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*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
*閲覧については自身の責任においてお願いいたします。
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*このブログの無断転載複製を禁じます。
*万が一このブログをお読みになって不快感を感じられたとしても責任は負いかねますのでご了承ください。

ご主人様! vol.16 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
「ご主人様、朝――――」


全部言い終わる前に、布団の中からにゅっと腕がのびてきて、あたしの手を掴む。


「うわっ!」


そのままグイっと引っ張られ、ベッドの中へ引きずり込まれる。


「ちょ―――っ、る―――ご主人様!」


ぎゅうっと抱きしめられるのを、かろうじて胸を押してきっとその顔を睨みつける。


そんなたしを見て、にこりと笑う類。


この―――っ


「もう、遅刻しちゃうでしょ!」


「いいじゃん。俺、もう少し牧野とくっついてたい。せっかく一緒に暮らしてるのに、牧野ちっとも構ってくれないし」


「だって、あたしはこの家のメイドなんだから―――」


「けど、俺専属でしょ?俺の言うことには従ってくれなきゃ」




あたしは、今花沢家のメイドとしてここに住んでいる。


類にプロポーズされて、あたしも類が好きだと告白したけれど―――。


花沢家に嫁入りするにはやっぱりあたしはあまりにもこの家のことを知らなさすぎるんじゃないか―――


そう思ったのだ。


だから、大学を卒業するまでは、この家でメイドとして働かせて欲しいと言ったのだ。


そして、その様子を類の両親にも見て欲しいと。


類の両親もまた、あたしのことは人づてに聞いていることしか知らないのだから、それはあたしと同じで。


だから、あたしのことを知って欲しいと思った。


そして、類のパートナーとして認めて欲しいと。


そして、類はそのあたしの申し出を受け入れる代わりに―――


「じゃあ、住み込みのメイドになってよ。もちろん俺専属の」


という条件を出してきたのだ。


そうじゃなければすぐに結婚して。


いつになく強引な類の言葉。


それだけ、類にとっては緊迫した状況だったってこと、あたしは後から聞かされたんだけど。


でも、まだ結婚したわけではないし、メイドの身なのだから、寝室は一緒にはできないと、そこはあたしは譲らなかった。


それを不満に感じてるのかどうか―――


毎朝、類を起こすのはあたしの役目。


そのたびに、こうしてベッドの中に引きずり込まれているのだ・・・・・。


「―――せっかく、一緒に住んでるのに」


拗ねたような目が、あたしを見つめる。


そして―――


「おはようのキスくらい、ゆっくりさせてよ」


そう言って、素早く唇を重ねる。


そして、すぐにそれは離れたけれど―――


「もう、遅刻しちゃ―――」


そう、文句を言おうとして―――


再び、唇を塞がれる。


今度は深くて、長い―――


頭が真っ白になるくらい熱いキスだった・・・・・。


「んっ・・・・・・は・・・・・・類―――ってば!」


やっとのことで、その胸を押し返す―――と、いたずらっ子のような瞳が、あたしをとらえた。


「また、罰ゲーム、する?」


「な―――っ」


開けた口をパクパクさせるあたしを見て、類がおかしそうに笑う。


「今度は、どんなのがいいかな?」


まるで、新しいおもちゃを与えられた子供のように―――


だけど、その手は力強くて―――


あたしの腰にしっかりと回され、決して緩まない。


「―――今日は、大学休まない?2人で―――」


その瞳に、怪しい光がともった気がした・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 最近全く更新していないB&Sの方も、更新したいな―なんて思って日々妄想しているので、こちらの話もちょっと怪しい雰囲気になっちゃったかな?
 でもなかなか、話がまとまらなくて・・・・・
 お問い合わせ、たくさんありがとうございます!
 いずれちゃんと更新したいと思ってますので、ちょっと待っててくださいね~

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ご主人様! vol.15 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
「父さんから、電話がかかってきた」


類が、静かに話し始めた。


『俺と―――結婚してくれる?』


突然のプロポーズに、あたしはしばらくフリーズしていた。


そんなあたしを変わらず見つめながら、類が話し始めた内容はこうだった。


「俺が、牧野以外の女と結婚するつもりがないってことはよくわかったって。でも―――牧野の方はどうなんだって言われた」


「へ・・・・・・」


あ、あたし・・・・・?


