでるだけだって。

そう思うのに、その瞳に見つめられるとドキドキしてしまって。

美作さんの本心が解らなくなる。

「―――好きだよ」

「―――え?」

今・・・・・なんて・・・・・?

「俺は、お前が好きだよ。お前さえよけりゃ・・・・・本当に、結婚したいって思うくらい」

その瞳には、あたしだけが映ってる。

―――本当に?

もしも夢なら覚めないで―――

そんなことを願っているあたしがいつの間にかいたことに、あたしは驚いていた・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 押し付けるんじゃなく、相手の気持ちを考えながら、っていうのがあきら流?
 そんな大人なあきらが書きたいです。

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もっと酔わせて vol.18 ~花より男子・総つく~

Category : もっと酔わせて ~花より男子・総つく~
 道明寺が再び日本を発ち、あたしたちはいつもの日常を取り戻した。

 それにしても、これって同棲って言えるんだろうか?

 花沢類のマンションで、花沢類も一緒に住んで。

 そしてほぼ毎日美作さんがやって来て泊っていくこともしょっちゅうで。

 「お前らいい加減にしろよ」
 西門さんが青筋を立てて怒っても、そんなの気にも留めない2人。
「だってここ、俺のマンションだし」
「うまい酒持ってきてやってんじゃん。1人で飲むよりお前らと飲んだ方が楽しいし」
 
 たとえば。

 あたしと西門さんが結婚したとして、やっぱり今と大して変わらない生活を送ることになるんじゃないだろうかと、そんな余計な心配までしてしまうほど―――。

 「けど、あの家で気まずい思いをするよりも俺らがいた方が牧野も安心なんじゃない?」
 類の言葉に、あたしと西門さんは顔を見合わせた。
「気まずいって―――」
「どういう意味だよ?」
「そのままの意味。総二郎のとこは格式高いから、牧野がその生活に慣れるには時間がかかるんじゃないかと思って」
 その言葉に、あたしはちょっと不安になってきた。

 ―――確かに・・・・・

 西門さんのお母さんの顔を思い出すと、それは否定できなかった。

 あたしとは、別の世界の人・・・・・
 本当だったら、付き合うこと自体あり得ないような人なのかもしれない。
 でも・・・・・

 「おい牧野、何黙ってんだよ。そんなことで怖気づいてんじゃねえだろうな」
 西門さんの声にハッとする。
「そんなこと、最初からわかってたことだ。俺も自分の家のことは否定しない。だけど―――俺は俺に出来る精一杯の方法で牧野を守ってみせる」
「西門さん―――」
「今更―――てかこの先も、お前を離すつもりはねえから。だからお前も、ちゃんと俺についてこいよ」
 強気な―――それでいてちょっと甘えるようなその視線に、あたしは少しほっとして、肩をすくめた。
「そんなこと、あたしだってわかってる。西門さんのお母さんはちょっと怖いけど―――」
「おい」
「でも、ああいう家の人だったら仕方ないのかなって思う部分もあるし。あたしが人のいいなりになるような人間じゃないから喧嘩することもあるかもしれないけど、大丈夫。高校生のときみたいな無茶はしないつもりだし、それなりに丸くなったつもりだから」
「―――それで丸くなったのか」
「何よ」
「いや」

 あたしたちのやり取りを見て、類がくすくすと楽しそうに笑う。
 それを見て―――
「でも―――確かに、あの家にもし入った時、類が傍にいてくれたら安心かも」
「おい!」
「だって―――」
 恋愛感情とかなしにしても、やっぱり花沢類がいてくれると思っただけですごく安心できるのだ。
 この人の持つ、独特な空気が好き。
 いつでもあたしを守ってくれるその笑顔が好き。
 類は、あたしの一部だから―――。
「牧野がそう思うなら、俺はそばにいるよ。一緒に暮らすことはできなくても、牧野が会いたいと思った時には必ず行くから」
「類・・・・・」
「―――で、お前はいつまでこの部屋にいるわけ」
 西門さんの顔が引きつっているのにはわけがあって。

 ここは西門さんの部屋で、時間はもう夜中の12時を回ってる。

 部屋の中央に置かれたソファーにあたしと西門さんが並んで座り、向かい側のシングルソファーに類が座っていた。

 夕食の後、ここにお酒を持ち込んで3人で話し込んでいたのだけれど。
「んー?面倒くさいから、このままここで寝ようかと思って」
 にっこりと、悪びれもせずそう言う類は、絶対わざと西門さんを困らせようとしてるんだと思うけど―――。
「ふざけんなよ、早く自分の部屋行けって」
「なんだよ、ケチ。牧野を1人占めしたいからって」
「あたりまえだろ、牧野と付き合ってんのは俺だぞ」 
「たまには俺にも貸してよ、牧野」
「類、てめえ・・・・・」
「あたしはものじゃないんだけど」
「お前も、そういう問題じゃねえだろ」
「そう?」

 類の乗りに、便乗してしまった感もあって。

 気づけば西門さんの額に、ぴくぴくと震える青筋が―――

 「早く出てけ―――!」

 ついに爆発した西門さんから逃げるように、類は部屋から出て行ったのだった。
「お休み牧野。明日、寝坊しないようにね」
 という言葉と、魅惑の笑みを残して―――


 「たく―――」
 ようやく落ち着いた西門さんが、再びソファーに身を沈めながらため息をついた。
「からかって遊んでるだけだよ。類、すごい楽しそうだもん」
「わかってるよ。だからむかつくんだ。昔はあんな風に楽しそうに笑うことだってなかったのに―――まったくお前は偉大だよ」
「何拗ねてんの」
「褒めてんだろ。けど、そこまでにしとけよ。お前の一部でもなんでも、それ以上お前に接近されると困る」

 それでも、あたしと類の関係をちゃんと認めてくれてるんだと思うと、嬉しくて。

 あたしは西門さんの肩に頭を乗せた。

 西門さんの腕があたしの肩を抱き、自然に唇を重ねる。

 2人を包む空気が、甘くなりかけた時―――

 机の上に置いてあった西門さんの携帯が、着信を告げた。
「―――んだよ、こんな時間に―――」

 どうせあきらだとか何とか言いながら、携帯を取りに行って。

 それを見た瞬間、西門さんの動きが止まった。

 「―――?どうしたの?」
 あたしの問いかけにもしばらく黙ったままで。

 あたしはソファーから立ちあがると、西門さんのそばへ行った。
「西門さん?」
「―――兄貴だ」
「え?」
「メール・・・・・兄貴からだ。俺に会いたいって―――」

 戸惑ったような、怒ったようなその表情は、今まであたしが見たことのないものだった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そろそろ終わらせたいのですが・・・・・
 クライマックスが思いつかない;

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秘密の花園 vol.2 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
「つくし」

