FC2ブログ

プロフィール

きらら

  • Author:きらら

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

さくら咲く

HeroRisa
HeroRisa

GIFアニメ
GIFアニメ
*Before it reads*


*このブログは名探偵コナン・ごくせん・花より男子・君に届け&ゲーム(ラブレボ・新撰組など)の二次小説のブログになります。
*このブログは管理人個人によるファンサイトです。 原作者や出版社等とは何の関連もありません。
*あくまでも管理人の二次世界の小説ですので、人によってはイメージに大幅なずれがある場合もございますのでご注意ください。
*閲覧については自身の責任においてお願いいたします。
*このブログについての誹謗中傷・クレームなどの書き込みはおやめください。
*このブログの無断転載複製を禁じます。
*万が一このブログをお読みになって不快感を感じられたとしても責任は負いかねますのでご了承ください。

ご主人様! vol.21 ~花より男子・類つく~

Category : ご主人様! ~花より男子・類つく~
そうだ。これ21話だった。
小話のタイトル、20話になってましたよね。
やっちまった・・・・。
後で直しておこう。
で、ようやくお話がたまったのでこちらでまとめました。
読まれた方も、初めて読まれる方も楽しんでいただけると嬉しいです♪



「こんな形でお前に会うとは思ってなかったな」

ふっと微笑んだ道明寺は以前よりも大人っぽく、少し疲れているようにも見えた・・・・

「ごめん、忙しいのに」

「ふは、お前が謝るなんて天変地異かよ」

「・・・・・だって」

「心配すんな。俺なら大丈夫だ」

道明寺はそう言って笑うと、革張りのソファーに深く腰掛けた。

長い脚を組み、少し伏せ目がちに溜息をつく。

その様子はまるで映画のワンシーンのようで・・・・

思わず見惚れてしまっている自分に驚く。

バカバカ、見惚れてる場合じゃないんだってば!

