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*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
*閲覧については自身の責任においてお願いいたします。
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秘密の花園 vol.21 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 「なんでお前がいるんだよ」

 西門さんが、不機嫌にじろりと睨んだ先には花沢類。

 「総二郎と牧野、2人きりにしたくなかったから」
 そう言って肩をすくめ、茶室でくつろぐ類に、西門さんの眉がピクリとつり上がる。
「お前な・・・・・これから稽古だっつーのに―――」
「その稽古にかこつけて、牧野に触れるつもりでしょ」
「ふん。触れるくらいどうってことないだろうが。そういうお前は牧野に何した?抜け駆けしやがって」
「俺は俺のやりたいようにやってるだけ。それに、牧野の気持ちを無視してるわけじゃないよ」
「―――どういう意味だ?」
「さあ」

 2人の間に、火花が散る。

 もう、逃げたいんですけど。

 じりじりと後ずさり始めるのを、西門さんの手が伸びて来て無言で止められる。

 ―――『牧野の気持ちを無視してるわけじゃない』

 確かに、無理やりキスされたわけじゃない。

 でもあれは、不意打ちというか―――

 「それでも、俺も諦めるつもりはねえからな」
「どうぞご自由に。でも、牧野は渡さない」
「だから、おめえのもんじゃねえだろうが」
「ね、ねえ、稽古しないの?」
 これ以上放っておいたらもっと険悪なことになりそうで、あたしは慌てて身を乗り出した。
「お前も、なんだってそう類には甘いんだよ」
 今度はあたしをじろりと睨む西門さんに、思わずうっと詰まる。
「あ、甘いって―――」
「最初っから、お前は類に甘い。本気で類が好きなのかと思った時期もあるけど、お前のは条件反射に近い。類に何か言われるといやって言えねえんだ」

 それは、はっきり言って否定できない・・・・。

 何よりも、あのビー玉のように透き通った瞳で見つめられると、何も言えなくなってしまう。

 だけど、それがなんていう気持なのかは、わからない。

 好きなのかな・・・・・

 「だけど俺もまだ勝負を捨てたわけじゃねえからな。類の1人勝ちになんかさせねえから覚悟しとけよ」

 再び睨み合う2人に。

 いつになったら稽古が始まるんだろうと、溜息をつきたくなるあたしだった・・・・・。


 結局その日は類の邪魔もあってほとんど稽古にならず。

 それなのに石田が迎えに来るころにはすっかり疲れきっているという状態だった。

 そして翌日は美作さんの元でダンスのレッスン。

 「どうせなら、美作さんもいてくれたらよかったのに」
 昨日のことを話しながらそういうと、美作さんが苦笑した。
「俺を安全パイみたいに言うなよ。俺だってお前の花婿候補の1人だぜ?」
「そうだけど―――。なんか最近、西門さんと花沢類ってちょっと雰囲気悪いっていうか―――」
「ああ、あの2人は―――類と司も正反対の2人だと思うけど、総二郎と類の家ってのもまるっきり環境が違うからな。類は1人っ子で総二郎は3人兄弟。昔から引きこもりがちで人と接するのが苦手だった類と、嫌でも兄貴と比べられて家を嫌ってた総二郎。いつでもマイペースの類に、結局周りの人間のことを常に考える性格の総二郎はイラつくことも多かっただろうしな。類はそういうのを鬱陶しがるし」
「ふーん・・・・・。でも、周りのことを考えるってところは美作さんだってそうでしょ?」
 あたしの言葉に、美作さんはちょっと笑った。
「俺と総二郎の違いは、総二郎は間違ってると思ったことははっきりそう言うし、自分と合わないと思ったらとことんぶつかり合うのに対して、俺は丸く収めようとするから。相手が触れて欲しくないようなとこには触れないし、誰か2人が険悪になってればそれを無理に仲直りさせようとはしないで間に入って2人の距離を保つ。痛いとこには触れないから毒にはならないけど、結局問題は解決しないから薬にもならねえ。そんなとこじゃねえの」

 何となく自嘲気味な言葉。

 「美作さんは、大人なんだよ。特に道明寺なんて子供だから・・・美作さんみたいな人がいなかったら、きっとF4なんて存在しなかったんじゃない?昨日みたいにちょっと険悪になった時って、やっぱり美作さんってすごいなって思うもん」
 その言葉に、美作さんがちょっと笑う。
 その笑顔が、思いの他嬉しそうに見えてドキッとする。
「褒めても何も出ねえけどな。あいつらとの付き合いは長いから、扱い方を知ってるんだよ。もしなんか困ったことがあったら俺んとこ来いよ。お前の力にはなってやるから」
 ポンポンと、優しく頭を撫でる美作さんの手に。

 なんだか妙に安心しているあたしがいた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちょっとここまでは、総ちゃんが弱いかなあ。
 総ちゃんの痛いところをいじると長くなりそうだなあと思って、今思案中です。

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いつも隣に ~君に届け・風爽~

Category : 君に届け・二次~風爽~
2人で、映画を見に行った。

甘酸っぱい初恋のストーリー。

なんだか切なくなって。

涙が出そうになったころ。

風早くんの手がわたしの手に重なった。

驚いて隣を見れば、そこには微かに頬を染めた風早くん。

くすぐったくって。

でもうれしくって。

ずっとドキドキしてた。

映画館を出ても、手はずっと繋がれたまま。

ずっと―――こうしてたいな・・・・・。

だけどもう外は暗くなっていて。

帰らなくちゃ。

切ない気持ちを秘めたまま、風早くんと歩く道。

気付けばもう家の前で。

「―――じゃあ、また明日」

そう言って手を離そうとしたけど。

風早くんはそのまま離そうとしなくて。

「―――まだ、一緒にいたいな」

切なげな彼の声が、わたしの胸を揺さぶった。

「風早くん・・・・・」

「―――なんてね!また、明日!」

急にそう言っていつもの笑顔を見せる風早くん。

そして手が離れた瞬間―――

「わたしも」

「え?」

「わたしも―――同じこと、思ってた。まだ、離れたくないって―――」

風早くんの頬が微かに染まる。

「おんなじ気持ちで―――嬉しい」

わたしの言葉に、嬉しそうに頷いて―――

「―――じゃあ」

「うん」

今度こそ本当に風早くんは行こうとして―――

ふと立ち止まると、わたしを振り返った。

え?

何だろうと、考える余裕もなく。

一気に近づいてきたと思ったら、次の瞬間には唇が重なっていた。

初めての、キス・・・・・

「好きだよ」

わたしだけに聞こえる、甘い囁きを残して―――

「わたしも―――好きだよ」

そう言った時には、風早くんの姿はもう小さくなっていた・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちょっとずつ、でも確実に近づいていく2人の距離間が好きです。

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秘密の花園 vol.20 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 気が付いたら家についていた。

 類に送ってもらったらしいことはわかっていたけれど。

 あたしの頭の中はパニック状態で、とてもじゃないけど、今の状況を冷静に受け止めることなんてできなかった。

 映画館でのキス。

 まるでスクリーンの中に迷い込んでしまったかのように、花沢類のきれいな顔が眼前に迫ってきて―――

 思い出しただけで顔が熱くなる。

 「―――どうしよう」

 意味のない言葉が口から洩れる。

 どうしようったってどうしようもない。

 花沢類とキスしてしまった。

 それは紛れもない事実で―――

 それを拒めなかったことにも、あたしはショックを受けていた。

 ―――花沢類が、好き・・・・・・?

 もちろん、好きだ。

 だけど、この気持ちは恋なんだろうか・・・・・?

 ―――わからない・・・・・



 眠れぬまま夜が明け、あたしは寝不足の状態で翌日登校したのだけれど―――

 「何お前、寝不足?」
 教室に入る前に美作さんに捕まり、そう言って顔を覗きこまれる。

 昨日の今日で、またきれいな顔が目の前に迫り、思わず赤面する。
「―――その反応、怪しすぎ。昨日、類と何かあったろ」
「なな、なんにもないよ!何言ってんの!」
 あたしの言葉に、溜息をつく美作さん。
「正直な奴―――。いいから来いよ」
 ぐいぐいと手を引かれ、そのまま裏庭まで連れて行かれる。
「ちょっと、授業が―――!」
「んなもん出なくていいって。それより、白状しろよ。昨日何があった?」
「な―――何もないってば」

 誰もいない裏庭で。

 掴まれた手をグイっと引き寄せられ、必要以上に顔が近付く。
「お前、それでごまかしてるつもり?ばればれなんだよ」
「ごまかしてなんて―――大体、何でそんなこと美作さんに言われなきゃならないの」
「そんなの当然だろ」
「当然て―――」
 なんだか怖い。

 美作さんの目が、いつもと違う気がする。

 掴まれた手はすぐには振りほどけないほどで。

 じっと見つめる美作さんから、目をそらすことができなかった。

 そのまま、近づいてくる美作さんの顔。

 スローモーションのように、ゆっくり―――

 “カサッ”