目の前にいたのは、いつも見ているはずなのに、まるで初めて会うような―――ママの姿だった。

見るからに高そうな黒のフォーマルスーツに身を包んだママは、見たこともないような上品な化粧をして、あたしを見つめていた。

「ごめんね、つくし。今まで隠してて・・・・・」

「隠してって・・・・どういうこと?どうしてママそんな恰好してるの?」

「ママの従兄弟が亡くなってね」

「ママの―――いとこ―――?」

「つくしとは会ったことがないの。ママは―――パパと駆け落ち同然に家を飛び出していたから―――」

何が何だか分からない。

呆然と立ち尽くしあたしの前に立つママ。

その後ろから姿を現したのは、同じように黒いフォーマルにブラックタイという格好のパパと、学ラン姿の進だった。

「つくし、進も、あなたたちをおじいちゃんとおばあちゃんに会わせるから、いらっしゃい」

その言葉に、あたしは進むと顔を見合わせた。

おじいちゃんとおばあちゃんは、とうの昔に亡くなったって。

そう聞かされていた。

あたしは、進と一緒にママのあとについて歩き出した―――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 まだ誰とのCPにするか決めてないんですが・・・・・
 ていうか、まだF4出てきてないし。
 たぶん、いろいろ考えながら書いていくので今はどんな話になるかも想像できません(笑)
 
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2010 Valentine ~君/に/届/け・風爽~

Category : 君に届け・二次~風爽~
 去年は、渡せなかったチョコレート。

 すごくつらくて。

 すごく後悔した。

 今年は、もう後悔はしたくない―――。

 それに、今年は・・・・・

 「ねえ爽子、こんなんでいい?」
 あやねが爽子に溶けたチョコレートを見せる。
 爽子はボールの中を覗き込み。
「うん、いいと思う」
「爽子、こっちは?」
 千鶴の方はホワイトチョコレート。
「うん、大丈夫。じゃ、それを型に―――」
 
 3人で作るチョコレート。

 千鶴は龍に。

 爽子はもちろん翔太に。

 あやねが誰にあげるつもりなのか、わからなかったけれど―――

 「「「できた―――♪」」」

 愛情いっぱいのチョコレート。

 今年は彼に渡せますように―――。


 「か、風早くん、これ―――」
 日曜日。
 待ち合わせ場所の河原に来ていた翔太に、爽子は頬を真っ赤に染めながらチョコレートを差し出した。

 「―――ありがとう、黒沼。すげえ嬉しい!」
 満面の笑みを浮かべる翔太に、爽子はホッとしながらも胸の高鳴りを感じていた。
「去年はもらえなくて―――でもピンや龍が黒沼のチョコレート持ってんの見て、実はちょっとショックだったんだ」
「あ、ごめ―――え、真田君?」
「ああ、いや、あいつのは吉田がもらった奴だったけどさ。けど、ピンにもあげてるのに、俺にはくれないのかと思ったら―――みっともないけど、俺嫉妬してたんだ」
「風早くん・・・・・あの、去年は―――私、勇気がなくて―――」
「うん、わかってる。いいんだ、もうそのことは。でも―――1つだけ、聞いていい?」
 そう言った翔太に、爽子は不思議そうに首を傾げた。
「―――このチョコレートって、他の人にも渡すの?」
 恥ずかしそうに頬を掻きながらそう聞く翔太。
「あ―――ううん、今年はあやねちゃんたちと作ったんだけど、思ったよりもたくさん材料使っちゃって・・・・・。い、一応お父さんには今朝、急いで作ってきたんだけど、同じものは時間がないからできなかったの」

 父には日ごろの感謝の気持ちを込めて、トリュフチョコレートをプレゼントしてきた。

 慌てて作った割にはうまくできたし、とても喜んでくれた。

 と言っても、父は爽子がくれたものなら何でも喜んでくれるのだけれど。

 翔太には―――

 「あ、すごい、これチョコレートケーキ?」
 きれいにラッピングされた包みを開け、丸型の箱を丁寧に開けると、中には丸型のケーキが・・・・・。
「あ、あのね、フォンダンショコラなの。初めて作ったから、おいしいかどうか―――」
「食べてもいい?」
「ど、どうぞ!」

 ドキドキしながら、チョコレートを頬張る翔太を見つめる爽子。

 一口食べた翔太が驚いたように、でもうれしそうに目を輝かせる。

 「すげえ、うまい!黒沼天才!」
 その言葉と、翔太の弾けるような笑顔に、爽子は真っ赤になる。
「よ、よかった。喜んでもらえて―――」
 はにかむように微笑んで。

 その笑顔に引き寄せられるように。

 一瞬後、爽子の唇に、翔太の唇が重なった―――。

 そして、キョトンとした表情のままの爽子に。

 翔太は嬉しそうに笑い、その細い体をぎゅっと抱きしめた。
「大好きだよ!黒沼」
「わ―――私も―――大好き―――!」


 千鶴も無事に龍に手作りチョコレートを渡すことができた。
「千鶴の手作り・・・・・?俺、胃痛薬持ってない・・・・・」
「てめえ―――」

 そしてあやねがチョコレートを渡したのは―――
「わっはっはっ!!俺様の魅力にようやくお前も気づいたか!」
「―――今すぐ返してもらってもいいんだけど」
「馬鹿野郎!一度もらったものを返せるか!で―――これは手作りか?」
「は?ま、まあね、爽子たちに付き合って―――」
「そうか。じゃあまあ、大事に食わなきゃいけねえな」
「え―――」
「お前のその気持ちごと―――俺がこの胸で受け止めてやるよ」
 にやりと笑うそのふてぶてしい笑顔を。
 不覚にもかっこいいと思ってしまった・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちょっと遅れてしまいましたが、『君に届け』のバレンタインデー小説でした♪

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君しか見えない vol.4 ~君/に/届/け・風爽~

Category : 君に届け・二次~風爽~
「けどなんでそのイケメンいとこが爽子の家に来ることになったわけ?」

あやねの言葉に、爽子が口を開く。

「えと・・・・お兄ちゃんのお勤めしてる会社の寮が、改装中で―――1ヶ月くらい、実家から通ってくれって言われたらしいんだけど、遠くて面倒くさいからって―――」

「爽子の家からだと近いわけ?」

「30分くらいだって言ってた」

「ふーん。けど、年頃の女の子がいるのに同居って、まずくない?」

その言葉に、爽子はその大きな瞳を瞬かせる。

「まずい―――の?」

「そりゃあ、あんた、何か間違いでも起きたら―――」

“ガタンっ!!!”

翔太が、思わず椅子を倒す。

「―――そこ、あんまり動揺しないように」

あやねがにやりと笑う。

「べ、別に―――!」

「間違いって―――どういう意味?あやねちゃん」

不思議そうにそう聞く爽子に。

どう説明したらいいものか、悩むあやねだった・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あやねと千鶴のキャラが、意外と難しいというか―――
 書き分けられてる自信がないです
 もっと読み込まないと~

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もっと酔わせて vol.17 ~花より男子・総つく~

Category : もっと酔わせて ~花より男子・総つく~
 夜になり、みんなでいつも集まるバーへと向かう。

 先に来ていた美作さんが手を振ってあたしたちに合図した。

 「道明寺は?」
 あたしの言葉に、美作さんが肩をすくめる。
「まだ。取引先との会合にちょっと手間取ってるらしい。もうすぐ終わるとは言ってたけど・・・・・」
「そっか。忙しそうだね」
 そんなときにあたしたちと飲んだりしてて大丈夫なんだろうかと心配になるけれど。
「普段、仕事の相手とばっかり会ってるだろうからな。たまには友達同士で飲みたいって思うんじゃねえの」
 美作さんの言葉に、それもそうかと納得する。
「で、どうするの?司が来るまで待つ?」
 類の言葉に、美作さんが首を振った。
「いや、先に飲んでろって。何時になるかわかんねえし。適当に飲んでようぜ」