「俺が、牧野を好きなのと同じくらい、牧野も俺のことを好きなのかって―――もし、俺だけの一方的な気持ちなら、結婚することはできないだろうって言われたよ。だったら―――他の令嬢と結婚した方が花沢のためだって」


「花沢の―――」


「そう。花沢を俺が継ぐためにね。けど、相手が牧野でも俺が結婚すればそれは会社のためになるって言われた。要は、俺には伴侶が必要なんだって。一緒に会社を支えていけるような伴侶が・・・・・。牧野に、その覚悟はあるのかっていうのが、父さんの知りたいことなんだ。でも―――父さんには悪いけど、俺にはそんなこと関係ない」


「関係ないって・・・・・」


はっきりと言い切った類の顔を、あたしは戸惑いながら見つめた。



類には兄弟がいない。


だから、花沢の家を継ぐのは類しかいないはずなのだ。


それは、きっと小さなころから類にも当たり前のように刻み込まれていたことだと思うのだけれど―――



「―――俺は。もし牧野が俺と結婚してくれると言ってくれたとしても―――それを、会社のためとは思いたくないし、たとえ家族でも父さんや母さんにそんな風には言われたくない」


類は、淡々と語りかけるように続けた。


「俺が、牧野と結婚したいのは牧野が好きだから。会社のためじゃない。花沢を継ぐからって、その重荷を牧野に背負わせるようなことはしたくないだ。俺は―――俺と一緒にいたいと思ってくれる牧野と結婚したい。俺だけを見てくれれば―――それだけで、いいんだ」


そう言って、類があたしを見つめた。


あたしの手を握る類の手に、力がこもる。


「誰にも―――渡したくない」



―――類のためなら、何でもできる。


―――困っているなら、あたしがなんとかしてあげたい。


そんな風に、思っていたけれど―――


類が望んでいるから、結婚してあげる―――


なんていうのは、違うよね・・・・・。


類が求めているのは、本当のあたしの気持ち―――。


だったら、あたしはそれに答えなくちゃいけない・・・・・。


「類―――ううん、ご主人様」


「え?」


あたしの言葉に、類が驚いたように目を見開いた。


「あたし、今は花沢家のメイドだよね?」


「ああ、まあね」


「だったら、今はその仕事を一生懸命やることがあたしの役目。そのあたしの姿を―――類のご両親にも見て欲しい」


「牧野・・・・・」


「あたしは――――やっぱり、家族って大事だと思うから。あたしと、類だけの問題じゃないと思うから―――」


「牧野、それは―――俺と、結婚してくれるっていうこと?」


「―――あたし、類が好きだよ」


類の表情が、驚きに変わる。


「あたしも、類の傍にいたい。ずっと、一緒にいたい。だから―――そのために、できることをしたい。ずっと類といるために・・・・・あたしのことを、認めて欲しい」


全部、言い終える前に抱きしめられていた。


いつの間にか人気のなくなったカフェテリアで。


類の温もりが、あたしを優しく包んでいた・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 家のことを考えていないようで、類もちゃんと考えている人だと思ったので、きっとつくしならそれをくみ取ってあげられるんじゃないかとこういう展開にしてみました。
 と言っても、やっぱり類にとって一番大事なのはつくしちゃんだと思うんだけどね。

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ご主人様! vol.14 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
「やっぱり、やめておけばよかった」