 後ろから聞こえた微かな音にあたしははっとして、掴まれた手を振りほどき、美作さんから離れた。

 「―――もしかして邪魔した?」
 姿を見せたのは、西門さんだった。
「すげえ邪魔。てか、狙ってたんだろ、どうせ。このタイミングの良さ」
 呆れたように肩をすくめる美作さん。
「まあな。抜け駆けはさせねえよ」
「それ、類にも言った方がいいぜ。もう手遅れだけどな」
 美作さんの言葉に、西門さんが顔を顰める。
「はあ?どういうことだよそれ。牧野、お前類と何かあったのか」
 じろりと西門さんに睨まれ、あたしは反射的に後ずさる。
「な、何よ、なんにもないってば」
「嘘つけ。お前の嘘なんかすぐ見破れるっての。言えよ、何された?」
 美作さんよりもさらにストレートな物言いに、あたしは顔が熱くなっていくのを感じていた。
「―――その顔。キスでもされたか?」

 ボッと、火が出そうな勢いで熱が一気に上がったような気がした。

 「キッ、キスなんてっ―――!」

 「決まりだな」

 「類の奴―――」

 2人の目が、不機嫌に細められ、その眉間に深いしわが寄せられるのを、あたしは背中に嫌な汗が流れるのを感じながら見ていた。

 「キスくらい、どうってことねえけど―――」

 「ああ。おかげで、こっちも火がついたな」

 そう言って、2人が一歩あたしに近付き。

 「「牧野。覚悟しとけよ」」

 その言葉に。

 あたしは思わずその場を逃げ出したのだった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 すいません、今日は短めです。
 大方の予想通り?の展開かな。
 でもそれぞれに、まだチャンスは残しておきたいので―――
 次は誰?というのを楽しみにしていてくださいませ。

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恋心 74 ~花より男子・あきつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
彼が優しい人だってことはわかってるし

妹想いだってことも知ってるけど。

朝からこんな光景を見せられると、ちょっと拗ねてみたくもなる。

だって・・・・・

「ん・・・・・?なんだ、牧野来てたのか」

目をこすりつつ、ベッドに起きあがる美作さん。

「起こせばいいのに」

「―――悪いかと思って」

あたしの言葉に美作さんは不思議そうな顔をして

ふと、ベッドに目を落とす。

そこには、美作さんを挟むようにして眠る小さな天使たち―――

彼の双子の妹がいた。

「―――何だ、こいつらまた来てたのか。遠慮すんなよ、いつものことだし。お前だったらこいつらも文句言わねえよ」

はたしてそれはどうか―――

女心ってものを、わかってるようでわかってないんだから。

そう思ってちょっとムッとしていると、そんなあたしを楽しそうに見つめる美作さん。

「もしかして、拗ねてんの?」

「べ、別に―――」

「なら、お前も一緒に寝る?このベッドで―――」

そう言って、手を引き寄せられるのに、どきんと胸が鳴る。

「ちょ―――」

「なんなら―――一晩中抱きしめて寝てやろうか?」

耳元に囁かれた声に、体が熱くなる。

「や―――」

「けど、そうしたら俺が堪えらんないかも」

「え―――?」

「抱きしめるだけじゃ―――すまなくなるかもな」

甘く囁いて。

そのまま唇を塞がれる。

妹たちを起こさないように、そっと―――

こんな時まで気を使うんだから。

そういうとこが、好きだけど・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 意外と、子供なつくしと大人なあきら君って、相性ピッタリな気がするなあ。

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秘密の花園 vol.19 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 「映画を見に行こう」

 フランス語の勉強のため、いつものように花沢類の家へ行くと、唐突に類がそう言った。
「映画?」
「うん。フランス映画だよ」

 ああ―――勉強のためか。
 これも授業の一環てことだよね。

 何となくがっかりしたような気分になってしまった自分に驚く。

 遊びに来てるんじゃないのに・・・。

 気持ちを切り替えるようにぶるぶると首を振る。

 見ていた類が、不思議そうに首を傾げる。
「何してんの」
「べ、別に、何でもないよ」
「そう?ならいいけど。じゃ、行こうか。もう車も用意できてるから」
「うん」


 そうしてあたしたちは車に乗り込み、映画館へ向かった。

 ついたのは、想像していたよりもこじんまりとした映画館で。

 「あんまりメジャーな作品じゃないからね。たまたま、雑誌を見てたらここでこの映画がやってるって知って。小説では読んだことあるけど、なかなかいい話だったから、牧野にもどうかと思って」
「あたしに――――」
「うん。フランス語の小説じゃ、まだ読むのは難しいだろうけど、映画なら多少言葉がわからなくても見てれば大体の話はわかるでしょ」

 本当は多少、どころではないんだけれど。

 あたしのことを考えてくれた類の気持ちが嬉しくて。

 少しでもフランス語を理解できるようになりたいと、集中しながら映画を見た。

 もちろんわからない部分の方が多かったけれど―――

 でも映像はきれいだし、大体の話の内容は理解することができた。

 特に最後の主人公と恋人のキスシーンはとてもきれいで―――

 思わず見惚れてしまっていた。

 ふわりと、突然手が暖かいものに包まれる。

 驚いて見ると、あたしの手を花沢類の手が包みこんでいた。
「花沢類、手―――」
「しっ。まだ終わってないよ」

 マイナーなフランス映画なので、観客もあまりいなかったけれど・・・

 それでも言われたとおり、あたしは口をつぐむ。

 相変わらず手は花沢類に握られたまま。
 
 なんだか手に汗をかいてしまいそうだ。

 妙に緊張してしまって―――

 くすりと、類が笑う気配。

 「緊張してる?」
「だって―――手なんか握るから」
「見惚れてる牧野が可愛かったから」
「かわいくは、ないけど」

 あんまりさらっと褒められると、どうしていいかわからない。

 そういうのには慣れてない。

 「かわいいよ、牧野は。俺が今まで会った女たちの中で一番・・・」
「そ、そんなわけないでしょ。静さんの方が―――」
「静のは、可愛いって言わない。それに―――やっぱり牧野の方が可愛い」
「やめてよ、なんか―――緊張する」
 あたしの言葉に、類が噴き出す。
「そういうところが、可愛いんだよ」
「からかわないで」
「からかってない」

 急に、声が真剣みを増して。

 はっと気づくと、花沢類のきれいな顔が目の前に迫っていた。

 「は、花沢類、映画―――」

 「もう終わりだよ」

 スクリーンには、エンドロールが流れ始めていた。

 席を立つ人の姿もちらほら見えて―――

 あたしは、誰かに見られたらと余計に焦ってしまって。
「お、終わったなら、もう出ようよ―――」
「そうだね」
 言いながらも、席を立とうとしない類。

 そのビー玉のような瞳で、あたしをじっと見つめてる。

 それがあまりにもきれいで、あたしは身動きがとれなかった。

 映画館の薄暗い闇の中。

 まるであたしの時間だけ止まってしまったかのように―――

 次の瞬間には、花沢類の唇が、あたしの唇を塞いでいた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 久しぶりにまた、ドラマを最初から見てます。
 わたし的にはF4のキャスティングには納得しきれないとこがあったりするんですが。
 でもやっぱり日本の花男が見ていて一番面白いです。

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恋心 73 ~花より男子・類つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
N.Y.の空の下、途方に暮れていたあたしの目の前に現れたのは花沢類だった。

「帰ろう、日本に」

やわらかな笑顔と優しい声。

この人はいつもあたしを守ってくれる。

「花沢類―――ありがとう」

ありがとうもごめんも聞き飽きたって。

でも、どうやってこの気持ちを伝えたらいいのかわからない。

『ありがとう』でも『ごめん』でもない。

どうやって伝えればいい?

「花沢類、聞いて」

「何?ありがとうならもう聞いたよ」

「そうじゃなくて」

そうじゃない。

そんな言葉じゃない。

だって、それじゃあたしの気持ちが伝わらないの。

「―――好きなの」

驚きに目を瞬かせて。

「―――本気?」

その言葉に頷いて。

気付かないうちに涙が頬を伝ってた。

「もう―――後戻りできないよ?」

「うん―――わかってる」

だって、あたしが決めたことだから。

一緒にいたいって。

ずっとそばにいたいって。

そう思ったの。

―――大好き―――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 やっぱりあのときこうなってたら―――っていうのは永遠のテーマだなあ。

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秘密の花園 vol.18 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 当時、私立の女子高に通っていたママは大学生だったパパと付き合っていて、放課後になると急いで待ち合わせの喫茶店に向かうのが日常だったらしい。

 そしてそんな日常の中、ある男に出会った。

 いつものように待ち合わせの喫茶店に向かう途中、ママは喫茶店で自分を待っているはずのパパの姿を見つける。

 数人の学生に囲まれているパパ。

 どうやらカツアゲされているようだった。

 迷うことなくそんなパパを助けようとママはそこへ飛び込んでいった。

 当然その学生たちは怒りの矛先をママに向け―――

 パパを庇って男たちの前に立ちはだかるママ。

 殴られることも覚悟した時―――

 『目障りなんだよ。消えろ』

 迫力のある低い声。

 学生たちはその男を知っているようだった。

 あっという間に学生たちは逃げ去り―――

 パパを庇うように立っていたママを見て、こう言ったんだそうだ。

 『女に庇ってもらうような男と付き合ってると、ろくなことにならねえぞ』

 だから、ママはこう言い返した。

 『この人のことは、あたしが守る。庇ってるんじゃなくて、あたしにとってこの人が必要だから守ってるのよ!』

 そんなママを、まるで珍しい動物でも見るような目で見ていた男。

 『―――変な奴だな』

 呆れたように。

 でもおかしそうに笑ってそう言った男。

 今の今まで忘れていたけれど―――


 「今考えてみると、あの時の男は今の道明寺さんとそっくりだったわ」
「道明寺と―――」
 
 もしかして、それがきっかけで、道明寺の父親はママに興味を持ったんだろうか。

 ママのことを調べて―――

 ママが菅野家の娘だと知った。

 そして、近づこうとした―――?