 そうして4人で飲み始め―――

 1時間経つころには大分盛り上がってきていた。

 「司のやつおせえなー。本当に来れるのかよ」
 西門さんが呆れたように言う。
「どうかな。今日来れなかったら、どうなるの?明日には行っちゃうんでしょ?」
「ああ、朝一って言ってたし、そうしたらまた当分会えなくなんだろうな」
「そっか・・・・・久しぶりに会えたのにね」
 その言葉に、西門さんがじろりとあたしを睨む。
「―――お前、もしかして寂しいの?」
「そりゃ―――西門さんは寂しくないの?親友でしょ?」
「俺はな。けどお前は違うだろ?司とは―――」
「変に勘ぐらないでよ。あたしだって友達として言ってるの」
 ちょっとムッとしてそう言えば。
「おい、そこもめんなよ」
 前の席に座っていた美作さんが、ずいっと乗り出してあたしたちを睨む。
「別に、もめてねえし」
「ふてくされんなって。牧野と司が付き合ってたのは事実だし、俺らとは違う絆があったってしょうがねえだろうが」
「ふてくされてねえ。―――てか、俺らとは違う絆ってなんだよ。何が違うっつーんだよ」
「つっかかんなって。そりゃ、単なる友達とモトカレとじゃ違うだろうが。そんでも司は滋との婚約が決まってるんだし、お前らだってうまくいってるんだから別に心配する必要ねえだろ」
 その言葉に、西門さんはむっと顔をしかめたまま顔をそむけた。

 それを見ていた類が、くすくすと笑う。
「総二郎と司は、似てるところあるから。強引なところとか。だから、心配なんじゃないの?」
 その言葉に、西門さんはますます眉間の皺を深くする。
「失礼なこと言うな。あんな単細胞と似てるわけねえだろ」
「そう?」
「あーでもそう言えば似てるとこあるかも」
 あたしが言うと、西門さんはいよいよむっとしたようにあたしを睨む。
「お前な―!」
「ほら、そうやってすぐ怒るところとか。道明寺の方が単純だけど、怒るタイミングっていうか、そう言うところが似てる気がする」
「だろ?」
「うん」
 おかしくなって、類とくすくす笑い合うと、西門さんはまた額に青筋を浮かべる。
「いい加減にしろよ、お前ら。そうやって2人の空気を作るんじゃねえっつってんの」
「作ってないし。いちいち怒んないでよ。あたしちょっと―――」
 そう言って席を立ちかけると、その手を西門さんが掴む。
「どこ行くんだよ?」
「―――ト・イ・レ!」


 化粧室へ行き、自分の顔を鏡で見る。
「―――あ、結構赤い」
 酔っているという自覚はあまりないんだけれど、こうして改めて見るとお酒を飲んでるということがすぐ分かるほどに赤くなっていて、びっくりする。

 ―――そう言えば、ちょっと足元もふわふわする感じがする。

 そんなに弱くはない方だけど。
 ちょっとピッチが速かったかも、と反省する。
 もうすぐ道明寺も来るころだろうし、少し控えなきゃ。

 そんなことを考えながら化粧室を出て。

 「よお」
 出たところで、目の前に突然現れた道明寺に、一瞬呆気に取られる。

 「何ぼーっとしてんだよ。今日会ったばっかりなのにもう俺の顔忘れたのか?」
 そう言って顔を覗きこまれ、はっと我に返る。
「あ―――あんたが突然現れるからびっくりしたんでしょうが!いつ来たの?」
「今、だよ。悪かったな、遅くなって」
「そんなこといいけど―――仕事は、大丈夫なの?」
「ああ、もうすんだよ。意外と手間取っちまった。すぐ終わると思ってたんだがな。こういうところがまだまだだってばばあにも言われてるんだよ」
「はは・・・・・」
 あの魔女のことを思い出すと、いまだに身震いがしてしまうのはどうしようもなかった。
「まあ仕事のことはいいんだよ、せっかく久しぶりに会えたのに、そんなつまんねえ話はしたくねえ」
 そう言って道明寺は肩をすくめた。
「滋が―――ずっとお前のこと気にしてて」
「滋さんが―――」
「俺のことは好きだけど、お前のことの方がもっと好きなんだって、あいつどうどうと言いやがって」
 おもしろくなさそうにそう言って顔を顰める道明寺が、なんだかすごく意外で。
 すごく、新鮮で。
 あたしは、思わず噴き出した。
「おい、なんだよ―――」
「だって―――良かったと思って。あんた、すごく滋さんのことが好きなんだ」

 その言葉に、道明寺の顔がパーッと赤くなる。

 「う―――うるせえよ!お前が言うな!」
「あはは、超真っ赤。なんかかわいいよ」
「お前―――っ!」
 照れ隠しのようにあたしの首にがっと腕を回す道明寺。
 でも全然苦しくない。
 それもまたおかしくて。
「あっはは、あんた優しくなったねー」
「お前なー、酔っ払ってんだろ?」
 真っ赤になって照れる道明寺。

 酔ってる?

 そうかもしれない。

 でもなんだか嬉しくって。

 笑いがこみあげてきちゃうんだもん。

 「おい、トイレの前で何いちゃついてんだよ」
 怒気を含んだ低い声に、はっとして道明寺から離れる。

 そこにいたのは、もちろん西門さん。
「おい、総二郎、これくらいで怒んなよ」
「なかなかトイレから戻ってこねえから心配して来てみれば―――いい加減離れろっつーんだよっ!」
 そう言ってあたしと道明寺の体を引き剥がすように間に入る西門さん。
 道明寺は両手を上げると、さっさとあたしから離れた。
「少し話してただけだって。じゃ、俺先に行ってるからな」
 苦笑しながら行ってしまう道明寺の後姿を見送って。
「―――お前も、学習しねえ奴だな」
 むっとした顔であたしを見下ろす西門さん。
「て―――本当にただ話してただけだよ」
「そんな風には見えなかったぜ。密着して―――バカップルがいちゃついてるようにしか見えねえ」
「バカップルって―――その片方はあんたの彼女なんですけど?」
「ああ、残念なことにな」
「なによ残念って」
「そのまんまの意味だよ」
「―――あっそ!わかったわよ、もうあたし帰る!」

 これこそ、酔った勢いというやつだ。

 無性に腹が立って、あたしは西門さんから離れると、そのまま歩いていこうとして―――

 「待てよ!」
 西門さんの手首を掴まれ―――

 そのまま、抱きしめられた。
「ちょっと―――」
「少しは、俺の気持ちもわかれよ」
「え―――」
「司は、お前のモトカレだろ?気にならねえわけねえじゃん。今は友達だって言われたって―――気になるもんは気になる、しょうがねえだろ」
「何―――開き直ってんの」
「―――酒のせいだ、勘弁しろ」
 その偉そうな言い方に、思わず噴き出す。