類が、ムスッとした表情で不機嫌に言った。


大学のカフェテリアで、仕事を終えてきた類と2人、コーヒーを飲んでいた。


さっきまで一緒にいた美作さんと西門さんは『やぶへびになりそうだから』と退散していた。


「何が?」


「―――罰ゲーム。メイド服で、大学になんか来させるんじゃなかった」


「??なんで?」


自分で言うのもなんだけど。


こんな格好させられて恥ずかしい思いをしてるのはあたしだけだ。


見てる人は面白がってるだけで―――


「―――みんなが、牧野を見てる」


「それは―――珍しいからでしょ?」


「だけじゃ、ないよ。ここに来る前、すれ違った男が言ってた」


「なんて?」


「―――牧野が、可愛かったって」


その言葉に、思わず固まる。


言われなれないことを言われると、どう反応していいのかわからない。


類が、そんなあたしをちらりと見る。


「―――総二郎とあきらは、何か言ってた?」


「あの2人なら、完全に面白がってたよ。2人とも涙流して笑ってたもん」


「ふーん・・・・・けど、油断はできないな」


また、ふいと顔をそむける。


どうにもご機嫌斜めみたい・・・・・。


「類、何かあったの?」


「何かって?」


「や、何となくご機嫌斜めかなあなんて・・・・・」


「―――別に」


その言葉とは裏腹に、声は低く、目も伏せがち。


―――案外、わかりやすいよね。


「―――あたしには、言えないこと?」


「え?」


ちょっと驚いた様子であたしを見る類。


「困ってることがあるなら―――あたしにできることなら、力になるけど」


それは、本心。


類のためなら、なんだってしてあげたいって、いつも思ってる。


そう思って類の目をじっと見つめる。


と―――


「―――なら、言うけど」


真剣な表情で、類もあたしを見つめ返した。


「な―――何?」


ドクンと、胸が鳴った。


ちょっと、失敗した―――かも?


「俺と―――結婚してくれる?」


そう言って類は、あたしの手をぎゅっと握ったのだった。


まるで、あたしに逃げ場はないというように―――



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 むむ、急展開?
 いや、そろそろクライマックスにしようかなとは思ってたんですけどね。

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恋心 79 ~花より男子・あきつく~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「どうぞ、お姫さま」

おどけた調子で、優雅にあたしの前に紅茶を置く美作さん。

「―――ありがと」

むせかえるような花の香りのたちこめる温室の中。

白いテーブルセットに招かれたあたしは美作さんを前にちょっと緊張気味で。

「―――おいしい」

「それは良かった。あんまり緊張するなよ。こっちまでドキドキしてくる」

「だって・・・・・」

色とりどりの花を眺めながら美作さんとお茶するなんて。

そんな機会があるなんて、考えたこともなかった。

『美作さんの家のお花って、すごくきれいだよね』

そんな風に言ったのが始まりで。

『新しい花入れたから、見に来れば』

そう言われて、1人胸を躍らせながら来てしまった。

『あいつらに知られたら、文句言われそうだけどな』

そう言いながらもどこか楽しそうで。

2人だけの秘密に、あたしはドキドキしていた。

「いつでも来いよ。やっぱり花を見るなら、女の子と一緒の方がいいし」

「そんな人、いくらでもいるでしょ?」

「そんなことねえよ。外でならいくらでも会うけど・・・・・ここまで入れられるのはお前だけ」

その言葉にドキドキしながら。

「どうして?」

「俺って神経質だから。私生活にずかずか入り込んでこられるのはいくら恋人でもなかなか許せないとこあって。けど、

お前は違う。なんていうか―――そのままの俺でいられる感じ」

「そのままの?」

「隠す必要を感じない。このまま一緒に暮らし始めても別に違和感なくいられそうな気がする」

にっこりと微笑んでそんなことを言うもんだから、あたしの心臓は落ち着かなくなる。

でも―――

それって、あたしは恋愛対象外ってことだよね。

その事実に、なぜか胸が痛む。

わかっていたことだし、もともと友達以外のなにものでもない。

なのに、この胸の痛みはなくならなくて・・・・・

「ここには、お前しか入れない」

あたしの気持ちも知らずに、美作さんの声が甘く響く。

まるで心臓を鷲掴みされているようで。

苦しくなる。

「だから―――お前も、俺にしとけよ」

「―――え?」

「1人で会いに来るのは―――俺だけにしとけって言ってんの」

あたしを見る目が、どことなく甘さを含む。

「―――意味、わかる?」

どう答えたらいいかわからなくて。

でも、じわじわと胸に広がるのは確かに嬉しい気持ち。

気づけば、頬を涙が伝っていて。

美作さんのきれいな指が、あたしの涙を拭うように頬に触れていた・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 わたしの書くお話を読んでいただいてる方はすでにお気づきかと思います。
 わたしはつくし大好きなので、ほとんどのお話でつくしがもててるし、つくしがヤキモチ妬かれるパターンが多いんですけども。
 あきつくの時は、なぜか逆パターンのお話が多かったりします。
 やっぱり優しいあきらが好きなので。
 つくしを優しく包み込んで欲しいなあと思っちゃうんですよね。