 でもそれは想像に過ぎない。

 それに。

 出会いがどうだったとしても、今現実にママはパパと結婚していてあたしと進という子供がいる。
 そして道明寺の父親も楓と結婚し、2人の子供がいる。

 両家の間にどんな因縁があったとしたって、今のあたしには関係ないはず―――。


 「だったら、俺と付き合ったって何の問題もねえじゃねえか!!」
「だから、何であたしとあんたが付き合うのよ!」

 学校で、あたしはF4に道明寺家との過去のことを話していた。

 「そんなドラマティックなことがあったなんて、意外だな」
 と、美作さん。
 西門さんも頷いて。
「ああ。さしづめ、司の親父はその時の牧野の母親に一目惚れしたってとこか」
「で、見合いまでセッティングしたのに逃げられた―――と。男としちゃあプライドが傷つけられるわな」
「で、その直後に司の母親と見合いしてそのまま結婚か。事情を知ってるんなら、母親の方だって穏やかじゃねえよな」
「そんな昔のこと、未だにこだわってんだから相当プライドが傷ついたんじゃねえ?」
「―――プライドの問題、なのかな」
 あたしの言葉に、F4があたしの方を見た。

 思い出すのは道明寺楓の表情。

 怒りというよりは悲しみ―――。

 傷ついたのはもしかして、プライドじゃなくて―――

 「どっちにしろ、この婿取り合戦、司は戦線離脱だな」
 にやりと笑う西門さんに、道明寺がいきり立つ。
「なんでそうなるんだよ!今牧野も言ってただろ!?過去に何があったって、俺たちには関係ねえ!!」
「お前らがそう思ってたって、道明寺楓が納得しねえだろ?あの母親が認めないってことは、すなわちお前らの結婚はないってことじゃん」
「ざけんな!ババアの言いなりになんかならねえかんな!」
 そう言って拳を握って立ち上がり、そのままの勢いで道明寺はどこかに行ってしまった・・・・・。

 「―――司の父親は、知ってるのかな」
 類がぽつりと言った。
「何を?」
「その、昔自分と見合いするはずだった菅野家の娘が今また戻って、その女の娘と自分の息子が結婚するかもしれないって話」
「どうだろうな。ずっとアメリカの方に行ってて、司もずっと会ってないって話だし。仕事が忙しくって、そんな昔のこと思い出す暇もないんじゃねえ?」
 美作さんの言葉に、西門さんはふとまじめな顔をした。
「―――意外と、そういうのって男の方がデリケートだったりするけどな」
「なんだよ総二郎、急にまじめな顔して」
「いや―――。もし司の父親が本当に牧野の母親のことを忘れてなかったら―――父親の方は司と牧野が結婚するのに賛成かもしれねえなって思ったんだよ」
「だとしたって、あたしが道明寺と結婚するとは限らないでしょ。両家の過去がどうだって、今のあたしには関係ないよ」

 そう、大事なのは今だ。

 両家の過去なんて、そんなあたしが生まれる前の話なんて関係ない。

 なんだか周りが勝手にいろんな過去を引っ張りだしてくるから、自分の結婚なんてなおさら考えられなくなってくる。

 でも、とりあえず。

 あの道明寺楓のことを思うと、道明寺との結婚なんてとても考えられなかった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 過去の話がすっかり長くなってしまいました。
 ちょっと気持ちを切り替えて―――
 道明寺家との確執のお話はここで一旦おしまいです。

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秘密の花園 vol.17 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 ママと道明寺の父親の見合い話。

 祖父母が知らないわけはなく。

 どうして何も教えてくれなかったのだろうと、あたしは家に帰るとお婆様の部屋を訪ねた。

 「どうぞ入ってちょうだい。お紅茶でも淹れましょうね」
「あ、あたしがやります」
「いいのよ、これでも昔から紅茶を入れるのは得意なの。座っててちょうだい」
 優しく微笑み、紅茶を入れてくれる。

 穏やかで、とても優しい人なのだ。

 あたしはそんなお婆様が、とても好きなのだけれど―――

 「―――楓さんに聞いたのね、千恵子と―――道明寺さんのこと」
 あたしの前に紅茶を置いてくれたお婆様は、そう言いながら自分も椅子に腰かけた。
「はい。あの、ママはこのこと―――」
「覚えていないと思うわ」
 そう言って、お婆様はふっと笑った。
「あの頃は、わたしたちは千恵子をこの家につなぎ止めておこうと必死だったの。すでにお付き合いしている人がいるのは知っていたから―――。大きな会社の子息との見合い話をこれでもかというほど持ってきてね。でもこちらが必死になればなるほど千恵子は頑なにそれを拒んで―――見合い写真など開きもしなかったわ」
「ママらしい」
「でしょう?だから、千恵子は道明寺さんとの見合い話なんてこれっぽっちも覚えていないのよ。でも、こちらは事情が違ってた。道明寺家とはそれほど親しくはなくて―――むしろライバル関係だったと言ってもいいわ。だから、最後まで道明寺家の子息との見合いなんて、考えてもいなかったのよ。だけど―――あるとき、あちらからぜひ千恵子と会いたいってお話があってね」
「道明寺の方から?」
「そうよ。千恵子はパーティーにもほとんど出たことがなかったから、その顔も知られていなかったはずなんだけれど、どういうわけかあちらのご子息がどうしても千恵子と会いたいんだと言ってきてね」
「それで―――」
「最初はね、主人もその話には乗り気じゃなくて―――だけど良く考えてみたら道明寺家と菅野家が一緒になったら、それこそ世界一をも狙えるほどの大企業になるわ。それでその話を進めようと、千恵子にも見合いを勧めて―――だけどやっぱりあの子の返事は変わらなかった。それどころか、わたしたちの話には耳も貸さず―――とうとう家を出ていってしまったわ。主人もわたしも、その時に目が覚めたのよ。会社のことばかり考えて―――千恵子の気持ちを考えようとしていなかったって。あの子がそれほどまでに思いつめていたことに、親であるわたしたちが気付かないなんて―――」

 辛そうに眼を伏せるお婆様。

 あたしは、思わずそのお婆様の手を両手で包み込んだ。

 「―――ママは、両親に感謝してるって言ってました」
 その言葉に、お婆様が驚いて顔を上げる。
「この家を出て、初めてお金の苦労というものを知って―――反省したって言ってました。それから感謝したって―――あたしが言うのもおかしいかもしれませんけど、ママもきっと、その時は子供だったんです。自分のことしか考えてなくて―――お婆様達に自分たちのことを理解してもらおうと努力する前に、家を出てしまったんだと思います。ママは意地っ張りだから―――きっと」
「つくし・・・・・あなたは優しい子ね」
 ふわりと、お婆様が微笑んだ。

 25年もの間、ずっと心を痛めていたに違いない。

 優しい人だから・・・・・。

 「―――あなたとあのF4と呼ばれる彼らのことを調べた時、こんな偶然があるものなのかと思ったわ。あの道明寺家の子が、あなたを好きだなんて―――どうしたものかと、考えていたの。自分の息子が好きになった女の子が、かつて自分との見合いを拒んだ女性の娘だと知ったら、どう思うだろうと・・・・・あいにく本人はずっとアメリカにいるということでその心理まで知ることはできない。だけど千恵子の時のこともあるし、あなたのことはあなたの決断に任せるべきなんじゃないかと、主人と話していたのよ。だから、もちろん道明寺さんと2人になる時間も作るつもりだった。他の3人と同じようにね。そうしなかったのは―――楓さんの気持ちを考えて、かしらね」
「道明寺の、母親・・・・・?」
「そうよ。25年前、千恵子との縁談が決裂し、道明寺さんは楓さんとお見合いをした。それでそのまま結婚したわけだけど―――あの夫婦の仲は、最初からビジネス上のものだけのようだと言われていたわ」
「ビジネス―――」
「道明寺さんは、ずっと千恵子のことを引きずっているようだと、噂に聞いていた。もちろん真相はわからないけれど―――でもその噂はおそらく楓さんも知っていたはず。たとえ結婚がビジネスだったとしても、女として―――そんな噂をたてられればそのプライドは傷ついたでしょう」

 道明寺楓の顔を思い出す。

 どこか思いを馳せるような目をしていた。

 見たことのない表情。

 あれは、昔を思い出していた・・・・・?