 見上げれば、ちょっとバツが悪そうにあたしを見下ろす西門さん。

 「―――許してあげてもいいよ」
 そう言って笑うあたしを困ったように見つめて。
「―――だから、お前に酒飲ませたくなかったんだ」
「なんで?」
 首を傾げるあたしを、今度はふわりと抱きしめて。
「―――今すぐ、抱きたくなるから」
「―――馬鹿」
 しばらくここがどこかということも忘れて抱き合っていて―――

 お店の客が、トイレに行けずに困っていたということを知ったのは、店を出てからのことだった―――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 久しぶりの続きです。
 総つくのラブラブは、やっぱり書いてて楽しいです♪

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2010 Valentine ~花より男子・類つく~

Category : 2010 Valentine ~花より男子~
 「アメリカでは、男から女の人にバラの花をプレゼントするんだって」

 そう言って類は、1本の真っ赤なバラをあたしに差し出した。
「うわ、きれい・・・・・。いいの?あたしがもらって」
 その言葉に、類がおかしそうに笑う。
「牧野以外の女には渡さないよ」
 そんなことをサラっと言われると、何も言えなくなってしまうあたし。

 今日はバレンタインデーだから。

 いつもは1人日向ぼっこしている類のところへも女の子がひっきりなしにやってくる。

 だけど類はそんなのお構いなしにあたしにバラを差しだしたりするから、恥ずかしいやらくすぐったいやら―――。

 嬉しいのに、素直になれないあたしがいた。

 「あ―――えと、これ・・・・・」
 照れ隠しに、というわけでもないのだけれど、あたしは自分のバッグの中から小さな箱を取り出し、類に差し出した。
「何?」
 不思議そうに首を傾げる類。
「チョコレートケーキ、作ったの。時間なかったし、凝ったことはできないからものすごくシンプルだけど」
「牧野の手作り?へえ」
 意外そうな顔をして、類が箱を開ける。

 10cm四方の小さな箱から出てきたのは、小さなハート型のチョコレートケーキ。

 一応ホワイトチョコで「Rui」の文字を書いてみたけれど。

 本当にシンプルで、何の飾りもないケーキ。

 今まで類がもらった高級なチョコレートとは比べ物にならないけれど。

 でも、気持ちだけは誰にも負けてない。

 なんて、密かに思ってた・・・・・。

 「すごい。綴り合ってる」
 くすりとおかしそうに笑う類。
「ちょっと、どういう意味」
「冗談だよ。ありがとう、嬉しい」
「うん・・・・・」
 ちょっと恥ずかしくなって目をそらす。

 これだけでもドキドキしたのに。

 類が、とんでもないことを言い出す。

 「これだけ?」
 その言葉に、あたしは目を見開いた。
「は?」
「チョコレートケーキだけ?彼女なのに」
「へ・・・・・」
「確か、あきらと総二郎にもあげてたよね、チョコレート」
「あれは―――!類の作るときに、余った生地で作っただけで・・・・・」
「でも、俺とおんなじだよね」
 にっこりといつもの笑み。

 でも、その笑顔が何気に怖いのは気のせいだろうか。
「―――おれだけ特別っていう感じ、しないんだけど」
 そう言って伸びてきた手が、あたしの手を掴む。
 まるで逃がさないとでも言うように。
「えっと・・・・・どうすれば・・・・・?」
「俺だけ特別、っていうのが欲しい」
「欲しいって、でも、あたしなにも―――」
「別に、モノじゃなくてもいい」
「え・・・・・」

 じっとあたしを見つめる瞳は、どこか熱っぽくて。

 あたしの心臓はドキドキと早鐘を打ち始める。

 「―――たまには、牧野から、っていうのもありじゃない?」
 そうして間近に迫る類のきれいな顔。
「―――ち、近いよ」
「うん」
 その声は優しいのに、あたしの手を掴む力は一向に弱くならなくて。
「―――あんまり待たされると、俺も我慢できなくなるよ」
 耳元で囁かれた言葉は、少しかすれていて艶っぽい。

 頭がくらくらして、どうにかなってしまいそうだった。

 でも。

 今日はバレンタインデーだから・・・・・。

 やっぱり、特別な人に、特別な思いを伝えたい―――。

 あたしは思いきって顔をあげ―――

 類と目が合う前に、チュッと、その唇にキスをした―――。

 そしてすぐに離れようとしたのに―――

 いつの間にかあたしの体はぎゅっと類に抱きしめられていて。

 甘くて熱いキスを、与えられていた―――。

 「―――特別は、やっぱりこのくらいじゃないと」
 あたしの瞳を覗き込む類の笑顔に、あたしは沸騰寸前で。
「だって―――」
「でも、いいや。今のも―――十分特別。だって、チョコレートよりも甘かったからね、牧野の唇」
 そう言って嬉しそうに笑う類に。

 悔しくて。

 でも愛しくて。

 もう一度、甘い甘いキスを送った・・・・・。

 
                          fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 場所はいつものところ、かな。
 たとえ誰に見られようとも気にしない、というのが類風かなと思って。

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2010 Valentine ~花より男子・総つく~

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 「やっべ、すげえ気持ちわりいんだけど」
 
 そう言って、西門さんがベッドに倒れこんだ。

 今日はバレンタインデー。

 当然のようにたくさんのチョコレートをもらっていたF3。

 道明寺に渡してほしいなんて言って持ってくる人もいて、持ち切れないほどのチョコレートをもらった彼らに荷物持ちを頼まれて、西門さんの家まで一緒に来ていた。

 「チョコレートの食べ過ぎだよ。一体いくつ食べたの」
 帰ってきてからずっとチョコレートを食べ続けてた西門さん。
 そんなにチョコレート好きだなんて知らなかった。

 そんな西門さんを類と美作さんも呆れたように見ていたけれど―――。
「総二郎、俺用事あるから帰るぜ」
 そう言って美作さんが立ち上がると、類も合わせて立ち上がった。
「俺も。牧野、またね」
「え?2人とも帰るならあたしも―――」
 そう言って立ち上がろうとしたあたしの手を、西門さんの手が掴む。
「お前はまだいいだろ?なんか用事でもあんのかよ」
「ないけど、でも―――」
「牧野は、まだいれば。総二郎具合悪そうだし、看病してやって」
 そう言って、にこりと笑う類。
「ええ?看病って―――ちょっと、類」
 軽く手を振り、2人はさっさと部屋を出て行ってしまった・・・・・。

 「―――何あれ」
 あたしは溜息をつき、あたしの手を掴んだままの西門さんを振り返った。
「そんなに気持ち悪いの?大丈夫?」
 確かに顔色はあまり良くないけれど・・・・・。
「―――つくしちゃんは、なんでそんなに俺に冷たいわけ?」
 拗ねたようにあたしを見上げる瞳に、あたしは戸惑う。
「冷たいって―――あたしは別に」
「知ってるんだけど」
「何を?」
「―――チョコレート。類とあきらには、渡してただろ?」
「!」

 ―――いつもお世話になってるから―――

 感謝の気持ちを込めて、2人に渡したチョコレート。

 だけど西門さんには―――

 「なんで俺にはないわけ?」
 ギュッと、あたしの手を掴む手に力がこもる。
「それは、だって―――チョコレートなんて、たくさんもらえるだろうし」
「それはあいつらも一緒」
「に、西門さんは彼女からももらえるでしょ、たくさん―――。あたしからのチョコレートなんて、必要ないじゃん」