「・・・・総二郎たちから話は聞いてる。たぶん、そろそろ類が来るころだな」

「え・・・・ちょっと待って、わたしあの2人からここに行くように言われただけで、何も聞いてないんだけど―――」

「ああ、それでいい」

「は?」

「お前は、そこにいりゃあいいんだよ。俺に任せろ」

「だって・・・・」

「類が好きか?」

「え」

道明寺の、まっすぐな視線に心臓が鳴る。

かつて、あたしが好きだった道明寺の目が、そこにあった・・・・。

「・・・・・好き、だよ。あたしは・・・・花沢類が好き」

だからこそ、道明寺に嘘はつけない。

あたしも、道明寺の視線をまっすぐに見返す。

と、道明寺がにやりと笑う。

「それでこそ牧野だ。そうじゃなくちゃな」

その時だった。




―――バタン!!!!!!―――




もの凄い音を立てて、部屋の扉が開いた。

「牧野!!」

そこにいたのは花沢類で・・・・

肩で息をしながら部屋に入って来ると、道明寺には目もくれず、つかつかとあたしに近づき―――

そのまま何も言わず、思いきりわたしを抱きしめたのだった・・・・




「こらこら、俺を無視するなよお前ら」

道明寺が苦笑する。

「・・・・何で、こんなことになってるの?」

そう言いながら類はあたしを離し、じろりと道明寺を睨みつけた。

「悪いな、急に。1ヶ月こっちにいることになったんだが急に決まった話で俺付きの家政婦が用意できてねえんだよ」

「用意できてないって・・・・家政婦なんていくらでもいるだろ」

「俺につけるのは俺のことを全部理解できてるやつじゃなきゃダメなんだよ。そんなやつ簡単に用意できるかよ」

まあ、確かにね・・・・

道明寺につく家政婦なんてあたしだったら絶対いやだわ

「だからって・・・・牧野は今、俺の家の家政婦なのに」

「ちゃんとおやじさんの許可は取ったぜ?」

「俺は許可してない」

「花沢の当主の許可を取ったんだ。何も問題はねえだろ」

にやりと笑う道明寺に、眉間のしわを深める花沢類。

うわぁ、もう胃が・・・・・吐きそう・・・・

「とにかく、牧野の主人はこの俺だ。類、おまえは帰れ」

ぞくりと鳥肌が立った。

道明寺の冷たく圧倒的なオーラが、その場の空気を全て支配しているようだった。

周りの空気なんてどこ吹く風で、いつも自分のペースを崩すことがなかった花沢類が

明らかに道明寺のペースに巻き込まれていた。

ぐっと唇を噛んだ類の表情は、今までに見たことがないものだった・・・・・




長い沈黙の後、類が、ふっと息を吐いた。

まるで、ずっと息を止めていたかのように顔色が悪かった。

「―――今日は、帰る」

「類・・・・」

「諦めたわけじゃないよ。また明日来る。今日は・・・・頭を冷やしたい」

そう言って類は弱々しく笑うと、くるりと向きを変え、部屋から出ていってしまった。




「はあ・・・・・・・・・・・・・」

脱力して床に座り込んだあたしを見て、道明寺は吹き出した。

「ふは!はっはっは!なんだよお前、そのざまは!」

「だってあんたが・・・!」

「ふ・・・・・俺様の迫力にビビりやがったか」

「・・・・類のあんな顔、初めて見た」

「あいつも今必死なんだろ。学生の身で企業の代表として曲者ぶっとばしていかなきゃいけねえんだ」

「ぶっとばすって・・・・」

「そのくらいの気持ちがなきゃできねえってことだよ。お前の前ではそんな顔見せねえだろ、あいつ」

「そういえば・・・・・」

類の、そんな企業のトップとしての顔なんて・・・・・

「見たこと、ない」

「あいつと結婚するなら、あいつのそういう顔も知っといた方がいいんじゃねえか」

そうなのかな・・・・・

そんなこと、考えたこともなかった。

花沢類と結婚するということの意味。

ただ、好きなだけじゃダメなんだ・・・・・

ぎゅっと、胃が痛くなるような感覚。

あたし・・・・

もしかして今、大変な状況になってる・・・・?




「牧野は、何もしなくていいんだよ」

翌日、再び道明寺邸を訪れた類があたしにそう言った。

「だって・・・・」

「俺は、牧野に花沢の仕事をして欲しいなんて思ってない。むしろ、して欲しくない」

「して欲しくない・・・・?」

「牧野には・・・・何も知らないままでいて欲しいんだ。ただ、牧野らしくいてくれればいい。俺が帰る場所でいてくれたらいいんだ」

優しく微笑む類。

類の言いたいことは、なんとなくわかる。

仕事を家に持ち込みたくない。

仕事の話をしたくない。

仕事している時の顔を、あたしに見せたくない。

類はそう思ってるんだ・・・・・。

でも、あたしはそれでいいの?

類の家で、類の働いたお金でごはんを食べて、類の働いたお金で買った洋服を着て

類の・・・・・

花沢という家で、ただ類を待つだけの生活で・・・・・

たぶん、類はあたしに好きなことをさせてくれる。

誰と会うのも、どこへ遊びに行くのも

でも、そんなときもあたしは花沢のお金を使うのに・・・・・

それでいいの・・・・・?