 もしかして―――

 「楓さんがあなたのことをどう思っているのか。今、菅野家の人間になったあなたのことを、どう考えているのか―――それを知るまではあまり余計なことはしない方がいいかもしれないと思ったの。そして今日のランチのお誘い―――。どうなるかと思っていたけれど・・・・・先ほど、楓さんから連絡があったのよ」
「え―――そうなんですか?」
「ええ。―――菅野家と、関わりを持つつもりはないとバッサリ切られたわ。もう道明寺は世界に進出していて、菅野家の力も必要ないと。他の3人と結婚しようがどうしようが興味はないと」
 苦笑しながらも、それほど落ち込んだ様子のないお婆様。
 きっと、そう言われることは予測していたんだろう。
「それで―――これからどうすれば?」
 あたしの言葉に、お婆様は肩をすくめた。
「何もする必要はないわ。さっきも言ったけれど―――つくしの人生ですからね、結婚相手を誰にするか決めるのはつくし自身です。その相手がもし、道明寺司だとしたら―――その時は、わたしたちが全面的に協力しましょう。でもそれまでは、特に2人をとりもつようなことはしません。要するに、今までと変わらないということよ。他の3人同じ。ただ、彼にだけ個人教授することがないというのは―――それ以前の問題ね」

 ―――やっぱり・・・・・


 道明寺家との過去。

 あたしは会ったことがないけれど―――

 道明寺の父親にとって、ママはどんな存在だったんだろう。

 ママが覚えていないくらいなのだから、それほど関わりがあったようには思えないけれど―――

 でも、少なくとも道明寺楓にとっては、菅野千恵子という女性は忘れられない存在なのだろう・・・・・。

 
 「―――もしかしたら」
 お婆様から聞いた話を、ママにしていた時。

 ママが突然口を開いた。

 「あのときの人が―――道明寺さんだったのかもしれないわ」

 それは遠い昔。

 ママが高校生だった頃の話だった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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恋心 72 ~花より男子・総つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「西門さん、こんにちは」

「優紀ちゃん、久しぶり」

何気ないやり取りなのに、あたしの胸がチクリと痛む。

別に、あたしがとやかく言う問題じゃない。

西門さんが過去に誰と付き合っていようと―――

ていうか、今だって別にあたしと西門さんが付き合ってるわけでもないし。

文句いう権利なんてないのはわかってる。

だけど。

この2人を間近に見てるのは辛かった。

「―――あたし、帰るね」

その言葉に、西門さんが目を見開く。

「は?」

「つくし?どうしたの?」

「別にどうも―――。ちょっと用事思いだして。ごめんね優紀。じゃあ」

そそくさと席を立ち、呆気に取られてる2人を残して店を出る。

可愛くない態度。

だけどこれ以上2人のことを見ていられない。

今は関係なくっても、かつて関係を持った2人。

思い知らされる。

あたしが西門さんにとってどんな存在か。

あたしは、優紀の様にはなれない。


「牧野!」

名前を呼ばれるのと同時に、腕を掴まれる。

驚いて振り向けば、険しい顔をした西門さんが、息を切らしてあたしの腕を掴んでいた。

「なんで―――優紀は?」

「なんで?お前こそ何で1人で出てくわけ?今日は、2人で映画見るって約束だろうが」

「―――映画なんて、誰と見たっておんなじでしょ?優紀と見てくれば―――」

「だから、何で優紀ちゃんと見なくちゃいけねえんだよ?お前、それ気ィ使ってるつもり?俺と優紀ちゃんはもう何の関係もないんだぜ?」

「そんなこと、わかってる」

「いーや、わかってねえよ。お前は、俺の気持ちなんもわかってねえ」

「な―――何よ、それ」

真剣な目で、あたしを睨みつける西門さん。

本気で、怒っているように見えた。

腕を掴む力は緩むことなく、あたしの力じゃ振りほどけなかった。

「―――誰と見たっておんなじ?じゃあお前は誰と見に行くつもり?俺以外の誰か―――類?それともあきら?」

「なんでその2人が―――関係ないでしょ」

「俺には関係ある。お前が、俺以外のやつといるの黙って見てられるわけない」

その言葉に。

あたしは反論するのも忘れて西門さんを見上げた。

「―――俺も、お前以外の女とは見に行かない。だから―――お前も、俺にしとけよ」

「な―――何それ、意味が―――」

「まだわかんねえ?お前ってホント天の邪鬼だよな。いい加減、認めろよ。お前は、俺が好きなんだろ?」

カーッと頬が火照る。

「う、自惚れないでよ」

「自惚れさせろよ。俺も―――お前が好きだって認めるから」

―――今、なんて?

頭の中が真っ白で、何も考えられなくなってしまう。

西門さんが?

あたしを?

好き―――?

「好きなんだよ、お前が。だから今日も誘った。お前とじゃなきゃ映画なんか見たって意味がねえ。映画が見たいんじゃねえんだ。お前と、一緒にいたいんだよ」

「―――あたしと?」

「そうだよ。他の女じゃ、意味ねえんだよ。いい加減、気付けよ」

うんざりしたように言いながら。

言葉と裏腹に、あたしを抱きしめる西門さん。

切なくて。

でも、あったかくて。

涙が溢れてきた。

「―――しょうがないから、あたしも認めてあげる」

「―――ん」

「好きだよ―――」

風のように唇を掠めたキスは。

一瞬のことだったのに、すごく暖かくて。

西門さんの気持ちが、そのまま込められている気がした―――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 つくしがやきもちを妬く話―――のはずが、なぜか最後はやっぱり総ちゃんのやきもちで。
 どうもそのパターンから抜け出せないきららです。

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秘密の花園 vol.16 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 「道明寺家と何かあったかって?」

 日曜日の朝、食事の後あたしはママの部屋へ行き、聞いてみた。

 過去に同明寺家と菅野家の間に何かあったというのなら、当然ママも知っているだろうと思ったのだけれど。
「さあ、ママは知らないわよ」
「そうなの?」
「ママ、昔から会社のことには興味なくてね。いろいろお見合いの話なんかはあったけど、全部断っていたし―――。パーティーにもほとんど出たことがないのよ」
「そうなんだ。なんか意外。あたしには玉の腰だなんて言って、道明寺と付き合えなんて言ってたくせに」
 あたしの言葉に、ママは苦笑した。
「そりゃあ・・・・・娘にはママと同じ苦労はさせたくないと思ったからよ。パパとの結婚は、あなたたちもいて幸せだったけど経済的には楽じゃなかったからね。親なら、子供にお金の苦労はさせたくないって思うものなんだって、子供を持って初めてそれがわかって―――反省したわ。そして両親に感謝した」
「ママ・・・・・」
「でも、パパと一緒になったこと、お金以外のことでは後悔してないのよ。あの通り暢気だけど、パパほど優しい人はいませんからね」

 ママらしい。

 お嬢様らしく、お金に無頓着だったママが、駆け落ちして初めてお金の苦労を知った・・・・・。

 きっと、自分には必要なことだったと思ってるんだろう。

 今、ママは菅野コンツェルンで経理の仕事をしていた。

 世間知らずのお嬢様だったママの仕事ぶりに、お爺様も驚いているという話だった・・・・・。


 「やっぱり直接聞いた方が早いかな」
 道明寺との間に何があったのか。
 
 一旦気になりだすと止まらなくって。

 どうしても真相を突き止めたくなってしまった。

 だけどその真相は、意外な人物から聞かされることになるのだった・・・・・。


 「道明寺様から、ランチのご招待をいただきました」
 石田の言葉に、あたしは目を瞬かせた。
「道明寺が?ランチ?」
「正確には、道明寺楓さまからのご招待でございます」
「―――道明寺の、母親・・・・・?」

 何となく嫌な予感。

 だけどすでに道明寺家の車が迎えに来ていて。

 「まあ、ランチのご招待だなんて素敵だわ。ぜひ楽しんで来て頂戴」
 お婆様の言葉に、あたしは仕方なくその車に乗り込んだのだった・・・・・。


 「ようこそ」
 鉄の仮面の女。
 薄い笑みを浮かべた道明寺楓が、その冷たい眼差しであたしを見て微笑んだ。
「よお、座れよ」
 道明寺があたしを見てにやりと笑う。
 今日だけは、こいつがここにいてくれてよかったと、あたしは胸をなでおろしていた。
 鉄面皮のこの女と2人だけじゃ、ランチなんてとても喉を通りそうになかったから・・・・・。

 「あなたが、あの菅野コンツェルンの人間だったなんて、驚いたわ」
 食事の後、口元をナプキンで丁寧に拭いながら楓が言った。
「―――あたしも驚きました」
「あなたの母親が、菅野会長の娘だったなんて―――」
 あたしの言葉をまるきり無視し、楓はそう呟き―――小さく溜息をついた。

 見たことのない表情だった。

 何か思いにふけるような―――

 やっぱり、両家の間には何かあったのだろうか・・・・・

 「なんだよ、こいつの母親がどうかしたのか?こいつの母親のこと知ってんのかよ」
 道明寺の言葉に、楓はちらりとその視線を息子に向けた。
「―――いいえ、直接は知らなかったわ。話に聞いていただけで―――。わたしがあなたのお父様と結婚したのは、つくしさんのご両親が駆け落ちした後ですからね」
「駆け落ちのこと―――ご存じなんですか」
「もちろんよ。そのおかげでわたしは道明寺家の跡継ぎと結婚することになったんですから」
 その言葉に、さすがに道明寺も驚いたように母親の顔を見た。
「は?なんだよそれ。そのおかげってどういう意味だ?」
「言葉どおりの意味よ」
「それじゃわかんねえから聞いてんだろうが。答えろよババア」
 道明寺の言葉に眉を顰め。

 呆れたように溜息をつくと、また口を開いた。

 「わたしがあなたのお父様と結婚する前―――正確にはあなたのお父様とお見合いをする前、あなたのお父様の花嫁候補として筆頭に上がっていたのが―――つくしさんのお母様よ」

 その言葉に。

 あたしも道明寺も、言葉をなくした。

 ママと、道明寺の父親が、結婚―――?