 ―――違う。

 そうじゃなくて―――

 他の人のチョコレートと一緒にされたくなかったんだ。

 でも、そんなこと言えない―――。

 「―――おれは、お前からもらいたかったんだけど」
 その言葉に、どきんと胸が鳴る。
「―――変なこと、言わないでよ」

 ―――期待、させないで。

 「何が変だよ。俺は、お前のチョコレートが欲しいって言ってんの」
 上体を起こし、グイっとあたしの手を引っ張る。
「ちょっと―――」
「他の男にはやれて、なんで俺にはなんもねえわけ?他の女からのチョコレートなんて、意味ねえんだよ!」
 語気が強くなり、あたしは驚いて西門さんを見上げた。
 あたしを見つめる瞳は、いつものクールな瞳じゃなくって、どこか切なげで―――
「―――おれが、他の女からもらったチョコレート食べてても、お前はなんとも思わないわけ?俺に対する気持ちってそんなもんかよ!」
「何―――言って―――」
「俺は―――ずっと、お前のことしか考えてなかった。彼女って、なんだよ。そんなもんいねえよ。とっくに別れてる。俺はお前が―――お前に、惚れてるんだよ」

 目をそらさずに、そんなこと言われて。

 あたしは、どうしたらいいの?

 反応に困っていると、西門さんの、あたしの手を掴む手の力が少し緩んだ。

 「―――今朝からずっと待ってんのに、チョコレート持ってくんのはどうでもいい女ばっかりで・・・・・あきらと類はお前からもらってんのに・・・・・少しでも、期待してた俺って馬鹿みてえじゃねえか」
 拗ねて、プイと目をそらす西門さん。
 そんな姿にも、胸が高鳴る。
「だって・・・・・西門さんがそんな風に思ってるなんて、知らなかったし・・・・・あたしからのチョコレートなんて、いらないと思って・・・・・」
「だから、なんでそうなるんだよ?あいつらにはやってるくせに!」
「それはだって、意味が違うから」
「意味?」
 言われて、はっとする。

 途端に真っ赤になるあたしの顔を、西門さんが覗き込む。
「―――つくしちゃん?それ、どういう意味?俺、すっごく知りたいんだけど」
 にやりと、いじわるな笑みを浮かべて。
「言うまで、帰さねえからな」
 じっと見つめられるから、あたしは目も合わせられなくて。
「特別な思いは、だめだと思ったの・・・・・」
「―――何で」
「西門さんにとって、あたしは女の子じゃないと思ってたから―――だから、特別な思いで作ったチョコレートなんて、あげられないって・・・・・・」
「―――あほ」
 言葉とは裏腹の、やさしい声。
 
 そして優しい腕にふわりと抱きしめられて。

 「そのおかげで、俺がどんだけ落ち込んでたか―――。俺の方こそ、男として見られてねえのかって思ってたのに・・・・・」
「だって・・・・・」
「他の女からのチョコレート食べてても何とも思わないのかって思ったら―――やけ食いもしたくなるっての」
「え―――」

 じゃあ、あたしのせいで、あんなにたくさん食べてたの?

 気持ち悪くなるくらい・・・・・

 なんだか急に、西門さんが可愛く思えてきた・・・・・。

 「言っとくけど、今日は帰さねえからな」
 耳元に囁かれ、びくりと震える。
「へ?」
「今日1日―――俺をヤキモキさせた責任、取ってもらう」
「責任て、そんなの―――」
 文句を言おうとしたあたしの唇を、西門さんの唇が優しく塞ぐ。

 そこから流れ込んでくる熱い思いに、あたしの体からは力が抜けて行った・・・・・。



 そして彼の腕の中、その温もりに包まれて夢の中にいたあたしの横で。

 西門さんは、あたしが作ったちょっといびつなチョコレートを見つめ、やさしく微笑んでいた・・・・・。


                             fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 類とあきらに言わせれば、『全く世話が焼ける』といったところでしょう。

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2010 Valentine ~花より男子・つかつく~

Category : 2010 Valentine ~花より男子~
 「何これ」

 道明寺邸の前で、あたしは思わず固まってしまった。

 道明寺が久しぶりに帰ってくると知ったのは、TVの報道だった。

 『あの時点ではまだ確定じゃなかったんだよ。期待させるようなこと言わねえほうがいいと思ってよ』

 なんて言っていたけれど。

 きっとあたしを驚かせたかったんだろうなって、ちょっとくすぐったい気持ちにもなったのに。

 今日は2月14日。

 バレンタインデーだからということもあって、道明寺邸の前にはマスコミに混ざって若い女の子たちが大勢集まっていたのだ。

 「どうすんのよこれ。近づけやしない・・・・・」
 そう1人呟いた時。
「つくし!こっちだよ!」
 その声とともにグイっと腕を引っ張られ―――

 「先輩!」
 あたしの腕を取りずんずんと力強く歩いているのはたま先輩だった。
「こんなとこで何ぼーっと突っ立ってんだい!司坊ちゃんがお待ちかねだよ!」
 振り向き様に、にやりと笑う。
 そんなたま先輩が、まるで勇者のように頼もしく見えてしまった・・・・・。


 「よお」
 道明寺の部屋に入ると、うんざりしたような表情でソファーに横になってる奴がいた。
「ったく、騒がしくてかなわねえ、あいつら。人んちの前陣取りやがって」
「―――ずっとああなの?」
「ああ。悪かったな、迎えに行けなくて。帰ってきたらすぐに行こうと思ってたんだけどよ・・・・」
「そんなの、いいけど。なんか疲れてるみたいだし。ちゃんと休んでるの?」
 なんとなく、顔色が悪く見えるのが気になった。
 無理してるんじゃないだろうか。
「ちょっとした時差ボケだよ。こんなもんなんでもねえ。それより、どっか行こうぜ。ここでぼーっとしててもつまんねえだろ」
「行くってどこに?」
 どこに行ったって、注目を集めてしまうのは目に見えてる。
 たとえ変装してたって、道明寺が目立ってしまうのはいつものことで―――。
「だってお前、せっかく久しぶりに会えたってのにずっとこんなとこにいたって―――」

 そう言った時だった。

 ソファーから立ちあがった道明寺の体が、ゆらりと揺れた。

 「―――!道明寺!」
 慌ててその体を支えようと道明寺に駆け寄る。
「―――大丈夫だ、わりい」
 でもその顔色は青白くて。
 とても大丈夫そうには見えなかった。
「大丈夫なわけないでしょ!いいからあんたはそこに寝て!あたしは何か飲み物でも―――」
 そう言って道明寺をソファーに押し付け、そのまま行こうとしたけれど。

 そんなあたしの腕を、道明寺がぐっと掴んだ。

 「―――行くな」
 まっすぐにあたしを見つめる瞳が切なげで。
 あたしは思わずその動きを止めた。
「少し、疲れてるだけだ。寝てりゃあ治る」
「でも―――」
「いいから。頼むから―――そばにいてくれ」
「道明寺―――」

 握られた手に、力がこもる。

 「――らしくないこと、言わないでよ」
 あたしはソファーの横に座り、道明寺の顔を覗き込んだ。
「いつも憎たらしいことばっかり言ってるくせに―――調子狂うじゃん」
「そう言うな。ここんとこ忙しくて―――寝不足だったんだ」
「無理しないで、向こうにいた方が良かったんじゃないの?」
 あたしの言葉に、道明寺はなぜかちょっと頬を染め、拗ねたようにあたしを見た。
「―――そんなことしたら、また類のやつに先越されるからな」
「花沢類?先越されるって、何が?」
 意味が解らなくて首を傾げると、ばつが悪そうに眼をそらす道明寺。
「ちょっと―――」
「今日、バレンタインデーだろうが」
「―――そうだけど」
「類にも―――やるんじゃねえのか、友チョコ、とか言うの」

 ―――そんな事、考えてたの?

