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ご主人様! vol.9 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
「類・・・・・」


類のお父さんはちょっと驚いたように目を見開き、再びあたしを見た。


「じゃあ、このお嬢さんがお前の言っていたーーー」


「新しいメイドの牧野だよ」


類が、まるでお父さんの言葉を遮るように言った。


「そうか。君が・・・・・」


そう言ってあたしをじっと見つめるその視線に、あたしはなんだか居心地が悪くなってくる。


「あ、あの・・・・・」


「父さん、いつまでもこんなとこにいていいの?」


類の言葉に、はっとしたようにあたしから視線を外す。


「ああ、そうだった。いや、来てすぐにちょっと苦手な人物と顔を合わせそうになったものだから、慌てて逃げてきたんだ」


そして、またあたしの方を見ると、今度はにこりと穏やかに笑った。


「それでは牧野さん、わたしはこれで失礼するよ。仕事、頑張ってくれたまえ」


「は、はい。ありがとうございます」


そう言って頭を下げ―――


また顔を上げた時には、その姿は会場へと消えていたのだった。


その瞬間、あたしの体からは力が抜け、ほ―――っと長い溜息をついたのだった。


そんなあたしを見て、類がくすりと笑う。


「緊張した?」


「もんのすごい、した!」


そう言ってから、あたしは類をじろりと睨んだ。


「―――お父さんが来るなら来るって、先に言っておいてよ!」


「言わなかったっけ?これ、うちの両親の主催だって」


「それは聞いたけど!類がほぼ取り仕切って、お父さんは最後にちょっと顔出すだけだって!だから顔はあわさないって!」


「うん、でも俺、『たぶん』って言ったでしょ?」


しれっとそう言う類に、あたしは二の句が告げず―――


「さ、これ飲んで。ちょっと休めば落ち着くよ」


にっこりと天使の笑顔でシャンパンを差し出され―――


あたしは素直にそれを受け取った。


―――もう、反発する気にもなれないや。


だいたい、花沢類に勝てるはずないんだから。


なんでって、そりゃあ類には悪気が一切ないから。


その笑顔と、ビー玉のような透き通った瞳に。


あたしはきっとずっと敵わないんだよね・・・・・。


「―――もう父さんが来たから、俺は帰ってもいいと思うんだけど―――ちょっと、挨拶しなきゃならない人がいるんだ」


「類―――じゃなかった、ご主人様が?」


「うん。俺の手掛けた仕事で親交のできた人だから―――あ、あれかな。ごめん牧野。ここで休んでて。すぐ終わらせるから」


「あ、うん、気にしないで、いってらっしゃい―――」


と言っている間に、類の姿は見えなくなってしまった。


―――やっぱり、なんだかんだ言っても花沢家の跡取りだよね。


ちょっと浮世離れしているようで、自分の仕事はしっかりしているところはさすがだと思った。


そんなところを見ると、やっぱり自分とは別世界の人間のような気がしてくる。


ふと、道明寺のことを思い出しそうになって、慌てて頭を振った。


と、その時―――


「お前、何してんの?」


その声に驚いて顔を上げれば、そこにいたのは―――


「美作さん!?なんでここに?」


そこにいたのは、黒いスーツをスマートに着こなした美作さんだった。


「なんでって、俺、招待客だし」


「そ、そうなの?」


類は何も言ってなかったけど―――


知らなかったのかな・・・・・?


「ま、予定では親父が来ることになってたんだけど、海外から帰ってくるのが遅れちまって、急きょ俺が来ることになった」


「そうなんだ」


「そのドレス、可愛いじゃん。なんかお前っぽくねえけど」


「―――やっぱり?」


「いや、けど似合ってるよ。お前って意外とピンク似合うのな。普段から着ればいいのに」


「それは・・・・・恥ずかしいし・・・・・」


顔をひきつらせるあたしに、美作さんはおかしそうに笑う。


「お前のそんな姿見られただけでも今日は来た甲斐あったな。そろそろ帰ろうかと思ってたんだけど―――なぁ、1曲踊らねえ?」


美作さんの言葉に、あたしは驚いて目を剥く。


「む、無理!ダンスなんてできないよ!」


「心配すんな。俺がリードうまいの知ってるだろ?」


「でも―――」


「いいから、来いよ」


そう言ったかと思うと、美作さんはあたしの腕を掴み、会場へと足を踏み入れた。




一瞬、周りがざわついた気がした。


曲に合わせて、美作さんがステップを踏む。


あたしの腰に腕を回し、体を引き寄せながら耳元であたしに指示をする。


「右、左、そう―――うまいじゃん、その調子」


なんだか耳元に囁かれる声がくすぐったいけれど―――。


リードのうまさはさすがだった。


そうして、ダンスに集中しかけた時だった。


周りが再びざわついたかと思うと、突然後ろから腰に手を回され、グイと引き寄せられた。


「キャッ?」


思わず声を上げると―――


「―――何してんの、あきら」


それだけで、かなり機嫌が悪いとわかるほど低い声が、あたしの頭上から聞こえてきたのだった・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 やっぱりパーティーと言えばダンス。
 ダンスと言えばあきら。
 あきらのリード・・・・いいなぁ・・・・・

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いいですね~。次は、どんな展開か楽しみです。
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