 「そんなこと、母は何も―――」
 あたしの言葉に、楓は口の端を上げて笑みを作った。
「あなたのお母様は、後継ぎ問題にまるで興味がなかったと聞いてるわ。自分の見合い相手がどんな人間かも、その名前すら聞く耳持たなかったと。そしてごく平凡なサラリーマンと姿を消した。そして25年―――突然また姿を現して、今度はあなたと司を結婚させようだなんて―――まったく、常軌を逸した行動は相変わらずのようね」
「お言葉ですけど」
 あたしは強い口調で口を挟んだ。
「母は自分の気持ちに正直だっただけだと思います。後継ぎ問題よりも、好きな人を選んだことが、そんなに悪いことだとはあたしは思いません。それに―――今回のことは母やあたしにとって突然のことで、結婚のことだって祖父母の考えで、母から道明寺と結婚しろだなんて―――貧乏だった時にはともかく、あの家に行ってからは言われたことはありません。わたしだって道明寺と結婚するつもりなんて―――」
「おい、結婚する気はないってのか!」
「そう言ってるでしょ!」

 「まったく―――菅野会長もどうしてこの子をこのままにしておくのかしらね。もっと徹底的に教育しなおさなくては、菅野コンツェルンの恥さらしもいいとこだわ」
 楓はそう言ってあたしをその冷たい目で一瞥すると、ふっと冷めた笑みをこぼした。
「最も―――この道明寺財閥には関係のない話ですけどね」
「―――どうしてわたしを呼んだんですか?」
「あなたに知っておいてもらうためよ。菅野家の人間だからと言って、この道明寺財閥にすぐに入り込めるわけではないということ。菅野コンツェルンの力などなくても―――道明寺財閥の力は衰えないわ」

 そう言って悠然とあたしを見下すその態度に。

 もう2度とこの家には来るもんかと心に決めたあたしだったけど―――

 なぜか、何かが心に引っかかっていた。

 それが何なのか、その時のあたしにはわからなかったけれど―――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 楓と、つくしママの隠された過去―――?
 ところでつくしママの名前ってなんだっけ?

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恋心 71 ~花より男子・あきつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
ケーキ作りを習いたくて。

そんなの、単なる口実。

だって、そうでもしなくちゃここに1人で来る理由なんか思いつかなかったから。

だけど、そんなあたしの気持ちもどこか見透かしてる美作さんがそこにいて。

「今日は、ビターなチョコレートケーキが食いてぇな」

にやりと笑っておねだり。

その視線にドキドキして、うまく目が合わせられない。

「ど、努力はする、けど、うまくできるかどうか―――」

「いいよ、お前が作ったものなら」

ドキッとして、思わずボールを落としそうになる。

「な、何急に―――」

「俺は、お前が作ったものなら何でもいい」

じっと見つめる瞳はいつもよりも熱っぽい気がして。

ドキドキして、手が震えてしまう。

「―――意味、わかる?」

「い―――意味って―――」

「お前のことが好きだって、言ってるつもりなんだけど」

「じょ、冗談なら―――」

「あいにく、俺もお前に対してそんな冗談言えねえよ」

美作さんの手が、震えるあたしの手を包む。

「俺の勘違いじゃなきゃ―――この手が震えてるのは、俺のせいなんじゃねえの?」

ドキドキが、止まらない。

あたしの頬に、美作さんの唇が触れる。

「―――お前の気持ち、聞かせろよ」

耳元に囁かれる声は、どんなケーキよりも甘くって。

勇気を出して、彼の顔を見上げれば。

優しい彼の瞳にぶつかる。

「ん―――?」

きっと。

どんなあたしでも包み込んでくれる。

「―――あたしも、好き―――」

明日もきっと。

あなたに会いに、甘いケーキを作りに来るよ―――。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あきらはきっと、とことん彼女を甘やかす人だと思う♪

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秘密の花園 vol.15 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 夕食の時間は、同時に食事マナーのレッスンの時間でもあった。

 あたしと進、並んで座り食事マナーのスペシャリストだという女性の指導を受けながらの食事。

 味気ないったらない。

 それでもしばらくの辛抱だと思ってやるしかないのかな・・・・・。


 そんな風に半ば諦めていたある日、いつものように夕食の時間にその部屋へ入ると―――
「おせーぞ、何やってんだ」
 人の家のテーブルで偉そうにこちらを見たのは―――
「道明寺?なんであんたがここに居んのよ?」
 いつものあたしたちの席の向かい側に、なぜか道明寺が座っていたのだ。
「お前の婆さんに頼まれたんだよ」
「お祖母さんに?何を?」
「毎日勉強ばかりでつまらないだろうから、たまには一緒に食事でもして楽しませてやってくれってさ」
「楽しませてって―――」
 道明寺と一緒に食事したって・・・・

 なんて思っていたけれど。

 厳しい指導も最中も道明寺があれこれ茶々を入れるものだから、なかなか集中できない。

 だけどいつもしんとした中で食べてるものも、こうして文句を言いながらもおしゃべりをしながら食べるとなんだか味が違ってくるみたいだった。

 ―――そう言えば、道明寺も昔から1人で食事をとってたって聞いた。

 花沢類もそうだけど、こんな広い部屋でたった1人で食事をしてたなんて。

 それが子供のころからずっとだなんて、どんなに寂しかっただろうと。

 確かに道明寺も花沢類も―――もちろん他の2人もマナーは完ぺきだけど。

 きっと、そんなものでは満たされない何かがあったはず。

 ―――この人が来てくれて、良かったのかもしれない。

 隣であたしと道明寺の口げんかを聞きながら、困ったような、でも楽しそうに食事をしている進をちらりと見て。

 少しだけ、道明寺を見直したりしていた・・・・・。


 「ったく、何でおれだけ2人きりじゃねえんだよ」
 食事が終わり、帰る前にちょっと付き合えと言われ2人で庭をぶらぶらしていた。
「あいつらはそれぞれお前と2人きりになる時間があるってのに・・・・」
「仕方ないでしょ。あんたがあたしに教えられることなんてないじゃない」
 あたしの言葉に、道明寺がむっと顔を顰めた。
「じゃあ、これからは毎日ここに来てやる」
「はあ?なんでそうなるのよ?」
「俺だけ2人きりの時間がないからだ。毎日ここに通って、一緒に飯を食ってやる!」

 めちゃくちゃだ。

 理屈も何もあったもんじゃない。

 だけど。

 今日の進の顔を思い出す。

 久々に楽しそうに食事をしていた。

 あたしも・・・・・

 
 そして翌日から、本当に道明寺が毎日来るようになって。
 それはまあいいとして。

 「なんでおめえらまで来るんだよ!」
 道明寺の声に、F3が肩をすくめる。
「そりゃ、ここにくれば牧野と食事できるからな」
 と美作さんが言えば西門さんも、
「そういうこと。できるだけ長く牧野といたいし?」
 にやりと笑う。
 その横で花沢類は。
「牧野といたら、食べ物もうまく感じるし」
 と、天使の微笑み。
 ただ1人不機嫌なのは道明寺で―――
「不公平だろうが!おめえらは牧野と2人きりになれる時があんのに!」
「道明寺、うるさい」
 あたしの言葉に、ますますいきり立つ道明寺。
「お前も何とか言えよ!」
「しょうがないでしょ。あたしがあんたから教わることなんてないし。それに、食事は大勢でした方が楽しいでしょうって、お祖母さんも言ってたんだから」

 そう。

 F3を呼んだのはあのお祖母さまだ。

 最初に道明寺を呼んだのもそうだけど。

 進が楽しそうに食事をしていたとマナーの先生に聞いたらしいお祖母様が、それならもっと人数も多い方がいいだろう、と提案したらしいのだけれど。

 道明寺はすっかり拗ねてしまっていた。

 それもまあ仕方がないことだとは思うのだけれど・・・・・


 「司と牧野を、2人きりにしたくない理由があるのかもね」
 花沢類の家に行った時、ふとそんなことを言われた。
「2人きりにしたくない理由?お祖母様に?」
「かな。俺にもよくわからないけど。確かに、4人のうち1人だけが違うって不自然だしね」

 言われてみればそうなのだけれど―――

 「菅野家と道明寺家の間で、過去に何かあったのかな・・・・」

 花沢類の言葉に、何となく胸騒ぎがしていた・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ああ、また予想外の展開に。
 続きをよく考えもしないで勢いで書くから、あとで困るんですよね・・・・。

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恋心 70 ~ 花より男子・F3×つくし~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「やっぱ、牧野つくしはF4のものだよな」

西門さんの言葉に美作さんと類が頷いて。

あたしは眉を寄せる。

「はあ?あたしはものじゃないんだけど」

「そりゃあわかってる。お前はどう見ても女だし」

にやりと美作さんが笑う。

「じゃ、なんなの。いきなりわけわかんない」

「牧野が、司だけのものになるなんてあり得ないってこと」

無邪気に類が笑ってそう言うけれど。

ますますわけわかんない。

半年後にはあたしと道明寺の結婚式があるっていうのに。

「嫁になんて、行くなよ」

「そんなの、牧野らしくねえだろ」

「俺たちから、離れていかないで」

「だ、だから、何でそんな―――あんたたちだって応援してくれてたじゃない」

「まあな。けど―――」

「考えてみたら司がいない間お前の傍にいたのは俺たちだし」

「ずっと一緒にいたら、離れがたくなっちゃって」

3人が顔を見合わせて頷く。

「で、3人で決めたんだよ」

「―――何を」

「牧野は、司にはやらないって」

「―――って、どうするつもり?」

「宣戦布告。司にね」

本気?

冗談?