 だから、疲れてるのに無理して帰国して―――

 呆れて、言葉も出ない。

 だけど、あたしの胸にはジワリと嬉しい気持ちが広がってきて。

 あたしは、道明寺のその強いくせ毛に手を伸ばし、ぎゅっと引っ張った。
「いてっ!てめ、なにす―――」

 振り向いた瞬間に、唇を重ねる。

 驚いて、目を見開く道明寺。

 すぐに唇を離したあたしの顔は、きっと真っ赤だと思う。

 「友チョコには、感謝の気持ちがこもってるの。いつもありがとうって・・・・・。でも、あんたには感謝なんかしてないんだから」
 その言葉に、道明寺がむっと顰める。
「けど―――これをあげるのはあんたにだけ」
 そう言ってあたしは自分のバッグから、銀色の包装紙に包まれたチョコレートを出した。

 昨日、優紀からレシピを教わりながら作ったフォンダンショコラ。

 たくさんの失敗作は家族に残してきた。

 これは、世界に1つ。

 あたしの愛情がこもってるんだから―――

 「心配しなくたって―――これをあげるのは、あんただけだよ」

 その言葉に道明寺は恥ずかしそうに咳払いして。

 でもそれを受け取ると、嬉しそうに、まるで子供のように笑った。

 「しょうがねえから、受け取ってやるよ」

 憎たらしいんだから。

 でも―――

 「―――愛してる」

 その言葉と、やさしいキスに免じて―――

 許してあげる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 大人になっても、この2人には変わらないでいてほしいなあ。
 妙に大人になってしまうと、うまくいかない気がするんだけど。

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2010 Valentine ~花より男子・あきつく~

Category : 2010 Valentine ~花より男子~
 予想してなかったわけじゃないけど。

 近づくこともできないなんて!

 今日はバレンタインデー。

 昨日から頑張って手作りしたチョコレートを、早速美作さんに渡そうと思ってカフェテリアに来たっていうのに。

 いつもの場所には、4人の姿が見えないほどの人だかりができていて、それぞれの前には女の子たちが列をなしていた―――。

 ―――どうしよう。

 まさか並んでる女の子たちを押しのけて、美作さんの所まで行くというわけにもいかない。

 溜息をつき、その場を後にする。

 とぼとぼと廊下を歩きながら―――

 ―――今日中にこれ、渡せるのかな。

 なんて不安に襲われていたら。

 後ろから伸びてきたきれいな手が、ひょいと持っていた包みを取り上げた。
「あ!!」
 慌てて振り向くと、そこにはさっきまで女の子たちに囲まれていた美作さん―――
「黙ってどこ行く気だよ」
 じろりと横目で睨まれ―――
「だって・・・・・あんなに人がいるのに」
「関係ねえだろ?お前は俺の彼女なんだから、もっと堂々としてろよ」
「そんなこと言われたって―――あとで恨み言言われるのはあたしなんだから」
 つい拗ねてそう言うと、美作さんはくすりと笑い、あたしの頭を撫でた。

 いつもの優しい手。

 あたしの大好きな―――

 「そうしたら、俺が慰めてやるよ。―――で?この中身ってもしかしてチョコレート?」
 ニヤニヤしながらあたしの顔を覗き込んでくる美作さんに、あたしはつい顔をそむける。
「な、なによ、もうどうせたくさんもらったんでしょ?あたしのなんて―――」
「バーカ」
「な―――」
「どんなにたくさんもらったって、お前以外の女からのチョコレートなんて意味ねえだろ。俺が欲しいのはこれだけ」
 にっこりと、満面の笑み。

 ―――ずるいよ。

 普段大人なくせに、こういうときだけ少年みたいな笑顔見せて。

 それが、あたしの前でだけなんて。

 ヤキモチ妬いてた気持ちなんて、どこかに行ってしまう。

 ただ嬉しくて―――

 「―――一生懸命作ったんだからね」
「うん、知ってる」
「大事に食べてくれなきゃ、許さないんだから」
「もちろん」
「それから―――」
「まだなんかあんの」

 首を傾げる美作さんの。

 その肩に手をかけ、ぐいと引き寄せる。

 「お」

 その耳元に、小さな声で。

 「―――大好き、だよ」

 そう告げれば―――

 彼が、嬉しそうに微笑んだ。

 少年のような笑顔で―――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 見ていないようで、いつも見守っててくれそうなあきら。
 きっとその彼女は幸せなはず。

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恋心 41 ~花より男子・つかつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「どうした?」

ウェディングドレスに身を包み、俺を見上げるつくし。

「なんか―――震えちゃって」

そんな殊勝な言葉に思わず噴き出すと。

「な、何よ、しょうがないじゃない!道明寺は緊張しないわけ?」

「バーカ、俺だって緊張してるっつーの。つーか、お前いつまでその呼び方するつもりだよ。そろそろ名前で呼んでみ」

「む、無理。これ以上緊張させないでよ。あんたのどこが緊張してるのよ」

「―――しょうがねえな」

白い顔して震えてるつくしを。

俺は腕の中に閉じ込めた。

「―――ほら、聞こえるか?俺の心臓の音」

「あ―――」

「おれだって死ぬほど緊張してる。ようやくお前を俺のものにできるんだからな」

俺の腕の中で、そっと顔をあげるつくし。

俺はその額に、キスを落とした。

「安心しろ。何があっても、俺がお前を守ってやる」

「―――何よ。それはあたしのセリフでしょ」

「ああ―――。俺に何かあったらお前が守ってくれるんだろ?」

「そうよ」

「期待してる。それでずっと、一緒にいよう」

「うん」

「ずっと―――幸せになろう」

「うん」

「行くぞ」

「うん!」

そうして2人で手をつないで。

俺たちは歩きだした―――。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 司視点、ていうのも珍しいかな。
 たまにはつかつく書いとかないとね・・・・・

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恋心 40 ~花より男子・総つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
最近ずっと俺をイライラさせている存在。