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ご主人様! vol.13 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
「―――で、それが罰ゲーム?」


手で口を抑え、体を震わせながら涙目でそう言ったのは美作さん。


「考えたなぁ、類にしちゃあ」


そう言ってにやにやしてるのは西門さん。


もう、あたしは穴があったら入りたいような気分で。


でもこれが罰ゲームと言われれば、そうするしかない。


メイド服を着て、2人と一緒にお茶してる姿は大学のカフェテリアではやっぱり浮きまくっていて、学生たちがみんな何事かとあたしをじろじろ見て行くのが背中に感じる視線でわかった・・・・・。


類の考えた罰ゲームとは。


『今日1日、メイドでいること』


というものだった。


仕方なくあたしはメイド服で大学に。


で、言いだした類は仕事で朝からでなくちゃいけないというので―――


「いやぁ、お前がその格好でずんずん歩いてくる姿は見ものだったぜ。わき目も振らず真っ赤な顔して―――あれ見たときは、とうとうお前も類と一線を越えたかと思ったぜ」


おかしそうに笑いながらそう言う美作さんを、あたしは横目で睨みつけた。


「もう、こうなったのは美作さんのせいでもあるんだからね!」


「は?俺?―――って、昨日のことか?」


「なんだよ、あきら。お前なんかしたの?」


西門さんが不思議そうに首を傾げる。


「ん?いや、昨日のパーティーでさ、牧野がやけに可愛かったからダンスに引っ張り出したんだよ。途中で類に掻っ攫われたけどな」


「へ~え、それが類の逆鱗に触れたわけか」


完全に面白がっている2人に、あたしは溜息をつく。


「だけど、わかんない。類ってああいう人だった?確かに機嫌が悪くなると怖い時もあったけど、もっと穏やかだった気が―――」


あたしの言葉に、2人が顔を見合わせた。


「あいつのは、穏やかっていうのとはちょっと違うけどな。人と関わるのが面倒なだけで。もともと自分の感情には素直な奴だ。だから、牧野の前だと素のあいつが出てるんだよ」


西門さんの言葉に、あたしはちょっと考えた。


自分の感情に素直―――


確かにそうかも。


少なくとも、あたしといる時の類は思ってることを全部さらけ出してくれる。


だとしたら、類は本当はすごく熱い人・・・・・・?


「あいつには、本当にお前が必要なんだよ。それを邪魔しようとするやつは、たとえ俺達でも容赦しないってこと。ま、俺たちは面白くって良いけどな」


そう言ってにやりと笑う西門さんと、美作さん。


面白がってる―――


それも事実だけど、きっと友達として、心配もしていたんだと思う。


ずっと類のことを避けていたあたしに、何度も電話やメールで連絡してきた2人。


『せめて、類には連絡しろ』


示し合わせたように同じ内容のメールが来た。


『このままじゃ、あいつはダメになる』


あたしに会えなくなったくらいで、類がダメになるはずない。


類はそんな弱い人じゃない。


あたしは、そんな風に思ってたけど―――。


「お前と出会わなければ、そうだったかもな。けど、お前らは出会っちまった」


美作さんが言った。


「もう、類にとってお前は切っても切り離せない存在なんだよ。今更、出会う前には戻れない。そう思って、お前も覚悟を決めるんだな」


と、西門さん。


―――覚悟・・・・・。


その言葉を頭の中で繰り返す。


そうして、あたしの中で何かが形になり始めたのを感じた時―――


カフェテリアに、類が入ってくるのが見えた・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ちょっと間があいてしまいましたね。
 ストーリーは出来上がってるんですけども、文章にするのがなかなか大変です。
 がんばりますよん。

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ご主人様! vol.12 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
花沢類は、あたしにとってかけがえのない存在だ。