どちらともつかない表情の3人を前に。

あたしは途方に暮れるしかなかった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 どうにもPCの調子が悪いです。
 UPが遅れ気味になるかも。ごめんなさい~

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秘密の花園 vol.14 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 「菅野家の生活には慣れた?」

 花沢類の部屋で、あたしはソファーに類と並んで座り、フランス語の本を開いていた。

 今日は花沢類にフランス語を習う日だ。

 「うーん、慣れたと言えば慣れたけど・・・・」
「慣れないと言えば慣れない?」
 くすくすとおかしそうに笑う類。
 あたしはちょっと頬を膨らませた。
「からかわないでよ。だって本当に初めてのことばっかりで―――そんなにすぐ慣れないよ」
「結構様になってる気もするけどな」
「まさか」
「マジで。牧野はいつも背筋伸ばして堂々としてるから、そう見えるのかな」

 優しい笑みを浮かべながらそう言ってあたしを見つめる。

 そんな風に見つめられると思わずドキドキしてしまう。

 本当に・・・

 心臓に悪い人たちなんだから。

 「も、もう、しゃべってないでちゃんと教えてよ」
「はいはい。―――ところで、司には何を教えてもらうの」
「道明寺?あいつには別に何も―――」
「じゃああいつだけ個人レッスンなし?それじゃあ拗ねない?」
「だって―――じゃあ花沢類はあたしが道明寺に教わることってあると思う?」
 あたしの言葉に花沢類はちょっと考え―――
「―――けんかとか?」
 と言った・・・・・。


 「―――もうこんな時間か。そろそろ迎えが来るころかな」
 花沢類が部屋の時計を見上げる。
「あ、ほんと・・・。なんかあっという間。花沢類って、教え方うまいんだね」
 あたしの言葉に、くすりと笑う。
「人に教えたことなんかないけど―――牧野が相手だと楽しいから」
「そ、そう?じゃ、また来週よろしくね」

 そう言って立ち上がろうとして。

 その手を掴まれ、くいっと引っ張られた拍子にバランスを崩し、花沢類の腕の中に倒れこんでしまう。

 「な、何してんの!」
 慌てて離れようとして。
 そのまま抱きすくめられてしまう。
「は、花沢類、離して・・・」
「―――離れがたくなった」
「何言ってんの、もうすぐ迎えが―――」
「だから、あともう少し」
 耳元に響く花沢類の甘い声に、胸の鼓動が速くなる。

 こんな風に密着していると、その心臓の音まで聞こえそうで―――

 「―――総二郎とあきらに、何もされなかった?」
「え―――」
「2人とも、手が早いから心配。2人きりでいて、何もされてない?」
「さ、されてない・・・・2人のところには、遊びに行ってるわけじゃないんだし―――」
「それでも、2人きりになれる絶好の機会だろ?牧野は無防備だから―――あんまり隙を見せないように」
「隙なんて―――」

 そんなつもりはまるでないのだけれど。

 でもここで、花沢類に抱きしめられてしまっているあたしは、やっぱり隙があるんだろうか?

 それでも、花沢類を拒否することなんて、できなくて―――

 『コンコン』

 扉を叩く音にハッとして、あたしは慌てて花沢類から体を離した。

 花沢類が、くすりと笑う。

 『失礼いたします。牧野さまのお迎えがいらっしゃいました』

 扉の外から聞こえてきた声に、類が立ち上がる。
「今行くよ。―――玄関まで送るよ」
「う、うん」

 真っ赤になっているであろう顔を隠すようにあたしは類に背を向け、バッグと上着を手に取った。

 玄関では石田が待っていた。

 「―――じゃあ、また明日学校で」
 類がそう言ってにっこりと微笑むのを、少し離れたところで見ていた花沢家の家政婦さんが驚いたように見つめていた。
「うん、また」
 あたしもちょっと笑って手を振り、石田とともに花沢家を後にしたのだった・・・・・。


 「―――花沢様は、伺っていた印象とだいぶ違うような気が」
 駐車場までの道を歩きながら、石田がぽつりと言った。
「え?そう?どこが?」
「とても静かな方だと伺ってます。あまりご自分の話をなさらず、感情を表に出されないと―――。少なくとも、あの様な笑顔を見せられるような方とは思っておりませんでした。あちらの家政婦の方も驚いておられるようでしたし―――ひょっとして、あの様に笑われるのはつくしお嬢様に対してだけなのでしょうか?」

 花沢類の笑顔。

 そう言えば、知り合ったばかりのころは、あんな笑顔滅多に見せてくれなかった。

 だから、たまに見せてくれる笑顔にすごくドキドキして、どこかに閉じ込めておきたいなんて気持ちになったっけ・・・・・

 「―――よく、わからない・・・・・」

 あたしの言葉に、石田はちらりとあたしの方を見て。
「失礼いたしました。立ち入ったことを―――」
 そう言って、頭を下げたのだった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 類のマイペースに巻き込まそうなつくし。
 さて、司がどう出るか・・・・・

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わがまま ~君に届け・風爽~

Category : 君に届け・二次~風爽~
風早くんのいると、ドキドキしてしまう。

目があっただけで鼓動が速くなって。

うまくしゃべれなくなる。

だけどそんな時も風早くんは笑顔で。

「黒沼」

わたしを呼ぶその声が優しくて。

ずっと、聞いていたくなる。

その笑顔を

ずっと見ていたくなる。

お願いずっとこのままで。

風早くんの笑顔を独り占めできたら。

―――わたし、わがままになったかな。

「黒沼がわがままだったら、俺なんかどうすんの」

風早くんが困ったように笑う。

「黒沼を、ずっと独り占めしたい。誰の目にも触れさせたくないなんて―――。俺がそんなこと考えてるって、知らないだろ」

「え―――」

「そんなこと無理なんだけど―――。でも、黒沼といるとそんなことばっかり考えてる。こういうの嫌?」

わたしは慌ててぶんぶんと首を振る。

「い、嫌なわけ、ない。わたしだって、おんなじで―――」

「うん、だから」

風早くんが、にっこりと笑う。

「もっと、わがまま言ってもいいよ。黒沼のわがままだったら、俺、どんなことでも聞けるから」

胸がキュンとなる。

その言葉に

笑顔に

―――大好き―――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この2人は、きっといつまでたっても初々しいんだろうなあ。 
 『君に届け』を読んでると懐かしくて切ない気持ちになります。

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秘密の花園 vol.13 ~花より男子・?つくし~

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 「心臓に悪いのよ、あの人は」
 
 あたしの言葉に、くすくすとおかしそうに笑いながら、美作さんが優雅にあたしの手をとる。

 今日はダンスのレッスン。

 講師は美作さん。

 いつも思っていたんだけど。

 この人からは、時折甘い香りがする。

 花の匂いなのかな。

 なんだか、優しい感じの―――

 「総二郎からすりゃあ、お前みたいのはからかい甲斐があるんだろうな。いちいち言われたことを真面目に受け止めて赤くなったり青くなったり―――見てて飽きねえよ」
「おもちゃじゃないんだから―――」
「おもちゃだったらいつか飽きる。けどお前は違うだろ?いつも同じ反応するわけじゃねえし。予想外の反応見せたりするから一緒にいる方は楽しいんだよ」

 そう言ってちょっと小首を傾げ、あたしを見つめる。

 その艶っぽい視線に一瞬どきりとする。

 ステップを踏むたびに、美作さんのきれいな髪が揺れる。

 この人の立ち居振る舞いもまた秀逸だ。

 相手をうまくリードして、下手なのにちゃんとできているような錯覚を起こす。

 なんて思っていたら、危うく足を踏みそうになって、慌てて体勢を直す。
「ご、ごめん」
「いや、気にすんな。最初はそんなの当たり前なんだから。こっちも踏まれること覚悟してっから、大丈夫だよ」
 
 美作さんの言葉に、スーッと気分が楽になる。

 やっぱりこの人は大人だ。

 優しくて、繊細で、それでいて包容力がある。

 女の人にもてるのも納得。

 もちろん、この人の女性にも負けない美しさももてる要素ではあるのだろうけど。

 「美作さんの髪って、きれい」
 あたしの言葉に、美作さんが目を瞬かせる。
「なんだよ、急に」
「前は、ウェーブがかかってたでしょ?今はきれいなストレート。パーマかけてたの?それとも今がストパ?」
「ストパ。このほうが楽なんだ、絡まなくて。司ほど剛毛じゃねえけど、俺のも頑固なくせ毛だから。それに今はストレートの方が女の子にウケる」
 にやりと笑う美作さんに、思わず溜息。
「あっそ・・・・・。女の子にもてるためにそうしたの?」
「ま、理由の1つではあるよ。誰だって嫌われるよりは好かれる方がいいだろ?どんな人間だって、始めは見た目で判断するし」
「そりゃそうだけど―――」
「お前は?」
「へ?」
「お前はどっちがいい?ウェーブとストレート」
 ぐっと顔を近づけられて。
 思わずドキッとする。
「あ、あたしは別にどっちでも―――。ただ、ウェーブの時に思ったんだけど、ああいう髪型が似合う男の人ってそういないなって。ちょっとキモイし」
「キモイ?」
 ピクリと引きつる美作さんの顔。
 あたしは慌てて首を振った。
「美作さんじゃなくて、一般的にってこと!美作さんだと―――なぜか王子様みたいに見えるっていうか―――むしろ可憐に見えるから不思議だなと思ったの。やっぱりお母さん似なのかな」
 その言葉に、複雑そうに顔を顰める。
「褒められてんのか?それ」
「褒めてるんだけど」
「―――ま、いいか。けどまあ、今はこの髪型が気に入ってるから当分変える気はねえけどな」
「何よ、じゃあ聞かないでよ」
「お前の意見が聞きたかったんだよ」

 にっこりと微笑むその笑顔に、またどきりとする。

 この人たちって。

 女の子にうけるツボを知っているというか、自分の魅力を知りすぎてるっていうか・・・・・。

 いろんな意味で気をつけなくちゃいけない人たちだ。

 ふと、美作さんの手があたしの髪に触れた。
「お前の髪って、ちょっと硬いけどきれいだよな。染めたりとかしたことねえだろ」
「う、うん」
 触れられたことにドキッとしてしまう。
「変なくせがなくて、まっすぐなストレート。まるきり、お前自身みたいだな」
 くすりと笑う。
「―――今まで、司を通して見ることが多かったけど―――これからは、もっとお前のことを知りたいな。知れば知るほど、嵌っていきそうで怖いけど―――」
「何よ、怖いって」

 「―――本気で惚れそうってこと」

 急に耳元で囁かれて。

 その甘い響きに、くらくらしてしまっているあたしがいた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちょっと時期がずれますが、わたし的にあきらの髪はストレートの方が好きなので・・・・・。
 最初から1対1で向き合っていたら、つくしは誰を好きになっていたのかな・・・・?