だけどそれを表には出さず、あいつに会う。

「なんだよ、今度は妊娠でもしたか?」

俺の言葉に、頬を染め俺を睨みつける牧野。

そんな女の顔を見るたびに、イライラするんだ。

らしくねえ。

1人の女に振り回されるなんて。

「そんなわけないでしょ。そうじゃなくて―――」

「じゃ、何。類とけんかでもした?」

類と司の間に挟まれて、困った牧野が頼るようになったのはなぜか俺。

相談相手ならあきらのが向いてると思うのに、なぜかこいつは俺のところに来る。

あきら曰く、「おれは甘やかしちまうから。お前の鞭のがいいんだろ?あいつMっ気ありそうじゃん」だそうだ。

おかげで、最近は女と遊ぶのもままならない。

それどころか。

あいつのために体を空けてる俺がいる。

2人の間で揺れ動いてるあいつに、イライラし始めたのはいつからだったのか。

会ってないときにまであいつのことを考えるようになってる。

「そろそろ、こういうのやめようぜ」

思いきって言えば、あいつの瞳が揺らいで。

「あの2人に恨まれるのはご免だ。どっちにするか、自分で決めろよ。俺を巻き込むな」

「―――ごめん」

悲しそうに眼を伏せる牧野。

そんな顔するな。

「相談するなら、俺よりあきらのが向いてる。あきらのとこに―――」

そこまで言ってあいつの顔を見れば、その瞳から涙が零れる瞬間で。

「―――牧野?」

俺の声にハッとする牧野。

慌てて涙を拭う。

「―――ごめん、もう―――連絡しない。会いに来たりしないから―――」

そう言ってくるりと向きを変え、駆け出そうとするあいつの手を。

俺は咄嗟につかんでいた。

震えるあいつの体を、後ろから抱き締める。

「―――何で泣く?」

「―――わかんない」

「―――じゃあ、わかるまでここにいろよ」

「だって―――」

「ちゃんと理由聞くまでは―――帰さない」

単なる勘違いかもしれない。

だけど、予感がしたんだ。

その涙は、俺のため―――

もしかしたら、俺と同じ気持ちかもしれないって―――



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 恋心シリーズももう40作目です。
 いやー頑張ったね(笑)
 お話を考えるのが正直きついこともありますが、読んでくださった方が「面白い」、「このお話が好き」と言ってくださるのが本当に励みになり、またお話を書きたい、という気持ちにさせてくれます。
 本当に感謝です。
 毎日更新、というのが難しい状況も出てくるとは思いますが、応援してくださる皆さんの気持ちを支えに頑張ってやっていけたらいいなと思ってます♪

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恋心 39 ~花より男子・あきつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
いつものメンバーで、クラブで飲んでいた。

あたしの席は美作さんの隣で。

でも、さっきから美作さんはあたしの方を見ようともしない。

なんで?

あたし、何か怒らせるようなことした?

こっちを見て。

いつもみたいに笑ってよ。

なんだか泣きたくなってきて。

席を移動しようかと思った時。

ふと、あたしの手を暖かな手が包む。

「―――!」

驚いて隣の美作さんを見上げれば、ちらりとあたしを見て。

また、視線を戻す。

「移動しようとか、するなよ?」

誰にも聞こえないくらいの小声で、そう言われて。

あたしは、小さく頷いた。

握られた手が熱い。

なんてげんきんなんだろう。

たったこれだけのことで、うれしくて仕方ないなんて。

「牧野、酔っ払った?顔、赤いよ」

前に座っていた類に言われ、思わず慌てる。

「え、そ、そう?」

声が裏返ってしまい、美作さんがぶっと吹き出す。

―――もう、ひどいっ

体を小さく震わせて笑ってる美作さんを、じろりと睨む。

そんなあたしたちを見て、西門さんと類が顔を見合わせる。

「―――お前ら、俺たちに何か隠してねえ?」

西門さんの言葉に、美作さんは慌てるでもなく肩をすくめる。

「別に。なあ?牧野」

今日、初めて笑顔を向けられて、あたしはなんだか舞い上がってしまった。

「う、うん・・・・・」

テーブルの下で繋がれた手に、力が込められる。

まだ、言いたくない。

だって、今がすごく幸せだから。

しばらくは、2人だけの秘密。

そうして、あたしもその手を握り返し、温もりを確かめた・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あきらの焦らし作戦?
 大人な彼の掌で踊らされてみるっていうのも悪くないかも♪

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Call me ~君/に/届/け・風爽~

Category : 君に届け・二次~風爽~
「あのさ」

照れくさそうに頭をかく翔太。

微かに染まった頬が、爽子にも伝染する。

「なあに?風早くん」

「それ」

「え、どれ?」

「名前―――呼んでみない?」

「名前―――?」

理解できずに首を傾げる爽子に、翔太はいよいよ真っ赤になって続ける。

「だから、その―――翔太って―――」

「え―――え―――!?」

ようやくその意味を理解し、今度は翔太以上に真っ赤になる爽子。

「そ、そそそれは―――っ、無、無理っ、というもので―――」

「なんで?」

「なんでって、その、恥ずかしいし―――」

「―――じゃあ、俺が黒沼のこと名前で呼んだら、黒沼も呼んでくれる?」

「え―――」

心臓の音が、聞こえてしまうんじゃないかと思った。

翔太の顔を見上げれば、翔太も真っ赤な顔で―――

でも、その瞳はどこまでもまっすぐで、真剣で―――

「爽子・・・・・」

初めて呼ばれた名前は、まるで魔法の呪文のように、爽子の心をピンク色にした―――。

「爽子・・・・・俺のことも、名前で呼んで」

強請るように、じっと瞳を見つめられて。

そらすことなど、とてもできなかった。

「―――た」

「ん?」

「―――うた、くん」

「―――聞こえない。ちゃんと、言って。俺に聞こえるように―――」

恥ずかしくて思わず下を向いてしまう爽子の顔を、翔太がのぞきこむように身をかがめる。

「爽子。呼んで」

「―――翔太、くん―――っ」

くすりと、翔太が笑う。

「翔太で、いいのに」

「む、無理、もうこれ以上は―――っ、限界―――っ」

顔から、火が出そうなほど恥ずかしかった。

でも、次の瞬間、爽子の体はふわりと抱きしめられていて。

「―――うん、ありがと。嬉しいよ―――」

耳元で聞こえる翔太の声は、どこまでも甘かった―――。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この光景を、きっとどこかからあやねと千鶴がじーっと見てたりするんだろうなあなんて、
 そんな光景も楽しくっていいです♪

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恋心 38 ~花より男子・類つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
目が覚めると、そこには花沢類の天使の寝顔。

ああそうだ。

昨日、道明寺から一方的に別れを告げられて。

その直後に、どこかの令嬢との婚約を知って。

やけ酒飲んで、酔っ払って―――

くだまいて、その辺の酔っぱらいとけんかになった時に、彼に助けられて。

そのまま花沢類の家に連れてこられたんだっけ。

黙ってあたしの話を聞いてくれた類。

泣きじゃくるあたしの背中を、やさしく撫でてくれていた。

ぼろぼろになったあたしをやさしく包んでくれて。

気がつけば、彼に抱かれていた。

後悔はしていないけれど。

これ以上、類に迷惑はかけられない・・・・・

そっとベッドから出ようとして。

「どこ行くの」

いつの間にかその手を掴まれていた。

「―――帰るよ。ごめんね、迷惑かけて」

「帰る?どこに?迷惑?誰に?」

「え―――」

「帰さないよ、どこにも。迷惑だなんて、思ってない。昨日俺が言ったこと―――覚えてる?」

「それは―――」

「俺は、本気だから」

それは、彼のぬくもりに包まれて、眠りに落ちる間際に聞いた言葉。

『ずっと、愛してる―――。牧野は、もう俺のものだよ』

甘い囁きが、まだ耳に残ってる。

「本気―――?」

「うん。そう言ったでしょ?俺は―――好きなものにはとことん執着するタイプなんだよ」

そう言ってまたベッドの中に引き戻されて。

あたしは再び、彼に捕えられた。

この体も、そして心も―――。

「あたしは、類のものだよ―――」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちょっと連載お休みしちゃってます。
 バレンタイン用のお話とか考えていたら連載の方に頭が行かなくて
 そのうちまた続き書きますので、気長に待って頂けると嬉しいです♪