それは、本当にずっと思っていたこと。


初恋の人だし、ずっと好きな人。


恋愛感情ではなくなっても、それはずっと変わらなくて。


だけど―――


道明寺と別れてからは、ずっと避けていた。


類に気を使わせたくなかった。


だけど、それだけじゃなかったかもしれない、と今なら思う。


類は、いつだってあたしの中で特別な存在だったから。


だから、『特別な友達』から『特別な好き』に変わるのが、怖かったのかもしれない・・・・・。




類とパーティーに行って、ずっと類の傍にいて。


類が、女の人を避けるためにあたしを連れてきたんだと思ったら、胸が痛くなった。


そう。


胸に引っかかっていたのはそれだったんだ。


あたしは、類が好きで。


類にとっても『特別な好き』でありたかったんだ・・・・・。





「ご主人様、そろそろ大学に行きたいんだけど」


あたしの言葉に、反応はない。


ふかふかのベッドの中、スースーと花沢類は寝息を立てていて。


あたしはその類の腕の中、しっかりと抱きしめられていた。


カーテンの隙間からは、朝の陽射しが覗いていて―――。


あたしはどうしたものかと溜息をついた。


ベッドに2人で寝てるからって、別に何かあったわけじゃない。


パーティーの後、2人で花沢邸まで戻って、その後は当然着替えてあたしは家に帰るつもりだったんだけれど。


『まだ、帰らないで』


そう類に言われて、少しだけ話して帰るつもりが、いつのまにか寝てしまっていた。


たぶん、『シャンパン、もらったんだ。一緒に飲もう』と言われ、シャンパンを傾けながら話していたのがまずかったんだろう。


のみ口の良いシャンパンで、気付けばボトルは空になっていて。


いい気持ちになって、ついつい気が緩んでしまったんだと思う。


どうしてベッドに寝てるんだろうとか、どうして類に抱きしめられてるんだろうとか、疑問はあるのだけれど、でもちゃんと服もきているし、類も昨日と同じ格好(もちろんスーツではない)だし、2人の間に何もなかったことは感覚でわかる。


時間はすでに8時を過ぎていた。


「―――ねえ、類、遅刻しちゃうよ」


もぞもぞと体を動かしてみると―――


「―――罰ゲーム」


と、突然耳元で囁かれ、あたしは飛び上がりそうになる。


「ひゃあっ!?」


「くっ・・・・・いい反応」


類が、おかしそうにあたしを見つめていた。


「な・・・・・おどかさないでよ!」


「ごめん、でも―――何回かな」


「何が?」


「俺のこと、『類』って呼んだよね?」


「あ――――」


やばい。寝てると思ってたから―――


「今のだけじゃないよ。昨日も―――何度も類って言った。パーティーの間も仕事の時間だから、『ご主人様』って呼ぶんだったよね?」


「だ、だって――――!」


「さて、罰ゲーム・・・・・・何してもらおうかな?」


にっこりと、天使の―――いや、悪魔の微笑み。


心の底から楽しんでいるようなその笑顔に、あたしの背中に冷たいものが流れた気がした―――。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 どんな罰ゲームがいいかなあ?


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ご主人様! vol.11 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
「牧野は俺にとって大事な人。だから―――父さんの勧めるどっかの令嬢なんかと結婚するつもりはない。そう言ったんだ」


―――令嬢?


―――結婚?


初耳な話に、あたしは呆然とするしかなかった。


「大学に入ったころから、縁談の話は腐るほど上がってた。もちろん全部断ってたけど―――最近結構しつこくて。それでも俺が頑なに拒否するもんだから、母親が怪しんだらしい」


「じゃあ、それで・・・・・?」


「うん。そこでタイミングよく牧野がメイドになったのを知って」


―――タイミング良過ぎでしょ。


「母親は、喜んでくれたよ。俺が、全く女の子に興味がないんじゃないかって心配してたらしいから。そういう相手がいるってだけで喜んでた。問題は父親の方。すごく厳しい人だから・・・・・相手によっては絶対に許さないって」


さーっと血の気が引く音がした気がした。


てか。


いつの間にか、何でそんな話になってたの?


あたしの知らない間に、あたしは類の花嫁候補になってたってこと?