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恋心 69 ~花より男子・総つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
道の真ん中で、いきなり平手打ち。

頬が熱を持ち、ピリッとした痛みが走る。

―――なんで?

ただ、歩いていただけだ。

西門さんと―――

目を三角に吊り上げ、つかつかとあたしに歩み寄って来たその女は、ためらいもせずにあたしの頬を打ったのだ。

びっくりして声も出ない。

「このブス!あたしの西門さんと何してんのよ!!」

―――ブス?

そりゃあお世辞にも美人とは言えないかもしれないけど。

何で見も知らないような女にそんなこと言われなきゃなんないわけ?

むっとして口を開こうとしたあたしの前に、すっと手が差し出される。

見上げると、西門さんがあたしにちらりと目配せしていた。

「―――何してんの、あんた」

びくっと女の肩が震える。

西門さんの声は、驚くほど低かった。

「あ、あたしは―――」

「何の権利があって、牧野に手ぇ上げてんの」

「だ、だって―――」

「もう、あんたとは会わないから、連絡してくんなよ」

そう言うと、西門さんはあたしの手を掴み、さっさと歩きだした。

女が慌てて追いかけてくる。

「ま、待って!そんな女と付き合うの?あたしと別れるっていうの?」

「―――俺はあんたと付き合ったつもりはねえけど」

さっと青ざめる女。

そんな女に冷たい視線を投げ。

「あんたみたいな女、牧野と同じ土俵に立てるわけねえだろ」

とどめのように言い放ち、女に背を向ける。



「―――いいの?あれ」

「いいの。てか、お前に手を上げる奴許せるわけねえだろ」

すっと掌が頬に添えられる。

その冷たい感触に、火照った頬がピクリと反応する。

「―――ごめん、俺のせいで」

「別に―――気にしてない。言われ慣れてるし。そんなことより―――変に誤解させちゃったんじゃない?」

「何が?」

「彼女、あたしが西門さんと付き合ってると思ったみたいだよ」

「―――俺は、構わないけど」

いつになく、優しい瞳。

どきっとするような甘い声。

「俺と―――付き合ってみない?」

西門さんの声が、まるで夢の中の声みたいに、遠くから聞こえていた―――。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 総ちゃんと付き合ったらこんなこといっぱいありそうだけど。
 そんな時に特別扱いされたら嬉しいだろうなあなんて・・・・・

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秘密の花園 vol.12 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 早速始まったお穣様修行。

 それになぜかF4が代わる代わる参加して。

 今日は茶道のお稽古で、西門さんの家へ行くことになった。

 「これ以上ない講師ですものね。あちらも快く引き受けてくださったし」
 お祖母さんの言葉に、あたしの笑顔が引きつる。

 そりゃあ、次期家元が個人レッスンしてくれるというのだからこれ以上ないありがたい話なはずなんだけど。

 なんとなく、西門さんと2人きりというシチュエーションに身構えてしまうのはなぜだろう・・・・・。

 「そりゃあ、こんないい男が個人教授するんだから緊張するのは当然だろ」
 しゃあしゃあと言ってのけるセリフも、何も言い返せないのが悔しい。
「心配しなくても、稽古中に手ぇ出すような不埒な真似はしねえから安心しろよ」
 クックッとおかしそうに笑う西門さん。
 完全に馬鹿にされているようで、ムカつくったらない。
 この人と結婚なんて、絶対あり得ないと思うんだけどなあ。

 それでも稽古が始まってしまえば、西門さんの表情もがらりと変わり、きりっとした表情と優雅な立ち居振る舞いに、思わず見惚れてしまっているあたしがいた。

 「意外と筋がいいよな。本気でやりゃあ、すぐに上達するよ」

 一通りの稽古を終えた後、西門さんがそう言って微笑んだ。

 ふっと零れた優しい笑みに、どきりとする。

 いつもの嫌味な感じじゃなくて、まるで優しく包み込むような―――

 「なんだよ、ついに俺に惚れたか?」
 ずいっと顔を近づけられて、はっとする。
「そ、そんなんじゃないから!」
 プイっと顔をそむけて。

 ―――やっぱり西門さんは西門さんだ。

 なんて思っていると、急に手を握られてどきりとする。
「な―――何よ」
 その端正な顔を見上げてみると、にやにやと不敵に微笑む西門さんが、面白そうにあたしを見つめていた。
「いや―――お前も、やっぱ女だなあと思ってさ」
「どういう意味」
「ガサツで乱暴で、しとやかさとか色気のかけらもなくて、到底女としてなんて見れないと思ってたけど」
 
 ずいぶんな言いようじゃない?

 「悪かったわね。この手、離してよ」
 あたしの言葉に、西門さんはくすくすと笑って。
「まあ待てって。けど良く見てみりゃあ可愛い顔してるし、肌もきれいだし、たまに女の子っぽいこと言ったり色気なんかも垣間見える。磨けば磨くほど光るタイプなんだよな」
「急に褒められても、素直に受け止めらんないんだけど」
「いや、マジでさ。普段そんな風に見えないからこそ、たまに見える女の部分にドキッとするっていうか―――。もっと、お前のことを知りたくなる」
「―――冗談でしょ」
「そう思うか?だったら―――お前も俺のことをもっと知ってみれば?俺ら4人の中の誰を選ぶか・・・・もっとちゃんと1人1人のことを知れば、意外な答えが見つかるかもしれないぜ?」

 ―――意外な答え?

 あたしが、この人を選ぶこともあるかもしれないってこと?

 この、きれいな顔をした女たらしを―――

 確かに、お茶をたてている時の西門さんは、見惚れてしまうほどいい男だと思うけれど―――

 「―――手始めに―――俺のことを、教えてやるよ―――」

 耳元に甘い声で囁いて―――

 そのまま、西門さんの顔が近付いてくる―――

 あと1センチで唇に触れる、というところではっと我に帰る。

 「わぁっ!!」

 西門さんの胸を押し戻し、慌ててその場から飛び退くと、傍にあったバッグをひっつかんだ。
「お、お稽古ありがとうございました!!さよなら!!」
 バタバタと、まるで逃げるように部屋を飛び出して。

 西門邸の駐車場に待機していたリムジンに乗り込んだ頃―――

 
 「ありゃあ、落とし甲斐があるぜ―――」
 と言って西門さんが楽しそうに笑っていたことなど、あたしは知る由もなかった・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 まだ、総ちゃんは本気出してないかな。
 彼が本気になったら手強そうだなあ。

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恋心 68 ~花より男子・つかつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
好きだよ、ずっと

好きだったよ、ずっと。

あんたのまっすぐな目が好きだった。

いつでもあたしに道を示してくれた。

だからずっと疑わなかった。

その気持ちが変わることがあるなんて。

ずっと2人で、同じ未来を目指していたはずなのに。

「好きだったよ」

そんな目をしないで。

「愛してた」

切なげな声で、言わないで。

「そばにいてやれなくて、ごめん」

謝らないで―――

「―――バイバイ」

この言葉だけは、あたしから。

あんたの口からは聞きたくないから。

そして最後のキスを。

ずっと、忘れないように―――


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 きららには珍しい、アンハッピーの話です。
 司の話って、なかなか思いつかなくて。
 こうなっちゃいました。

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秘密の花園 vol.11 ~花より男子・?つくし~

Category : 秘密の花園 ~花より男子・?つくし~
 「知らない間に、大変なことになってたんだね」

 バイト先の和菓子屋で、優紀にこれまでのことを話していた。

 「大変なんてもんじゃないよ。今でもまだ夢なんじゃないかって思うくらい、本当に信じられないんだけど」
 女将さんにも事情を話し、新しい人が決まったら辞めさせてもらうことになっていた。
「つくしが辞めちゃうのは寂しいけど、しょうがないか、そういう事情なら」
 優紀が溜息をついて言うのに、あたしは申し訳ない気分になってしまう。
「ごめん。あたしもできれば辞めたくなかったんだけど―――」
「ああ、気にしないで。しょうがないもんね。でもたまには遊びに来てくれるでしょ?」
「もちろん!バイトできなくなる分、ひまになるから。ガンガン遊びに来るからね!」