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恋心 37 ~花より男子・総つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
パーティーは苦手。

ダンスも好きじゃない。

お酒は飲めるようになったけれど、男の人に勧められるのはやっぱり苦手だ。

「そろそろ帰ろうかな―――」

バルコニーに出て休んでいると。

「―――見つけた」

聞き覚えのある甘い声に、振り向こうとしてその動きを止められる。

後ろから腰に手をまわされて。

首筋に、弾んだ息がかかる。

「逃げんなよ」

黒いつややかな髪が、頬にかかる。

「―――西門さん。なんでここに―――」

「言っただろ?お前を、探してた。お前こそ、なんで逃げる?」

「それは―――」

「まだ―――忘れられないのか?あいつのこと―――」

「違うよ・・・・・そうじゃなくて・・・・・」

胸が、苦しい。

これ以上、近くにいたら―――

「―――ねがい、離して・・・・・」

体が震えてしまう。

「いやだね」

「西門さん―――!」

「もう、逃がさねえよ。お前を俺のものにするまで―――」

「やめて―――」

それ以上言わないで。

この人を好きになっちゃダメ。

きっと、苦しくなるから。

だから―――

「俺が、守る」

「え―――?」

「何があっても・・・・・どんなものからも、守ってみせる。だから―――俺のものになれよ」

こぼれた涙が、西門さんの手を濡らす。

ああ、もう。

もう、手遅れだ。

もう、こんなに、好きになっちゃってる―――



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 この人に捕まったら最後、逃げられないだろうなあなんて・・・・・。
 きっとそんなちょっと強引な感じもこの人の魅力かな。

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恋心 36 ~花より男子・類つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
甘い甘いキス

それは蜂蜜よりも甘くて。

その甘さに、あたしはとろけそうになる。

「好きだよ」

ビー玉のような薄茶の瞳が、あたしを見つめる。

「ダメ―――」

「いいんだ。牧野の気持ちはわかってるから」

「だったら―――」

「でも、キスくらいは許して。いつかきっと、それも許されなくなる。だから―――今のうちだけ」

そうしてまた、甘いキスが落ちてくる。

ずるい。

こんな風に翻弄されて。

平気でいられるはずがない。

許されないことだ。

わかってるのに―――

「好きだよ」

耳に響く甘い声が。

蜂蜜よりももっと甘い口づけが。

あたしの心を、麻痺させていく―――



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 類みたいな人にずーっとこんなこと言われ続けたら・・・・・
 そりゃあもう、遠恋してる場合じゃない?

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恋心 35 ~花より男子・あきつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
あたしの話に、ゲラゲラと涙を流して笑う美作さん。

あたしはそんな彼を恨めしそうに見た。

「笑い事じゃないよ。どう答えたらいいのか、本当に困ったんだから!」

美作さんのお母さんに『あきら君の赤ちゃんを産んでほしい』なんて言われて。

返事に困ったあたしは、適当に話をそらせて、逃げるようにその場を後にしたんだ。

「いいじゃん、俺の赤ちゃん、産んでよ」

クックッと笑いながらも意味深な視線を向ける美作さんに、ドキッとする。

「な、何言ってんのよ、ふざけないで」

「―――ふざけてないって言ったら?」

「―――え?」

「本当に―――俺の子を生んでほしいって言ったら、お前はどうする?」

「どうするって―――」

穏やかな笑みを浮かべたその表情は、本気なのかふざけているのか―――

あたしにはそれを見破るすべもなくて。

ただ、騒がしく音を立てる胸をおさえながら。

ただ、美作さんを見つめ返すことしかできなかった―――



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ママさんの出てくるお話の続き、です。
 あきらとの子は、やっぱり双子ちゃんがいいかなあ。

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秘密の花園 vol.1 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
「お迎えにあがりました、つくしお嬢様」

まさかこのあたしが。

そんな風に呼ばれることがあるなんて、夢にも思わなかった。

一体何のドッキリだろうと。

呆然と立ち尽くすあたしに、目の前の人が言った。

「あなたは、菅野コンツェルンの跡取りでございます」

「菅野って―――ママの旧姓―――」

「菅野千恵子様。菅野コンツェルンの会長の実のお子様にあたります」

何が何だか分からない。

菅野コンツェルンなんて知らない。

ママは普通の主婦で。

口うるさいけれど、貧乏に負けない鉄の心の持ち主だ。

そんなママを尊敬してた。ずっと・・・・・

「会長の命により、つくしお嬢様をお迎えにあがりました。お車にお乗りください」

丁寧だけれど、有無を言わせぬ雰囲気。

あたしは促されるまま、目の前に止められたリムジンに乗り込んだのだった・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんな感じのシチュエーションで・・・・というご要望がありまして。
 連載は無理かなあと思ってたのですが、何も考えず書き始めてしまいました。
 相手が誰になるか、とかも全くまだ考えてません。
 とりあえず―――最後までかければいいなと思ってます(^^;)

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君しか見えない vol.3 ~君/に/届/け・風爽~

Category : 君に届け・二次~風爽~
「黒沼!」

「あ、風早くん、おはよう」

教室に入ってきた爽子はいつものように笑顔で翔太に言った。

いつもと何ら変わりない、爽子の笑顔。

その笑顔にちょっとホッとして―――

それでも、さっきの校門での光景を思い出すと、やはり落ち着かない。

「あ、あのさ、さっきの―――」

「え?」

その時だった。

「ちょっと爽子ー!何あのイケメン、あんたのいとこだって?」

翔太の後ろから顔を出したあやねと千鶴が爽子に迫る。

「え―――?あ、窓から見えたの?」

「見えた見えた!全然似てないんだけど、あれって本当にいとこ?実は血ィ繋がってなかったりしないの?」

完全に千鶴は面白がっているが、聞いている翔太の心臓はさっきから早鐘のように落ち着かない。

「いとこだよ。母方の―――。そう言えば似てるって言われたことはないな。えーじお兄ちゃんはすごく明るくて親分肌な感じの人だし」

「は―、なるほど。爽子とは正反対ってわけ」

「うん」

「・・・・・けどさー、女の子ってそういう自分とは正反対のタイプに弱かったりすんじゃない?」

あやねがニヤリとするのに、翔太は嫌な予感を感じる。

「爽子、あのいとこが初恋の相手だったりしない?」

「―――え!?なんで知ってるの?あやねちゃん」

爽子が真っ赤になって驚き―――

そして翔太は真っ青になって固まったのだった・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 爽子にも初恋くらい経験あるかなあなんて。
 ちょっと翔太君いじめちゃいました。

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