「本当は、俺1人で来て挨拶だけしたら帰るつもりだった。だけど、父親はこのパーティーに顔出したらまたすぐにフランスへ戻るから、絶対牧野をパーティーに連れて来いって―――」


「それで、あたしを―――?でも・・・・・」


「牧野を連れてくれば、牧野から目が離せなくなる。あきらも来るってわかってたし、あんなドレス着てたらきっと目立つって思ってたから、なるべく早く帰りたかったんだ。それなのに―――」


そう言うと、類はちらりとあたしを睨んだ。


「ちょ―――ちょっと待って。だって―――あたし、利用されてるのかと―――」


「利用?なんのこと?」


怪訝な顔で首を傾げる類。


「あの・・・・・類が1人でいたら、いろんな女の人にダンスに誘われるから・・・・それを避けるために、あたしを連れて来たのかと―――」


あたしの言葉に、類は目を瞬かせた。


「そんなわけ、ないじゃん。別に牧野がいなくたって誰かとダンスするつもりなんてないし。そんなの、1人でいたってちゃんと断れるよ」


―――そ、それもそうか。


自分の興味のないものには、徹底してそっけない人だったっけ、花沢類って人は・・・・・・。


―――じゃあ、あたしが勝手に勘違いしてただけ―――なの?


何となく恥ずかしくなって類から目をそらすと、すっと類があたしの頬に手を伸ばした。


どきんと胸が鳴る。


「―――ひょっとして、ちょっと元気がなかったのって―――そのせい?俺が、牧野を利用したと思って―――?」


間近に顔を覗きこまれ、頬が熱くなるのを感じる。


「ご、ごめん、あたし―――」


「疲れたのかと思ってた。パーティーとか、あんまり好きじゃないのに無理やり連れて行ったから・・・・」


「そ、それは・・・・・好きじゃないのは本当だけど・・・・・」


「―――牧野」


じっと目を見つめながら名前を呼ばれ、あたしは類の顔を見上げた。


ビー玉みたいにきれいな瞳が、あたしをじっと見つめていた。


「俺―――牧野が好きだよ」


胸の鼓動が、ドクンと跳ね上がる。


「結婚なんて、どうでもいいって思ってたけど―――でも―――」


類の瞳が、揺れていた。


「もしも結婚するなら―――やっぱり相手は牧野以外には考えられない・・・・・。牧野となら―――いや――――牧野と、一緒にいたいんだ。これからもずっと―――俺の傍に、いて欲しいんだ・・・・・」


類の、真剣な瞳から、あたしは目をそらすことができなかった・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あれ?ちょっと予想外な展開になっちゃったな。
 類くん、わたしの思考から勝手に飛び出しちゃってる感じです。

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恋心 78 ~花より男子・F3×つくし~

Category : 恋心 ~花より男子・F4×つくし~
「ごめん」


そんな言葉が聞きたかったんじゃない。


あたしは道明寺の頬を打った。


本当はこんなんで気が晴れるわけないけど。


もう開放してあげる。


「あんたなんか、いらないよ」


こみあげてくる涙をぐっと堪える。


道明寺に背を向けて。


その場を後にする。


二度と、振り返らずに。




「お帰り」


類の優しい笑顔。


「飲みに出も行くか?」


美作さんの優しい声。


「俺と、新しい恋でもはじめてみる?」


西門さんのからかうような言葉。


「お断り」


強がって笑ってみせるあたし。


だけどきっと、この人たちには通用しない。


くしゃりとあたしの髪を撫でる優しい手。


―――強がらなくていいよ―――


そう言ってくれてるみたい。


頬を暖かい涙が流れる。


あたしは大丈夫。


だってこんなに優しい仲間がいてくれる。


あいつがいなくたって・・・・・


きっと、大丈夫。



                      fin.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こちらも久しぶりの恋心シリーズです。
 知らない人のために説明しますと、恋心シリーズというのは短編読みきりのお話になります。
 拍手のお礼用に書いていたお話を時々こちらにもアップするようにしてます。
 ときどき気に入ったお話があると連載になったりもしますが、基本、読み切りのお話です。
 これはこれで、お楽しみいただければ嬉しいです。