「類、来てたのか」

「司」

道明寺が部屋に入って来るなりあたしをじろりと見た。

「でかけるぞ」

「あ・・・うん」

今日は、あたしも道明寺に同行することになっていた。

そのために、高級な仕立ての紺のスーツを着せられていた。

「・・・がんばって」

類はそれだけ言って部屋から出ていってしまった。

「・・・・行くぞ」

道明寺もそのことには何も触れず、部屋を出るようにあたしを促した。

「・・・・何もしなくていい。ッつーか、何もするなよ」

「わかってるよ」

何も言わないし、何もしないから同行させてほしい。

そう言ったのはあたしだった。

道明寺と付き合ってる頃ももちろん、道明寺の仕事してる姿を見たことなんてなかった。

見たいとも思わなかった。

でも・・・・・

今、あたしはそれを見なくちゃいけないと思ったのだ・・・・。



まさに秒刻みのスケジュールだった。

あたしなんかが口を挟む余裕なんかあるはずもない。

道明寺の仕事ぶりは凄まじく、そこにあたしの知っているあの道明寺司はいなかった。

休む間もなく次から次へと仕事をこなし、移動中に用意されていたサプリを飲むだけで食事も取らずに動き回る。

何か食べなくて体がもつのだろうかと思っていると、取引先との会食で食事を取る。

そう、食事の時間までも仕事に組み込まれているのだ。

当然ゆっくり味わっている時間などなく、また次の仕事へ向かう・・・・。

道明寺邸に戻るころには日付が変わっていた。




「疲れたか?」

「あたしは別に・・・・お疲れ様」

あたしの言葉に、道明寺はにやりと笑った。

「ふ・・・・驚いたか?」

「うん・・・・」

「明日も来るか?」

「いいの?」

「気の済むまでやってみりゃあいい。お前の中で答えが見つかるまで」

「・・・・ありがと」

この人は、何もわかってないようでちゃんとあたしの気持ちを理解してくれてる。

あたしの気持ちを理解して―――

類と生きていくために、あたしがあたしらしく生きていくために、どうしたらいいか

今あたしがそれを模索してるんだってことを、ちゃんと理解してくれてる。

「じゃあ、明日な」

「おやすみ」

ネクタイを取りながら肩で風を切って歩いていく道明寺。

脱いだコートや上着、ネクタイを粛々と受け取り黙って道明寺の後について行く西田さん。

あたしは2人の姿が見えなくなるまで見送り、それから自分の部屋に戻った。

携帯を見ると、西門さんからメールが来ていた。

『どっちと結婚する?』

「・・・・まったくもう」

でも、西門さんと美作さんが作ってくれたこの状況には、正直感謝してる。

だって、きっとあたしはわからないままだった。

何もわからないまま類と結婚して、フラストレーション抱えたまま生きていくことになっていた。

と思うと、この機会を無駄にしちゃいけないと強く思う。

とりあえずは明日のために、ちゃんと睡眠を取ろう。

そう思って、あたしは着ていたスーツを脱いだのだった・・・・・。



「・・・・何で類がいるの?」

翌朝起きたあたしの前に、なぜか花沢類。

しっかりとスーツを着込んでベッドの横に置かれた椅子に優雅に座ってあたしを見つめていた。

「おはよ」

「おはよ・・・・じゃなくて!何で―――!」

「おう、起きたか」

扉が開き、入ってきたのはこちらもスーツを着た道明寺。

「どういうこと?なんで・・・・」

「仕事だよ」

「仕事・・・・?」

「ああ。だから類を呼んだんだ。ほら、さっさと着替えろ」

にやりと笑い、再び部屋を出ていく道明寺。

わけがわからず惚けるあたしを見て、にこりと笑う類。

「牧野、あと10分」

「え!?わ、ちょっと待って!!すぐ着替える!てか、類出てってよ!」

「なんで?」

「花沢類!!!」




「・・・お前、化粧くらいしろよ」

「時間が・・・・」

「おい」

「はい」

車に向かいながら、道明寺に声をかけられた1人の女性があたしについて歩きだす。

大きなリムジンに乗り込み、その女性が手早くあたしに化粧を施し始める。

道明寺は西田さんが読み上げる今日のスケジュールを黙って聞きながら英字新聞を広げ

花沢類は退屈そうにあくびをし、すぐに目を瞑り寝てしまった。

「・・・・説明して欲しいんだけど」

「いきゃあわかる」

「・・・・花沢類」

「ごめん、眠いから後にして」

・・・・・殺す



 いつもご覧頂きありがとうございます。
↓こちらのランキングにもご協力いただけたらうれしいです♪
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ 0574
お気に召していただけましたらこちらをクリックしてくださいませ♪
いつも励みにさせていただいてます

拍手お礼小話はこちらから!

スポンサーサイト

非公開コメント