 なんて言っていたのに。

 現実はそう甘くはなかった。

 「菅野家の人間として、恥ずかしくないよう教養を身につけていただきます」 
 にこやかにそう言ったのは、あたしの世話役として傍につくことになった瀬田亮子という30代くらいのきりっとした女性だった。
「教養って―――」
「英会話、フランス語、ドイツ語、中国語、イタリア語、それからダンスや茶道も必要ですわ。料理や食事作法、書道に華道、それから―――」
「ちょ、ちょっと待って!それをこれから全部やるの?」
 あたしの言葉に亮子さんはにっこりと笑い
「もちろんでございます。お穣様」
 と言ったのだった・・・・・。


 「牧野は英才教育を受けてこなかった分、これから詰め込まなきゃいけない。俺たちみたいに小さいころからやってない分、大変だと思うよ」
 そう言って類が穏やかに笑う。
「ぜんっぜん遊ぶ時間なんかありゃしない。こんなんで結婚相手まで決めろなんて、無茶じゃない?」
「その分、こっちから会いに行くよ」
 さらっと、類の口から零れた言葉にあたしは一瞬動きを止める。
「え―――」
「勉強なら多少手伝えるし。牧野と一緒にいられる時間が減るのはもったいないから」

 にっこりと微笑まれて。

 頬が熱くなるのを感じる。

 「きゅ、急に何言ってるの。結婚なんて、勝手に言ってるだけなんだから別に花沢類まで気にしなくたって―――」
 ドキドキと胸が高鳴るのを抑えるようにそう早口で言うと、類が楽しそうにくすくすと笑う。
「緊張すると、早口になるよね、面白い」
「か、からかわないでよ!」
「からかってなんか、ないよ」

 突然真剣な口調になったかと思ったら、類があたしの手を握った。

 「こないだの言葉も、冗談なんかじゃない。牧野が司を選ぶならそれでいいと思ってたけど―――俺にもチャンスがあるなら、今度はあきらめない。牧野と結婚できる可能性があるなら、俺はそれにかけるよ」

 どう見ても真剣な顔でそう言われて。

 ビー玉のような瞳にじっと見つめられて動けずにいると。

 突然上の方から声が降ってきた。

 「牧野!」

 その声の方を驚いて見上げれば、非常階段の入り口からこっちを見下ろしていたのは道明寺で―――
「言っとくが、俺はお前を他の野郎に渡すつもりはねえからな!類にもだ!!」
「はあ?何言ってんのよ、あんた。あたしはもともと誰のもんでもないんだから、渡すも何もないでしょうが!」
「うるせえ!とにかくお前が俺以外の男を選ぶのなんか、絶対認めねえからな!!」

 道明寺の俺様な言い方に、こっちもついむきになる。

 「冗談じゃないわよ!あんたにそんなこと言われる筋合いないっつーの!あたしはあんたなんか絶対選ばないんだから!」
 あたしの言葉に、道明寺の表情が険しくなり、カーッと赤くなる。
「てめえ・・・!俺を侮辱するつもりか!」
「ばっかじゃないの?誰を選ぶかなんて、あんたに指図される筋合いはないっつってんの!」
「じゃあ・・・じゃあ、類ならいいってのか!類と結婚するつもりか!?」
「だからなんで―――」
「俺は、そのつもりだけど」
 
 少しエキサイトし始めた2人の会話に類の穏やかな声が響き、空気が一瞬で変わる。

 「司と結婚っていうのも面白そうだけど、きっとそうやってけんかが絶えないんだろ?そんな結婚、疲れそうだし。牧野との相性だったらきっとおれの方が合うんじゃない?」

 にっこりと、楽しげに微笑む類に。

 さすがの道明寺も呆気に取られていた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 タイプの違う男4人。
 だけど知れば知るほどその魅力にはまっていきそうな・・・・・
 あーどうしよう。まだCPの相手が決まりません~。

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恋心 67 ~花より男子・類つく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
ここは非常階段で。

その踊り場の手すりに背中をつけていて。

どこにも逃げられない感じ?

そして、目の前には花沢類の笑顔。

「―――何で?」

「何が?」

「どうしてこんな状況になってるの?」

「―――それは、牧野が悪い」

「どうして」

「俺を挑発するから」

「―――いつ」

「さっきから。今日のかっこ、すごい可愛い」

「普通のかっこだよ。単なるワンピース」

「―――短すぎる。そんなかっこ、俺以外の前でしないで」

「な、何言ってんの。関係ないじゃ―――」

ない、と言おうとして。

その唇を塞がれる。

逃げる間もなく。

そして、甘いキスの後、耳元に囁かれる。

「関係ないなんて、言わせない」

甘い、甘い告白。

「牧野は―――俺のものだから」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 類にこう言ってもらえたら幸せ♪
 というセリフをつくしに向かって言わせるのが好きです♪

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秘密の花園 vol.10 ~花より男子・?つくし~

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 「お嬢様、それは困ります」
 石田が困ったように首を傾げた。
「だって、急に辞めるわけにはいかないもの。せめて新しい人が入るまでは―――」
 あたしの言葉に、それでも石田も首を縦に振らない。
「お穣様をお守りする立場としては、すぐにでも辞めていただかないと―――」
「だから、すぐには無理なんだってば」
 負けじとあたしが言えば、石田も険しい顔で腕組みをする。

 リムジンを前に、2人で睨みあっていると―――

 「何してんだ、お前ら」
 後ろから声をかけられ、あたしが振り向くとそこには西門さんと美作さんが並んで立っていた。

 
 「そりゃあお前、石田がかわいそうってもんだろ」
 学校近くのカフェで3人でテーブルを囲むという、ちょっと珍しい光景。
 美作さんの言葉に、あたしをむっと顔を顰めた。
「だって、急にアルバイトやめろだなんて。あの和菓子屋さんにはお世話になってるんだから、そんな簡単に辞めらんないよ」
「けど、前とは状況が違う。そんなとこでバイトしててもし何かあったらって、石田の立場なら心配するのも無理ねえだろ。お前がバイトしてる間、誰かがそれを見張ってなきゃいけないって状況も有り得る」
 美作さんの言葉に西門さんも頷き―――
 あたしはげんなりとした。
「何それ―――。いいよもう、わかった。とりあえず女将さんに話して新しい人が決まるまでってことにしてもらうから」
「ま、慣れるまではいろいろ大変だろうけど頑張れよ。窮屈なこともあるだろうけど、今までと違って金に困ることはなくなるわけだから」
 何となく楽しそうに西門さんが言う。
「まあ・・・・・お金に困らないっていうのはありがたいけど。慣れるまでって、どのくらい?慣れないことだらけで全然想像つかないよ」
「まあ、嫌でも慣れてくだろ。大体、俺らと結婚でもすることになればそれがずっと続くわけだし」
 にやりと笑ってあたしを見る2人。
 何となくぎくりとして、身構えてしまう。
「そ、それはもっと想像つかないんだけど―――」
「そうか?意外と快適だと思うぜ。女の扱いにかけちゃ俺らの右に出る奴なんていないし」
「総二郎のはちょっと意味違うけどな。けどマジで、お前が結婚するんなら俺らくらいのやつじゃなきゃつとまんねえと思うぜ?」
「どういう意味よ?」
「その辺の男で収まるか?お前が」
 美作さんの言葉に西門さんも頷き・・・・・。
「でも、あんたたちで務まるとは限らないでしょ?だいたい、あんたたちがあたしと本気で結婚したがってるなんて思えない。何企んでるの?」
 あたしの言葉に、2人は顔を見合わせた。
「―――まああれだ。俺たちももうすぐ18。そろそろ見合いの話なんかも出てくる」
 西門さんが、急に真剣な表情になって話し始めた。
「家のための結婚も、そういう家に生まれたんだからしょうがねえってずっと思ってた。俺たちの自由なんて、あってないようなもの。結局は親の引いたレールの上を歩かされてるだけなんだって諦めもあった。けど―――そういう考えが、最近ちょっと変わってきたんだよ」
 その言葉に頷き、美作さんが口を開いた。
「ああ。牧野、お前と会って・・・・・俺らの中の何かが少しずつ変わり始めたんだ。それはきっと、他の女といたんじゃ感じなかったことだ。お前だから、そう思えたんだって思ってる。だから・・・・・もし自由に結婚相手が選べるのなら、その相手はお前がいいって、そう思ってたんだよ」

 ―――は?

 あたしは自分の耳を疑った。

 何言っちゃってるんだろう、この人たちは。

 結婚相手を選ぶならあたし?

 なんなのそれは。

 「今回の話は、俺たちにもチャンスだと思ってる」
 西門さんがにやりと笑った。
「今までは、パンピーとの結婚なんて家が認めるはずねえって思ってたから最初から眼中になかった。だけどお前が菅野家の人間だってわかった今、親が反対することは考えられねえ。だったら―――本気出してやる」
「本気って―――」
「お前と、結婚するってことだよ」
「おい、まだ早いぜ。俺だって本気だ。司だって黙ってねえだろうし―――たぶん類もな」

 信じらんない。

 本気?

 この2人が?

 一番あり得ないって思ってたことが、今目の前で展開されて。

 あたしはここ数日で、何度目かのパニックに陥っていた・・・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 友達だと思ってた人が突然恋愛対象になってしまったら、当然戸惑うもの。
 あれ、そういえばバイトは―――?

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