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ご主人様! vol.10 ~花より男子・類つく~

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「よお、類。ちょっと牧野借りたぜ」


にやりと、美作さんが笑う。


「―――牧野はものじゃないよ。行こう、牧野」


そう言って、類はそのままあたしの手を握り、くるりと美作さんに背を向け歩きだした。


「ちょ―――ちょっと、類?」


あたしは『ご主人さま』と呼ぶのも忘れ、そのまま手を引かれながらも後ろを振り返った。


美作さんは必死に笑いを堪えているような表情で―――


あたしに気付くと、ひらひらと手を振って見せたのだった・・・・・。




類はあたしの手を引いたまま、会場の外へと飛び出した。


「―――類!ねえってば!」


あたしの声に、ようやくその足を止めたのは、会場から少し離れた人気のない公園に着いたころだった。


「―――いいの?出てきちゃって」


「―――言ったでしょ。父さんが来れば、俺は帰ってもいいって。あいさつが終わったらさっさと帰るつもりだったのに―――」


不機嫌そうな―――微かに悔しそうな声に、あたしは首を傾げる。


類はずっとあたしに背中を向けていて、どんな表情をしているかはわからない。


「美作さんには、何か言って来なくてよかったの?」


その言葉に、類の肩が微かに揺れる。


「必要ない」


「でも―――」


その瞬間、類がくるりと振り向いたかと思うと、怒ったような顔であたしをじっと見つめた。


「―――何で」


「え?」


「なんで、あきらと踊ってたの?」


「なんでって―――美作さんに誘われて―――っていうか、強引に引っ張られたというか」


別に、ダンスがしたかったわけじゃないけど、美作さんは友達だし。


そんなに嫌がることでもないし・・・・・


だけど、類はあたしの言葉が聞こえてないようにちょっと目を伏せると、溜息をついた。


「だから―――いやだったんだ」


「え?何が?」


「―――あきらが来ることはわかってた。だから―――牧野と会えばああいうこともあると思ってた。だから、あきらには会わせないようにさっさと帰りたかったのに」


類の言葉に、あたしはますますわけがわからなくなる。


だって、このパーティーに一緒に出て欲しいって言ったのは類だ。


あたしは単なるメイドなのだから、別に一緒に行く必要はなかったはず。


だから、あたしが連れて来られたのは他の女性を避けるためだって、そう思ったのに。


「―――何で、あたしをパーティーに連れて来たの?」


素直に疑問を口にしてみる。


類は、ちらりとあたしを見て、再び小さく溜息をついた。


「―――どうしても、見たいって言うから」


「え?誰が?」


「―――父さん」


「―――――え―――――ええ!?」


父さんて、あのお父さん?


さっきバルコニーで会った?


あのロマンスグレー?


「な―――なんで?どういうこと?」


あたしがそう言うと、類は―――


今度は、盛大な溜息をついて、またあたしを見つめた。


ちょっと恨みがましそうな目で・・・・・


「母親が―――俺の行動を調べさせてたんだ」


「調べさせてた?」


「両親がフランスにいるって話はしたでしょ?仕事の都合で、ここ3年くらいはフランスに住んでて、たまに帰って来てもほとんど俺と話すことなんてないんだ。でも、俺ももう大学生だし、周りでは俺くらいの年で婚約するような話がざらだ。で、俺にそういう相手がいるのかって、気になって―――」


「調べたの?」


「ああ。で、最近俺が牧野をメイドとして雇ったって知って―――すぐにわかったらしい。女の勘だなんて言ってたけど―――。で、今度のパーティーで父親に紹介しろって、ドレスを送ってきた」


「ちょ―――ちょっと待って。じゃ、あのドレス、類のお母さんが?」


「ああ。うちの母親―――あきらのところほどじゃないけど、女の子にはピンクとかレースのドレスを着させたいって思ってたらしくて―――自分には娘がいなかったから余計にかな。牧野に、ぜひ着せて欲しいって」


―――な、なんか混乱してきた。


てことは、さっき類のお父さんがあたしのことをじっと見てたのって―――


「あ・・・・・あの、類?」


「うん?」


「一体・・・・・あたしのこと、お母さんたちになんて言ったの・・・・・?」


新しいメイドとしてあの家に行ったあたしのことを聞いて、すぐにわかったって、何が?単なるメイド―――とはいわなかったってこと、だよね?


そして、たぶん単なる友達だとも言ってない・・・・・ってこと、だよね?


「―――――俺が、牧野のことを両親になんて言ったかって?」


類の言葉に、あたしは頷いた。


類はあたしをじっと見つめて――――


そして、ふっと柔らかく微笑んだ。


「―――俺の、大事な人だって、言ったよ」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ご主人さま』と、もっとたくさん呼ばせたいんだけど、なかなか難しいなあ。
どうしようかな??

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